2023.12.03

食べる

みっちりとプリン感♡フライパンで「濃厚かぼちゃプリン」に挑戦!弱火の蒸し焼きで“濃密ななめらかさ”

プリンは卵、砂糖、牛乳と、常備している材料で作れるスイーツ。秋はかぼちゃの季節ということで、料理研究家ゆかりさんが「濃厚かぼちゃプリン」をYouTubeチャンネル『料理研究家ゆかりのおうちで簡単レシピ』で作っていましたよ。プリンに「す」が入らないコツは3つ!卵は常温・牛乳と生クリームを温める・蒸す時はお湯の中に布巾を敷く♪これを守ったら、フライパンで美しくておいしい「濃厚かぼちゃプリン」を作れました♡

【リュウジレシピ】レンチンの「チーズのテリーヌ」がレアともベイクドとも違う舌触りで感動♪中心部がとろ~♡



料理研究家ゆかりさんの公式X(旧Twitter)がこちら!


料理研究家ゆかりさんのX(旧Twitter)に、おいしそうなプリンの画像がポストされていました!筆者はプリンが大好きなので、なめらかそうなビジュアルに目が釘付け♪

よく見ると、プリン部分がカスタードプリンよりも黄色いですね。「濃厚かぼちゃプリン」なので、たっぷりかぼちゃが使われているよう。

フライパンで手軽に作れるとのことなので、挑戦してみます!

フライパンで作れる♪「濃厚かぼちゃプリン」を作ってみた!

動画では21×15×5cmの型を使って6人分で作っていましたが、手持ちの型に合わせて半量で作ってみます。



【材料】(3人分・7×15×5cmの型1個分)

かぼちゃ(種・わたなし)…約150g ※今回は1/8個使用
卵(Mサイズ)…2個 ※常温に戻したもの
白砂糖…25g ※グラニュー糖で代用可
生クリーム(35%以上のもの)…100ml
牛乳…100ml

[カラメル]
白砂糖…25g ※グラニュー糖で代用可
水…大さじ1
お湯…小さじ2と1/2

かぼちゃは裏ごしか潰した状態で、正味75gを使用します。

1.  フライパンにカラメル用の砂糖(25g)と水を入れ、砂糖に水が浸透してから中火に点火し、砂糖のふちの色が少し茶色くなるまで加熱します。



砂糖に水を注ぎ、全体に水が行き渡ってから中火に点火します。



加熱中に砂糖液をシリコンベラなどで混ぜたり鍋を揺らすと、砂糖が結晶化してなめらかなカラメルソースにならないので、かき混ぜないように加熱します。4分ほどでうっすらと黄金色になりました。

2.  砂糖液が少し茶色くなったら、フライパンを回して全体をかき混ぜます。弱火にしてカラメル色になるまで煮詰め、フタでガードしながらお湯を入れて火を消します。



弱火にして2分ほど煮詰めるとカラメル色に。



お湯を加えるとカラメルが跳ねるので、火傷を防ぐためにフタでガードしてカラメルソースに仕上げます。

この後お湯を注ぎましたが、カラメルは跳ねることなく、ソースと言うよりもねっとりとした蜜のような状態に。かなり硬めだったので、今回は水を適量加えてもう一度加熱し、ゆるくなるように調整しました。

動画ではガス火でカラメルソースを作っていたので、IHヒーターでは熱の入り方が違うように感じました。

3.  出来上がったカラメルソースを型に注ぎます。



何とかソース状になったカラメルを型に流しておきました。

4.  かぼちゃは適当な大きさに切り、耐熱容器に入れてラップを1か所あけてふんわりとかけたら、電子レンジ(600W)で5分加熱します。



空気の出入り口を1か所作ってラップをかけます。加熱後は竹串を刺してみて、まだ硬ければ加熱時間を延ばしてくださいね。今回は5分でやわらかくなりました。

5.  粗熱を取ってからかぼちゃの皮を取り、濾し器でかぼちゃを裏ごしします。



裏ごしするとプリンがなめらかに仕上がりますが、面倒ならフォークで潰してもいいそうです。裏ごしする場合はかぼちゃが温かいうちに行ってくださいね。
裏ごしか潰したかぼちゃは、正味75gを使用しますが、今回、用意した150gのかぼちゃを裏ごししたところ、ピッタリの75gになりました。

6.  鍋に牛乳、生クリーム、砂糖(25g)を入れて中火に点火し、鍋肌がふつふつとするまで温めます。



沸騰直前まで温めることでプリン生地の温度が上がり、蒸した時に「す」が入りにくくなるそうです。

7.  卵を溶きほぐし、卵を混ぜながら温めた牛乳を加えます。



卵が固まらないように、温かい牛乳を加える時は必ず卵を混ぜながら加えてくださいね。

8.  裏ごししたかぼちゃにプリン生地を少しずつ加えて伸ばし、かぼちゃが液体状になったらプリン液に加えてよく混ぜます。それを3の型に濾しながら流し入れ、アルミホイルでフタをします。



裏ごししたかぼちゃにお玉で1杯ずつプリン液を加え、都度混ぜながら合計3杯入れると液体状になりました。



液体状になったかぼちゃをプリン液に戻して全体をよく混ぜ、カラメルソースを入れた型に濾しながら注ぎます。

9.  フライパンに容器の半分が浸かるくらいの水を注いで強火で沸騰させ、火を止めてふきんを沈めてから容器を入れます。フライパンのフタをして、強火で再沸騰させてから弱火にし、少しクツクツとした状態で30分蒸します。



今回は水を550ml注ぐと容器が半分くらい浸かりました。型に入りきらなかったプリン液は耐熱グラスに入れて一緒に加熱することに。容器の下にふきんを敷くことで、プリンに直接熱が伝わらず「す」が入りにくくなりますよ。



実は、8のプロセスにあるように、耐熱容器にプリン液を流し入れたら、本来は容器にアルミホイルを被せて蒸し焼きにしないといけなかったのですが…。そのまま弱火で10分くらい加熱してしまいました!
プリンの表面を確認しようと見てみると、表面は蒸しパンのように固まっていました。あぁ、やってしまった…。



とりあえずアルミホイルを被せて、弱火のまま、残り20分ほどを蒸し焼きすることに。
ちなみに蒸し時間は、フライパンや容器の大きさによって変わることがあるので、30分を目安に蒸してくださいね。

10.  30分経ったらアルミホイルのフタをとって、表面が流れない程度に固まっているかを確認。OKであれば、もう一度耐熱容器にアルミホイルをかぶせてお湯を再沸騰させ、すぐに火を止めます。
そのままフライパンにフタをし、火を止めた状態で15分余熱で加熱します。

余熱で仕上げることで「す」が入りにくく、舌触りのいいプリンに仕上がりますよ。
今回はアルミホイルを被せ忘れて10分ほど蒸し焼きにしてしまったので表面はしっかりと固まっていました。そのため余熱での火入れは5分にとどめておきました。

11.  蒸し上がったプリンの粗熱を取り、冷蔵庫で半日冷やします。



蒸し焼き30分と余熱5分で仕上げた「濃厚かぼちゃプリン」です。アルミホイルを被せ忘れたことで、表面が少しザラッとした表情になってしまいました。本来なら、もっとなめらかに仕上がったと思いますが、まぁひっくり返して盛り付けるので、よしとしましょう。

粗熱を取る間はキッチンペーパーを被せて、30分ほど冷ましました。



冷蔵庫で半日冷やしたら完成です。蒸し焼きに一部失敗がありましたが、「す」は入らずに蒸し上がっているでしょうか…。

カスタードプリンよりも濃密ななめらかさ♪ 味よりも色味にかぼちゃが!



料理研究家ゆかりさん考案の「濃厚かぼちゃプリン」が、完成しました。型から外す時にプリンと容器の間にナイフを入れたので周りが少しデコボコになってしまいましたが、上部のカラメル部分を見るとなめらかに仕上がっていそうです♪



断面がこちら。美しい~。蒸し焼き時にアルミホイルを被せ忘れましたが「す」は入らず、上から下までなめらか~に仕上がりました。

裏ごししたかぼちゃを混ぜているので、卵と牛乳で作るカスタードプリンよりも黄色く、かぼちゃ入りというのが見てわかります。

食べてみるとかぼちゃが入っている分、みっちりとプリンが詰まっているような食感。プリンのみずみずしさとなめらかさがありながら、スポンジ生地を感じるような、ほんの少しだけ重たさを感じる食べ応えです。

かぼちゃの味は、ほんのり感じるかな?という程度で、かぼちゃの存在感は色に大きく表れていました。プリンは全体的にやさしい味わいなので、カラメルのほろ苦さとぴったりのおいしさでした。



ちなみに型に入りきらなかったプリン液は、小さい耐熱ガラスの容器で一緒に蒸し焼きにしましたが、蒸しパンみたいな状態に仕上がりました。

食感はなめらかで舌触りは悪くないのですが、プリン液がぽろぽろと固まったような感じで全然美しくありません。

このレシピは、大きめの耐熱容器1つで加熱する作り方のようですよ。小さいプリン型で蒸す場合は蒸し時間を短くしてみてくださいね。

フライパンでゆっくり蒸し焼きにすれば「す」が入らずになめらかに♪



料理研究家ゆかりさん考案の「濃厚かぼちゃプリン」は、フライパンの弱火で蒸し焼きにするのがポイントでした。

やわらかくしたかぼちゃを裏ごしして加えることで、プリン液にかぼちゃの甘味と色がしっかりと溶け込み、卵と牛乳で作るカスタードプリンよりも生地が濃密に仕上がりました。

筆者宅はIHクッキングヒーターのため、カラメルソースを混ぜる時に鍋が熱源から離れるためか蜜のようにねっとりとした仕上がりになり、水を足して再度加熱する工夫が必要でした。IHでカラメルソースを作る方は、レンジの方がスムーズに作れると思います。

プリン部分は一般的なカスタードプリンとほぼ同じ作り方なので、ぜひ旬のかぼちゃを使って作ってみてくださいね。

Pick up

Related

Ranking