2022.08.09

食べる

農家直伝「フィレンツェなすのグリル」旨味を吸った厚切りなすがお口の中でジュワ~ッ!【新顔野菜レシピ】

一度見たら忘れられないまんまるフォルムのフィレンツェなす。油との相性が抜群なイタリアなすの一種です。西洋野菜に詳しい農家・野村さん夫妻に教わる「フィレンツェなすのグリル」はしっかりしたなすの果肉を堪能できるメイン級おかず。焼くだけでこんなにおいしくていいの⁉ と食べた人が驚くレシピ、わたしも驚きたいので作りますよ~♪

【農家直伝】「揚げない!揚げなす」白なす&縞なすはレンチン5分でトロットロ~!【新顔野菜レシピ】



今回レシピを教えてくれたのは、東京都あきる野市で種苗店を営みながら西洋野菜を栽培する野村辰也さん・幸子さん夫妻。2人のイチオシなすがフィレンツェなすだそう。

フィレンツェなすってどんななす?

丸い形がかわいらしいフィレンツェなす。目にも鮮やかな紫色とツヤツヤとした光沢が印象的です。



「フィレンツェなすは果肉が厚くしっかりしているのが特徴。加熱しても崩れにくく、食べごたえがあります。輪切りにして、フライパンで焼くだけでおいしいので、調理をササッと済ませたい時もおすすめですよ」(幸子さん)

オリーブオイルとの相性が良く、締まった果肉なので調理方法はソテーがおすすめだそう。



「焦げる手前くらいまで、じっくり焼くのがポイント。肉厚で食べごたえのある食感は、一度食べたらやみつきになりますよ!」(辰也さん)

追い油がトロトロのコツ!「フィレンツェなすのグリル」



材料(4人分)
フィレンツェなす…1個(約200g)
トマト…1個(約200g)
ベーコン(厚切り)…2枚
粉チーズ…適量
オリーブオイル…適量
塩・こしょう…各適量

作り方
1.フィレンツェなす、トマトは1cm厚さに輪切りする。ベーコンは10㎝長さに切る。



なすは焼くまで水にさらしておきましょう。



2.フライパンにオリーブオイルを熱し、水気を拭いたフィレンツェなすを中火でじっくり焼く。



ひっくり返した時にオリーブオイルを大さじ1ほど足すと、油がしみ込んでトロトロになります。



焦げ目が付けばOK。一旦皿に取り分けておきましょう。

3.トマトは強火で焼き、火を通す。



4.ベーコンは焼き目が付くまで中火で焼く。



5.皿に、なす、トマト、ベーコンの順番に重ねて、塩、こしょう、粉チーズを振れば完成。お好みでベビーリーフなどを添えて。



具材を焼いただけのシンプルなレシピですが、レストランに来たかのような出来栄え。



食べてみると、トロットロなフィレンツェなすとトマト、ベーコンの風味が広がり…これはたまりません! とくに驚いたのがフィレンツェなすの食感です。口に入れた瞬間にホロっととろけるなすは初めてで、もはや感動レベル。ワインと合わせたら、もう最高!



フィレンツェナスの特徴的な形は野菜売り場でも目立つはず! 見つけたらぜひ手に取って、作ってくださいね。





野村植産㈱

野村辰也さん 野村幸子さん

東京都あきる野市、JR秋川駅から徒歩10分の住宅街にある種苗店。バラエティに富んだ品揃え、きめ細やかな対応から、家庭菜園を楽しむ地域住民や農家からの信頼は厚い。西洋野菜を育てたことをきっかけにその魅力に気付き、2018年「東京西洋野菜研究会」を発足。マルシェやワークショップなど、西洋野菜の魅力を広く伝える取り組みを続けている。出前授業や栽培指導などを通して、地域の保育園や小学校の食育サポートにも注力。広い世代に向けて「土に触れ、食べるよろこび」を発信している。
ホームページは
https://nomuraseed.mystrikingly.com/

写真/石塚修平 取材協力/JAあきがわ

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