2023.04.21

食べる

新じゃがとアサリをそのままドボン!「新じゃがの洋風炊き込みご飯」はお芋ホクホクでお米はもっちもち♡

旬の新じゃがとアサリを使った「新じゃがの洋風炊き込みご飯」を紹介していました。レシピを考案したのは、いつもの“こーちゃん”。こーちゃんとはミシュラン1つ星のイタリアンシェフ・鈴木浩治さんです。作り方は新じゃがを皮ごと、切ることもせずにドボン、ドボンと炊飯器へ。あさりも同じくポチャポチャ放り込んじゃいます。ミシュランシェフの料理だけど、思いのほか手間がかからないのはうれしいところ。旬の食材×2つのおいしさを楽しみましょう♪

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旬の食材を使ったTwitterレシピがこちら!


Twitterに書かれている「こーちゃん流」のこーちゃんとは、大阪市内にあるイタリアンレストラン・ラ ルッチョラの鈴木浩治シェフのこと。鈴木シェフは2023年もミシュラン1つ星を獲得した方なんですよ。

ミシュランシェフのレシピですが、材料をすべて炊飯器に入れて調理しているので、とても簡単に作れそうですね!

と、その前に今回使うのは新じゃが。新じゃがってよく聞くけれど…。ちょっとネットで調べてみましょう♪

じゃがいもの収穫は春と秋の年2回!じゃがいもは産地によって旬が違う



じゃがいもは1年中買える野菜ですが、旬は春と秋の2回あります。旬が2回ある理由は、主な産地である鹿児島や長崎では、じゃがいもを冬に植えて春に収穫し、北海道ではじゃがいもを春に植えて夏の終わりに収穫するからなんだそう。

日本は南北で気候が異なるため、栽培地によってじゃがいもを植える時期に違いが出るんですね。そのおかげでわたしたちは1年中おいしいじゃがいもを入手することが出来るわけです♪

春から初夏にかけて出回るじゃがいもを特に「新じゃが」と呼ぶことが多いのだそう。新じゃがは、長く貯蔵するじゃがいもよりもビタミンCが豊富で、皮には食物繊維や鉄分、カルシウムも含まれているんですって。皮が薄いので、皮ごと食べても口の中で気にならないですよね。

鈴木シェフも、新じゃがは皮を剥かずに丸ごと使っていました。では筆者も鈴木シェフの和洋折衷な炊き込みご飯を作ります!

皮付きの新じゃがを丸ごとイン!「新じゃがの洋風炊き込みご飯」にトライ!



【材料】(2人分)
お米…2合
水…2合分
新じゃがいも…190g
アサリ(殻付き)…200g
昆布…4g
ミニトマト…2個
にんにく…1かけ
オリーブオイル…小さじ2
濃口しょうゆ…大さじ1
みつば…適量 
塩…適量

1.アサリをきれいに洗い、塩分濃度3%の塩水に浸けて砂抜きをします。アルミホイルや新聞紙をかぶせて1時間ほど置きましょう。レシピにはアサリの下処理については言及していなかったのですが、わたしはこのように処理しました。



海水と同じくらいの濃度の塩水にあさりを漬けるとアサリの水管が出てきました。砂を吐いてくれそうです♪アサリを入れたボウルにアルミホイルをかぶせ、1時間ほど置いて砂抜きをしましたよ。

1時間ほど経ったら水を捨て、炊き込みご飯の準備が出来るまで濡らしたキッチンペーパーをかぶせておきました。

2.お米は流水で洗い、じゃがいもの皮をしっかりときれいに洗います。ミニトマトを半分に切ります。



今回はじゃがいもを皮ごと使うので、土や汚れをきれいに洗い流します。お米も軽く洗い、ミニトマトを切って下準備は完了です♪

3.炊飯器にお米、水、じゃがいも、アサリ、昆布、ミニトマト、オリーブオイル、しょうゆ、皮付きのにんにくを入れて炊き込みモードで炊きます。



みつば以外の材料を全て炊飯器に入れます。じゃがいもがごろんと2個も入るので、炊き込みご飯を作っている感じがしません(笑)。

にんにくを皮ごと入れるのは、炊き上がった時に皮を剥いて、フレッシュな香りを付けるためだそう。



炊き込みモードで炊飯します。70分後が楽しみです!

4.炊き上がったらにんにくの皮を取り、じゃがいもとにんにくをほぐすように混ぜます。



炊飯器を開けると、アサリが全てぱっくりと開いていました。なんだかパエリアのよう♪にんにくの皮はするっと剥けて、ほんのりと香りが広がりました。



じゃがいもにしゃもじを入れたら、やわらかくて簡単に切れる♪じゃがいもを8等分くらいに切り分け、ご飯全体を混ぜ合わせました。

みつばを適当な長さに切って、器に盛ったご飯の上にトッピングしたら完成です!

ご飯がもち米のようにもっちもち!新じゃがはしっとりホクホク!



具だくさんな「新じゃがの洋風炊き込みご飯」が完成しました!炊飯器を開けた時にパエリアのような印象だったので、平皿に盛ってみました。

殻付きのアサリがたっぷり、大きいじゃがいもがごろん。和風の炊き込みご飯にはない、華やかさを感じます♪



まずは新じゃがいもから食べてみましょう。新物なので、しっとりホクホク感が口の中に広がります♪みずみずしいので舌触りがなめらか。皮も薄いので全然気になりません。

次はご飯を。いつものお米を使いましたが、もっちもち!まるでもち米で炊いたような食感ですよ。ご飯を炊いている間に、じゃがいものでんぷんをお米が吸ったのでしょうか?これは不思議!

鈴木シェフはアサリをだし代わりに入れていましたが、ご飯の味は思いの他薄め。にんにく、ミニトマト、オリーブオイルを入れましたが、洋風な味わいもほとんど感じません。塩を振って味を調えると、ちょうどよい感じになりました。

アサリは身を食べると旨味がありますが、サイズが小さいのでじゃがいもとご飯の存在感に負けてしまっていますね。そしてアサリの殻の外や中にもちもちご飯が入り込んでしまって、きれいに取るのが難しい。でも殻付きアサリなので、炊き込みご飯の映え感アップには貢献していますよ。



春が旬の新じゃがいもとアサリを使った「新じゃがの洋風炊き込みご飯」は、見た目は洋風、味は和風の華やかな炊き込みご飯に仕上がりました。

新じゃがいもを入れてご飯を炊くと、もち米のような食感になるという新発見がありました。にんにくやオリーブオイル、ミニトマトを入れましたが、洋風な味わいはほとんど感じず、アサリのだしでほんのりと和風の味わいに仕上がります。

材料を炊飯器に入れてスイッチオンで作れるので、ぜひ旬の食材2つを使った「新じゃがの洋風炊き込みご飯」を作ってみてくださいね。

じゃがいもを皮ごと食べる際の注意点

じゃがいもには、炭水化物やビタミンなどの栄養が豊富な反面、微量の天然毒素が含まれます。食中毒を防ぐために以下の点に注意してください。

1.  緑色に変色していたり、芽が出ていたりするじゃがいもはその部分を含めて大きめに取り除きます。全体に緑色だったりあちこち芽が出ていたりする場合は、食べないようにしましょう。

2.  体の小さな子どもは、大人より食中毒になりやすいので、皮つきのじゃがいもを食べさせないようにしましょう。

3.  皮つきのじゃがいもを大量に食べないように注意しましょう。

4.  じゃがいもを買ったら長期保存せず、できるだけ早く食べるようにしましょう。

5.  家庭菜園や学校などで栽培したじゃがいもは、かならず皮を剥いてから食べましょう。

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