2023.04.08

食べる

豆腐よりメチャ旨いってか!?「マーボーアボカド」作ってみた!辛みとまろやかさの二重奏や~♪【農家直伝】

アボカドが大好きで、日々新しい食べ方を模索しているワタシ。そんななか、新潟県で珍しい国産アボカドを栽培している関根邦仁さんに教わったのが、「マーボーアボカド」。いつも作っているマーボー豆腐の豆腐をアボカドにチェンジするだけで、味も食感も新しいバリ旨レシピに生まれ変わるのだとか。それは作ってみない手はない!てなわけで、キッチンへGO~♪

【農家のおやつ】滑らかな食感と口溶け…「アボカドプリン」作ってみた!え、種をトッピングに!?食べられるの?

レシピを教えてくれたのは、新潟県新潟市せきね農園の、関根邦仁さん。ビニールハウスで栽培する希少な「雪国アボカド」が大人気で、テレビなどのメディアにも引っ張りだこの若手農家です。



関根さんによると、アボカドはいろいろな味とマッチするため、いつもの具材をアボカドに変えるだけで、新しいおいしさを発見できるのだそう。

「その一つが、マーボーアボカド。マーボ豆腐に入れる豆腐を、アボカドに変えるだけで、簡単に作れますよ」(関根さん)

マーボーアボカドですか!想像しただけでおいしそ~!

「作り方のポイントは1つだけ。アボカドは火を通さないよう、最後に加えてください。僕は、アボカドは生で食べる方がおいしいと思っているので」(関根さん)

フムフム、最後にアボカドを加えて、さっと温める程度にする。そこがマーボー豆腐と違う点ですね。

「あとは、本当にふだんの作り方で大丈夫です。マーボー豆腐の素を使ってもOKです」(関根さん)

それでは、さっそく作っていきましょ~!レシピはわたし流でいかせていただきます♪

辛みの中のまろやかさがたまらん♡「マーボーアボカド」の作り方



材料(2人前)
アボカド…1個
豚ひき肉…150g
長ねぎ(みじん切り)…1/2本分
しょうが(すりおろし)…小さじ1/2
にんにく(すりおろし)…小さじ1/2
豆板醤…小さじ1/2
ゴマ油…小さじ1

A
水…200ml
片栗粉…大さじ1強
しょうゆ…大さじ1

作り方

1.アボカドは半分に切って種を取り、皮をむいてひと口大に切ります。





2.フライパンにゴマ油を熱し、長ねぎ、しょうが、にんにくを入れて炒めます。香りがしてきたらひき肉を加え、色が変わったら豆板醤を加えてさらに炒めます。





3.混ぜ合わせたAを加え、とろみがつくまで混ぜながら煮ます。



4.火を止める直前にアボカドを加え、アボカドが温まったら火を止めます。



出来上がり!



食べてみると…

う~ん!これはおいしい!

豆板醤のピリッとした辛みを、アボカドのまろやかさが包んでくれます。絶妙なハーモニー♪

豆腐で作るよりも、コクが段違いに増しますね~。
アボカドのねっとりした口当たりも新鮮♡

アボカドと豆腐両方入れるのもアリかも!

ちなみにわが家では、子どもも食べやすいように若干薄味にしましたが、お好みで豆板醤の量を増やしたり、最後に塩少々を加えたりしてもいいかもしれません。

「マーボーアボカド」か・ら・の~丼にするのもおすすめ!

これはご飯にも合いそうだな…と思い、丼にもしてみました!





うん、思った通り合う~!
ご飯が何杯でもイケちゃいそう。

夫も、「これ、食べすぎ注意だね~」と、ガツガツ食べていましたよ♪

みなさんも、ぜひ試してみてください!

果樹栽培のノウハウをアボカドに応用!

関根さんが、アボカドのハウス栽培を始めたのは2015年のこと。

「日本でのアボカド栽培は前例が少なくて、当時、ハウス栽培のノウハウもなかったんです」(関根さん)

アボカドはクスノキ科の植物で、ほおっておくと10mを超える大木になるそう。

「木がそこまで成長してしまっては、ハウス栽培は難しいですよね」(関根さん)

そこで関根さんが取り入れたのが、果樹栽培の技術。
関根さんが暮らす新潟市白根地区は、果樹栽培が盛んで、関根さんの農園でも、桃を栽培しています。

「果樹栽培では、"根域制限栽培"という技術があります。根が広がらないようポットなどに植えて栽培するもので、木の成長が抑制されて、大木になるのを防ぐことができるんです」(関根さん)



さらに、アボカドは初めて実をつけるまで、通常7~10年、早くても5年はかかります。ここでも、根域制限栽培のノウハウが生きてくるといいます。

「木が成長を妨げられることによって命の危機を感じ、自分の成長よりも、花をつけ実をつけて、子孫を残そうとするんです。その結果、実つきが早くなるんです」(関根さん)



こうした工夫により、関根さんの農園では、苗を植えてからわずか1年後にアボカドを数個収穫することに成功。その後、収穫量は、順調に増えてきたといいます。

「僕もアボカド栽培を始めてまだ8年。これからも、アボカドのことをもっとよく知って、生産量を増やしていきたいと思っています」(関根さん)

せきね農園

関根邦仁さん

新潟市白根地区の、歴史ある農家の9代目。ビジュアル系バンドのボーカルとして活動したのち、2013年に就農。「自分なりの農業に挑戦したい」と、2015年にアボカドのハウス栽培を開始。テレビなどのメディアにも多数出演し、国産アボカドの魅力を広めている。
●ホームページ
https://sekinenouen.com/
●インスタグラム @sekine.farm
https://www.instagram.com/sekine.farm/

写真提供/せきね農園 取材協力/JA新潟かがやき

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