2023.03.14

食べる

【罪悪感の塊めし】こりゃ飲めるぞ!バター1箱溶かして…「バターアヒージョ」作ってみた♪バターって尊い

管理栄養士のともゆみです。芸能人の家事初心者3人が家事を学ぶテレビ番組『家事ヤロウ!!!』では、バターのプロが考える究極のバター料理をいろいろと紹介していました。気になったのは、3人が大絶賛していたバターを1箱全部使った「バターアヒージョ」。本来はオリーブオイルを使うところをバターに変えて作るそう。バターを1箱丸ごと使うのはちょっと勇気が要りますが、トライしてみたいと思います♪

【リュウジレシピ】オイルじゃなく生クリーム⁉異様なビジュアルの「真っ白なアヒージョ」作ってみた!

昨今、世間はバターブーム。バターおにぎり、バターアイス、バタースナックなどバター商品が次々と販売され、1世帯当たりの年間購入額も2019年からうなぎ上りだそうです。そこで疑問が…。

一番おいしいバターの食べ方って何だろう?

そこで番組では「究極のバター料理」と称して、バターのプロ4人が超簡単だけどバカうま!な料理を披露していました。
わたしが気になった「バターアヒージョ」を教えてくれたのは、「雪印メグミルク」メニュー開発担当の矢野奈央子さん。

わが家では普通の「アヒージョ」はよく作りますが、「バターアヒージョ」を作るのは初めてです。どんな仕上がりになるのでしょうか。
ではさっそく作っていきましょう!

「バターアヒージョ」の材料と作り方

【材料】
鶏むね肉…200g
白ワイン…大さじ1
塩…小さじ1/4
こしょう…少々
有塩バター…200g
ブロッコリー…1/4個
ベーコン(薄切り)…4枚
赤パプリカ…1/2個
にんにく…1かけ

null

【作り方】
1.  鶏肉を一口大の大きさに切り、ボウルに入れます。

null

2.  白ワイン、塩、こしょうを加え、手でよく揉みこみます。白ワインを入れることにより鶏肉の保水性がUPして、肉が柔らかくなります。

null

3.  ブロッコリーは一口大に切り、沸騰した湯に入れ中火で2分茹でます。

null

4.  ベーコンは約2cm幅に切ります。赤パプリカは一口大、にんにくはみじん切りにします。

null

5.  フライパンにバターを入れ、弱火で溶かします。バターは焦げやすいので弱火でじっくりと溶かします。

null

6.  バターが溶けたら鶏肉とブロッコリーを入れてフタをして弱火のまま2分煮ます。

null

7.  ベーコン、赤パプリカ、にんにくを入れてフタをし、弱火でさらに2分煮て鶏肉に火が通っていれば完成です。

null

めちゃめちゃおいしい!飲んじゃいたいほど(笑)

バターの摂取量がハンパなさそうですが、せっかくなので気にせずに食べちゃいます。今日は特別で。

null

めちゃめちゃおいしいじゃないですかっ!もっとくどいかなと思いましたが、そんなでもないですね。液体になっているからか、サラッとしています。鶏肉がやわらか~♡ バターの塩味も絶妙です。クリーミーさも加わりまろやかになっています。番組では「飲んじゃいたいほど」と言っていましたが、わかります、その気持ち。具材のチョイスもすごくいいです。ソースが絡みやすいブロッコリーに、さっぱりとした鶏むね肉とジューシーな赤パプリカと旨味のあるベーコン。それぞれがいい仕事をしつつも、うまくまとまっています。

子どもには茶碗1杯のご飯に大さじ1のアヒージョのソースを混ぜて、皿に盛り付けて具をのせました。上にパラパラと粉チーズをかけてあげたらとても喜び、結局4杯も食べました♪

null

バターとオリーブオイルの違い

通常、アヒージョはオリーブオイルを使うのですが、バターとオリーブオイルって何がちがうのでしょうか?

バターは原料である牛乳の脂肪を集めた動物性の油です。成分の80%以上が脂肪ですが、比較的消化が良く、効率的にエネルギーに変えることが出来るという長所があります。
オリーブオイルは、オリーブという果実から得られる植物油です。主成分がオレイン酸で、悪玉コレステロールだけを減らし血管の老化を防ぎ、動脈硬化や心筋梗塞の予防が期待できるとされています。

オリーブオイルは体にいい油とされている一方、バターの脂肪は飽和脂肪酸と呼ばれ、摂り過ぎると血中コレステロールや中性脂肪を増加させ、動脈硬化を進行させる可能性があります。ただし飽和脂肪酸を控えすぎると、本来その食品から摂れる他の栄養素が不足してしまう可能性があるので、結局はいろいろな油をバランスよく適度に摂ることが体にとってはいいのです。

「バターアヒージョ」を初めて作りましたが、とてもおいしく出来ました。子どもにも大好評でした。ただし、動物性の油は胃もたれを起こしやすいので、おいしいからと言って食べ過ぎには気を付けてくださいね。

参考文献:
からだのための食材大全 NHK出版
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社

Pick up

Related

Ranking