2023.09.05

食べる

【青髪のテツ】「にんにく”放置してたらカビてた問題”を解決しよう!」低温保存がカギ!なんと冷凍OK!?

こんにちは、スーパー青果部・青髪のテツです。ようやく9月ですが、夏の疲れがドドッと出る季節でもありますね。そんなときは、スタミナ野菜のにんにくをたっぷり食べるのが一番!でも、にんにくって比較的長持ちするがゆえに、キッチンに放置していたらカビが生えていた…なんてこともありますよね。なので、今回はにんにくを長く使うための賢い保存法をお伝えします。放置せず、なるべく低温で保存するのがポイント。なんと「冷凍」してもOKなんですよ!

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酷暑の続いた夏もようやく終わり…とはいってもまだまだ暑いですよね。
疲れがたまって夏バテ気味の方も多いのではないでしょうか。

この時期、みなさんスタミナをつけようとするのか、スーパーではニラやにんにくなどのスタミナ野菜の売れ行きが良くなります。



実際、にんにくには滋養強壮や疲労回復の働きがあるアリシンという成分がたっぷり含まれています。その分、ニオイが強い野菜でもあるので、人に会う予定がないときなどを狙ってたくさん食べてください!(笑)

また、にんにくはかなり日持ちのする野菜でもあります。だから、玉ねぎなどと一緒に放置してしまいがち。1玉買ってはみたものの、半分も使いきれず放置して、気づいたらカビが生えていた…なんてことも。

そこで、今回、にんにくの鮮度を保つ保存法を紹介します。これで、にんにくを常時ストックできて、疲れたときにいつでも料理に投入できますよ!

にんにくの冷蔵保存は「チルド室」が決め手!

まずは、「冷蔵保存」の手順をご紹介します。

1. 1片ずつにバラす。



2. 薄皮をすべて剥く。



3. 1片ずつキッチンペーパーか新聞紙で包む。



4. 保存用の袋に入れる。



5. 冷蔵庫のチルド室で保存する。



冷蔵保存は、にんにくをなるべく発芽させないよう、低温で保存するのがポイント。そのためには、0~3℃で保存できる「チルド室」が適しています。
この手順で1~2か月は長持ちしますよ。

にんにくはなんと「冷凍」もできる!

次に、「冷凍保存」の手順をご紹介します。そう…にんにくは冷凍しても大丈夫なんですよ!

1. 1片ずつにバラす。

2. 薄皮をすべて剥く。

3. 1片ずつ(1度の料理にたくさん使う方は2〜3片ずつ)ラップに包む。



4. 冷凍保存用の袋に入れる。



5. 冷凍庫に入れる。



これだけで数か月は長持ちします。
とはいえ、ずっと保存していると忘れてしまうので、なるべく早めに使い切ることをおすすめします。

試しに、冷凍したにんにくを料理に使ってみました。



カチカチに凍っていても、にんにくは包丁で簡単にスライスできます。



普通のにんにくと同じように粗みじんにして、肉を炒める前の風味付け用に加熱しました。
結果、冷凍していないにんにくと比較しても、香り、味わいともにほぼ遜色なく、刺激ある一品に仕上がりましたよ!

野菜のプロ直伝★賢いにんにくの選び方

さて、にんにくの保存法を紹介してきましたが、そもそもスーパーで買うときに新鮮なにんにくを選ばないと意味がありません。

わたしがスーパーでお客さんの動きを見ていると、葉物野菜はしっかり吟味して選んでいる反面、にんにくはやや適当に選んでいるような印象があります。

にんにくは比較的長持ちする野菜だからこそ、売り場に長期的に陳列されっぱなしになっていることがあります。ですので、ハズレを避けるためにも、新鮮な個体を選んでください。

鮮度の良いにんにくを選ぶときは、次の3つのポイントをチェックして見分けましょう。

①芽が出ていない



まず「先端」に注目しましょう。

にんにくの頭の部分に突起がありますが、その部分に芽が生えているものは売り場に陳列されてから(もしくは収穫されてから)時間が経過している証拠です。

実際、スーパーの売り場でずっと売れ残ってしまったにんにくや、陳列棚の後ろに落ちて放置されてしまったにんにくには芽が生えていました。

芽が出たら食べることができないというわけではないのですが、鮮度を見るときの1つの目安になるので、チェックしてみてくださいね。

②全体的に乳白色



次に「にんにくの色」に注目しましょう。

傷んでいるにんにくは、一部分が黒くなったり、カビが生えるとお尻の部分に黒い斑点ができます。

全体的に乳白色のにんにくを選ぶと傷んでいるにんにくを避けることができますよ。

③すべての片が茎にくっついている



最後に「にんにくの片」に注目しましょう。すべての片が茎にしっかりくっついているにんにくは鮮度が良いです。



外皮が破れるなどして、1つ1つの片が離れていると確認できるものは、乾燥しすぎていて水分が抜けているので選ばないようにしましょう。

乾燥具合は重さでもわかります。極端に軽いにんにくは避けるようにした方が無難です。

以上、にんにくの保存法と選び方を一挙に紹介しました。
この記事を参考に、にんにくをたくさん食べて、季節の変わり目を乗り切っていきましょう!

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