2023.01.06

遊ぶ・休む

【いまさら人に聞けない】電動キックボード「LUUP」を実際に使ってみた!登録から返却まで詳細レポ♪

最近、街中のアチコチで同じ型の「電動キックボード」を見かけます。コンビニやマンションの入り口などのちょっとしたスペースに、“ポート”なる基地が設置されて数台並んでいます。みなさんも見たことありませんか?こちら、電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」というそうです。以前から気になっていたのですが、今回は実際にライドしてみようと思います!まずはアプリ登録をして…ドキドキ!

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スマホで簡単に利用できるシェアリングサービスLUUP


株式会社LUUPが運営する「短距離移動アプリ」。それがLUUP。
https://luup.sc/#lp_hero

LUUPは「街中を『駅前化』するインフラをつくる」をミッションとして、電動・小型・一人のりのマイクロモビリティのシェアリング事業を行っている会社です。
LUUPのモビリティがある「ポート」があればどこからでも乗れて、設定された好きな場所に返せる、ほぼ乗り捨てできるという便利な移動手段。
現在は小型電動アシスト自転車と電動キックボードのシェアリングを東京・大阪・横浜・京都にて展開中です。

アプリで予約・決済も簡単にできるので、お出かけ先で「あ、ちょっと乗りたい」と思ったその時に乗れるのがとっても便利。
ちなみに、LUUPが借りられるポート、東京の分布図はこんな感じ。



多い多い!埋め尽くさんばかりに設置されています。
たとえば渋谷区は・・・



これだけたくさんポートがあれば、思い立った時にすぐ乗れますね。
しかも、このポートの数だけ「返却場所」もあるということ。
それぞれの場所に返却枠が設定されているので、枠が埋まっていたら返せませんが、何せポートはたくさんあるので、仮に1箇所埋まっていても近くに返せるところがあるでしょう。
ホームページにある「街じゅうが、スタート地点」というのも真実みがあります。

自転車もいいけれど、電動キックボードに興味津々

自転車は子供の頃から乗り回していましたし、今もたくさんの方が利用している便利な乗り物であることは存じていますが、やはり気になるのは電動キックボード。



最近は子供たちが乗り、地面を蹴っている姿を時々見かけますね。
また世代によっては映画「Back to the Future」で主人公マーティが子供たちのキックボード(キックスケーターというらしい)を奪い取り、無理やりスケボーにしたシーンでおなじみの乗り物です。

かなりしっかりした電動キックボードへの道

「乗りたい!」と思ったらすぐ乗れるのは事実ですが、そのための準備をしなければなりません。
具体的には、アプリ登録後に、①免許証の事前登録、②事前テストの合格が必要です。

LUUPは新事業特例制度で定められら利用エリアで乗ることができるとされ、LUUPの電動キックボードは「小型特殊自動車」扱いとなります。
よって乗るのには免許証が必要、かつ原動機付自転車の運転資格のみでは乗れないのです。
公式サイトにある乗車資格のある免許一覧がこちら。

・普通自動車運転免許
・大型自動車運転免許
・中型自動車運転免許
・準中型自動車運転免許
・大型特殊自動車運転免許
・大型自動二輪車運転免許
・普通自動二輪車運転免許
・小型特殊自動車免許
・大型自動車第二種運転免許
・中型自動車第二種運転免許
・普通自動車第二種運転免許
・大型特殊自動車第二種運転免許

もちろんLUUPで電動キックボードに乗る時は、運転免許の携帯が必要です。

さらにアプリで交通ルールテストを受け、合格しなくてはなりません。
このテスト、「全問正解」が必須。
私は二段階右折と小回り右折を間違えて一度落第しました。

交通ルールの確認に加え、禁止行為もチェックしておかねばなりません。



とにかく安全第一。「便利さ」と引き換えに街中を危険にしてしまうことは許されないのです。

これらをクリアして、レッツライド!

LUUPというものを知らなければ全く気づくことがなかったであろうポート。



お店の前とかマンション1階の小スペース、建物と道路の間のちょっとした隙間・空きスペースなどにあります。
早速乗ってみましょう。



この写真の赤丸で囲っているところに、QRコードがありますね。
これをLUUPアプリでパシャリと撮ります。

青丸で囲っているところはスマホホルダー。
つまみを回してガッチリホールドできます。

返却場所を設定すれば、あとは乗るだけ。
とっても簡単~♪

と、思うでしょ?
実際どうだったかと言いますと、そんなに簡単ではありませんでした。

電動キックボードって、こんなに怖いの??と叫びたくなるほどファーストライドは怖かったです。



改めてこの写真のオレンジ丸をご確認ください。
これが車でいうところのアクセル。
これを右手の親指で押すことによって、キックボードが進みます。

これが怖い。

親指を軽く引っ掛けるだけで、ボードに立ってるだけの体がそのまま進むんです。
フルスロットルでおそらく15キロほど出るのではないでしょうか。
恐ろしくて私は10キロ前後がやっとでした。

初めて乗る場合は、車通りの少ない小道(人通りも少ない方が良い)をゆっくりまっすぐ走ることから始めるべき!とアドバイスしておきます。

私はまず小道で乗ってみようと思い、キックボードを押して移動。
意を決して乗り始めるも、あまりのよろよろ具合に工事現場前の交通整備のおじ様から目を背けられました。
見世物じゃないけど、見ちゃいけないものでもないのよ。

そして歩いているおじい様に追い抜かれました。
さらにスケボーの若者にも追い抜かれました。(もはやBack to the Futureの世界観に感動すら覚える)



写真のピンクの丸をご確認ください。
これ、ウィンカーです。曲がる時に使うやつです。

ただ、初乗りの時は曲がることすらままならないので、ほぼ使わないかも知れません。
曲がる時は、降りる時。降りて押して歩く。それを恥、もったいないなどと思う必要は一切ないのです。

返却する時にもルールをきちんと守りましょう

LUUPのポートには青い枠が設定されています。
機体はその中に並べて停め、停車した写真を撮影して完了です。



アプリでこのように写真を撮ることができます。



初乗り後は、足が少しガクガクしました。
身体中に力が入っていたのか、次の日は若干の筋肉痛(全身)。
公式サイトの動画のように、颯爽と乗れるようになるためには、何度か練習をしなくてはなりません。
それでも、2回目のライドではそこまで酷くはなかったので、慣れてしまえばきっともっと快適になることでしょう。

私から提示しておきたい注意事項

今回実際に体験して、これは絶対に伝えたいと思った注意事項をいくつか並べます。

まず、乗るときの靴。



スニーカーなどヒールがない靴をお勧めします。
ある程度の高さまでならヒールがあっても良いようですが、キックボードは思いの外グラグラし、バランスが繊細です。
しっかり踏ん張れる靴をお勧めします。

続いて、乗っているときの姿勢です。



公式サイトでもこのように説明されていますが、特に「背筋」は伸ばしておいた方がバランスがとりやすいです。
乗りながらどういう姿勢が乗りやすいか試してみましたが、へっぴり腰や猫背などより、スッと背筋を伸ばし顎を引いてまっすぐ前を向いている時が一番安定しました。

そしてカバンです。

斜め掛けのショルダーやリュックなどはいいと思いますが、ハンドバッグやトートバッグなどはあまり向かないと思います。

また、乗ってみると意外と地面のガタガタを拾います。
坂道を下る時は結構加速します。
危ないと思ったら、迷わず降りて押しましょう。

とっても細かいことですが、ルールを守って、安全に、快適に、電動キックボードを利用してみましょう!

※電動キックボードは小型特殊自動車扱いとなるので、ヘルメット着用の義務はありません。ですが、転倒などの際のリスクを考えヘルメットの着用も視野に入れましょう!

※2023年1月執筆当時の情報です。

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