2023.03.22

食べる

【農家直伝】日本古来の大豆ミート!?「凍み豆腐」をとんかつに入れてみた!ヘルシーなのにお肉感スゴ♡

みなさん、凍み豆腐(しみどうふ)って知ってますか?薄く切った豆腐を寒い時期に屋外に干し、乾燥させて作る伝統的な保存食です。同系列の食品として、高野豆腐があります。わたしもたまに買うんですが、煮物でしか使ったことはありませんでした。そんなときに福島県の農家から教えてもらったのが、「凍み豆腐入りとんかつ」。大豆ミート的な感じになるのかしら…?気になりすぎるのでさっそく作ってみましたよ!

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凍み豆腐は、東北地方や信州で伝統的に作られてきた保存食。高野豆腐も、多少作る過程が違いますが、同じように豆腐を寒風にさらして乾燥させる保存食です。どちらも、そのままだと乾燥したスポンジみたいですが、含め煮にするとだし汁をたっぷり吸って、とってもおいしいですよね♡

今回作るのは、豚の薄切り肉で凍み豆腐を巻いた「凍み豆腐入りとんかつ」ですが、豚肉のエキスを凍み豆腐がたっぷり吸ってくれそうな予感♪ 期待を込めて、クッキングスタートです!

肉肉しくて食べ応えバツグン♪「凍み豆腐入りとんかつ」





材料(2人分)
凍み豆腐…2枚(4~5cm角ほど・合計約16g)
豚ロース薄切り肉…8枚(約200g)
薄力粉…適量
溶き卵…1個分
パン粉…適量
塩・こしょう…各少々
揚げ油…適量

作り方


1.
凍み豆腐はお湯に浸して十分に戻した後、よく水気を絞り1枚を6等分にする。



2.
豚肉を広げて両面に塩、こしょうを振り、片面に薄力粉をまぶす。薄力粉をまぶした面で凍み豆腐を巻く。



3. 薄力粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつける。



4. 170°に熱した油でからりときつね色になるまで揚げる。油を切り、お皿に盛って完成。



真ん中が凍み豆腐なので、表面の豚肉に火が通ればOK。お手軽ですね~。



さっぱりといただくため、くし形に切ったレモン(分量外)を添えました。



形状は一口カツの大きさですね。レモンをぎゅっと絞り、いざお口へ。
お!これは新しい。サクッとした衣の中から、ふんわりした程よい食感のお肉、そして凍み豆腐が現れます。

凍み豆腐の食感は、かなりお肉と一体化した感じで違和感がありません。そして事前の予想通り、凍み豆腐がしっかり肉汁を吸ってボリューム満点です!でも、豆腐なのでヘルシー、というお得な気分になりますね(笑)。

味付けは、塩、こしょうをしっかりめにしたので、わたしはレモンだけで十分でしたが、ソースをかけても柚子胡椒をのっけて食べてもおいしそう。



ちなみに、今回選んだ凍み豆腐は、昔ながらの製法で作られていて、お湯で戻してもそれほど厚みが出ないものでした。
大豆の風味が強く、ふつうのとんかつにはないヘルシーさが感じられて、わたし的に大満足♪
大きく戻るふわふわなタイプの凍み豆腐(または高野豆腐)なら、別の食感になりそう。そちらもぜひ試してみたいですね。

凍み豆腐は高タンパク&低カロリーなので、体重の気になる方&身体を鍛えている方にもおすすめな食材です。なお、今回のレシピは油は使っているものの、パクパク食べてもまったく胃もたれしませんでした。これは中高年にもピッタリかも。

残った凍み豆腐は、みそ汁の具にしたり、軽く味付け後に素揚げにしたりして、おいしくいただきました。
みなさんも今回のレシピを参考に、ヘルシーでおいしい凍み豆腐を味わってみてください!

★今回のレシピは、福島県JA福島さくら「農家のお母さん直伝 三ツ星レシピ vol.1」からの提供でした。ぜひこちらもご覧ください。
https://static.fukushima-ebooks.jp/actibook_data/khs_mitsuboshi-recipe_vol1/HTML5/pc.html#/page/20



レシピ提供/JA福島さくら

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