2022.11.03

住む

【お茶産地の消臭テク】冷蔵庫や電子レンジの悪臭には…え、賞味期限切れの茶葉が効く!?【捨てないSDGs】

こんにちは!鹿児島県でとうもろこしや西洋野菜を栽培する農家の瀬川知香です。わたしの暮らす南九州市はお茶の一大産地で、近所のお茶農家から茶葉をいただくことが多いんです。でも申し訳ないんですがいただきすぎて、賞味期限内に飲めないことも。そんな茶葉を捨てずに生かす消臭テクがあるんです。「え、ただ置くだけでいいの?」と驚くかも。んじゃ、やり方を詳しくお見せしますね!

捨てちゃう“茶殻”で「パンケーキ」作ってみた!“新茶”を飲んで&食べて免疫力爆上げ~!【食べるSDGs】




茶葉の賞味期限はパッケージにも記載がありますが、未開封でおおよそ半年から1年程度のものが多いです。

一度開封した茶葉は空気や湿気の影響を受けて劣化が急速に早まるため、パッケージに書いてある賞味期限は適用できません。1~2週間のうちに使い切ることをおすすめします。

でも、全部使いきれない、ということもよくありますよね。ときには、賞味期限を何年も過ぎてしまったり、開封してから時間が経ち、お茶の味が劣化していたり…なんてことも。

でも、捨てるのはちょっと待ってください!茶葉に含まれる「カテキン」効果で「消臭剤」として役立つんですよ!

茶葉消臭剤が活躍!おすすめスポット3選

茶葉はニオイが気になる箇所に置くと効果を発揮しますが、特に以下のスポットがおすすめです。

1. 冷蔵庫



日ごろから「冷蔵庫のニオイが気になる」という人も多いのではないでしょうか。茶葉を皿、もしくはコップに入れて置くだけで、他の食品のニオイを吸収してくれます。

2. 電子レンジ



冷蔵庫同様、電子レンジの中のニオイが気になる人も多いはず。

そんなときは茶葉を皿に盛り、電子レンジの中に入れて3時間ほど待てばOK。もしくは、600Wで2分ほど加熱しても。お茶の香ばしい香りが広がり、嫌なニオイが軽減されますよ。

2. 靴やブーツ



1日中履いた靴から、なんともいえぬニオイが…といった経験ありますよね~。ブーツを履く機会が増えるこれからの季節は、特に悩ましい…。
そんな時も茶葉が役に立ちます!お茶パックやだしパックなどに茶葉を入れ、靴やブーツの中にポンっと入れて置いておくだけ。





特有の蒸れたニオイが減っていることを実感できますよ♪ 靴を履く前にお茶パックを取り出すことをお忘れなく!


茶葉のアロマ=茶香炉にはリラックス効果も!



お茶の葉に熱を加えて、香りを楽しむための香炉のことを「茶香炉」といいます。

香炉の中にろうそくを立てて、その熱で上皿の茶葉を温めて香りを出す道具で、部屋に漂うお茶の香りが気分をリラックスさせ、消臭効果もあります。

わたしは来客前に茶香炉を用意することが多く、皆さんお茶の香りに喜んでくれます。市販の芳香剤などは香りが強すぎてちょっと苦手…という方におすすめです。


火の取り扱いには十分お気をつけください!

デリケートな茶葉の保存法は?

古くなった茶葉の活用方法についてご紹介しましたが、やっぱりお茶は飲んで味わっていただくことが一番です!

なので、お茶をなるべく劣化させず、保存する方法を紹介します。

1.開封前は冷蔵・冷凍で

開封前の茶葉は、冷蔵もしくは冷凍保存が長持ちします。ただし、茶葉はほかの食品のニオイを吸収しやすいため、開封前でもニオイの強い食品といっしょに保存するのは避けましょう。

茶葉は温度の変化や湿度に大変弱く、冷蔵(冷凍)庫から茶葉を取り出してすぐに封を開けると、温度差で結露を起してお茶が一気に劣化してしまいます。

冷たいところで茶葉を保存していた場合は、封を開けるときに必ず常温に戻してから開けましょう。常温に戻す際、数時間程度では常温に戻りきらないため、丸一日常温で置いておくと確実です。

2.開封後は密封&冷暗所で

開封後もできるだけ長持ちさせるには、密封できる容器に移し替え、棚の中など暗いところで常温保存するのがおすすめ。温度変化や湿気、光など劣化が早まる要素を避けて保管することで、開封後も2週間程度はおいしく飲むことができます。



お茶がおいしいまち「南九州市頴娃町」に遊びにきて~!



わたしは、南九州市の頴娃町というところで農業を営み、自分たちで栽培した作物を活用した加工品の製造なども行っています。

また、家族と農業に従事する傍ら、古民家を改装した宿2軒の運営と、農業体験のプログラムを実施しています。「ふうっ」と、ひと息つきたくなったらぜひお越しください。





上の2枚の写真は、お茶畑の中にポツンと佇む「大野岳の麓 茶や、」です。
1日1組限定の宿泊施設兼農産物加工場ですが、茶畑が広がる絶景を貸し切りで楽しめます。



こちらは、築70年越えの古民家を改装した「暮らしの宿 福のや、」です。
こちらも1日1組限定の宿泊施設。頴娃のまちを暮らすように楽しんでほしいという想いで運営しています。

今後も季節の移ろいと共に、畑の様子や宿、まちの様子を鹿児島県からお届けしていきますね!


頴娃のお福分け

瀬川知香(せがわ ちか)さん

鹿児島生まれ、鹿児島育ち。高校卒業後、旅行業界を志し、大阪の旅行系専門学校に進学。大阪の旅行代理店、高知県の観光協会、鹿児島県内の観光系NPO法人勤務を経て2015年に南九州市頴娃町に移住。これまでの観光業での経験を活かし、宿泊施設の運営や農業体験プログラム「畑旅(はたたび)」の企画等を行う。2018年にとうもろこし農家に嫁ぎ農業にも従事するようになる。農業と観光の連携に邁進する。

★暮らしの宿 福のや、(宿泊施設案内)
https://www.fukunoya-ei.com/
★大野岳の麓 茶や、(宿泊施設案内)
https://chaya-ei.jimdofree.com/
★頴娃のお福分け(畑の様子や農産物の案内)
https://eino-ofukuwake.jimdofree.com/

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