2023.11.22

食べる

究極の選択!「さつまいも焼くとき…アルミホイル有りor無し?」実際に焼いて比較してみた【青髪のテツ】



両方が焼き上がった時点で、「見た目、甘味、風味、食感」の観点で評価していきます。

①見た目



まず「見た目」の比較です。

アルミホイルを巻いて焼いた焼き芋は、皮が濡れて、しっとりとしています。
密閉されたことにより、さつまいも自身の水分で蒸されたためだと考えられます。触ると、蜜がべったりと手につきます。

一方、「アルミホイル無し」の焼き芋は、皮がカラッと乾いていて、焼き芋らしい見た目になっています。
食べるときも、乾いている方が手がベタベタにならず持ちやすいのはメリットですね。



次に焼き芋を割ってみました。「アルミホイル有り」の方は、皮と実の間に隙間がなく「ふかし芋」のようにしっとりとしています。



「アルミホイル無し」の焼き芋には皮と実の間に隙間があります。水分が飛び、実が凝縮されたことで隙間ができたのでしょう。

「見た目」はどちらが良いというのはありませんが、食べるときのことを考えると、素手で食べても手がベタつかない「アルミホイル無し」の焼き芋に軍配があがりそうです。

②甘味

続いてそれぞれの「甘味」を比較していきます。



実をスプーンですくって食べ比べました。「アルミホイル有り」の方はほっくりとして栗の実のようですが、「アルミホイル無し」の方はねっとりとしていてジャムのようです。

食べてみた結果…「アルミホイル無し」の方が文句なしに甘いです!

「アルミホイル無し」の焼き芋は、水分が蒸発したことにより、さつまいもの糖分や旨味が凝縮され、より甘く感じるのではないかと考えられます。

もちろん個体差があるので、結果を出すには何度か実践してみた方が良さそうですが、今回の実験では完全に「アルミホイル無し」に軍配が上がりました。

③香り

続いて、「香り」を比較していきます。



「アルミホイル有り」は焦げがなく、全体的に均一な色をしています。焼き芋特有の風味はそれほど強くはありません。ただ、これはこれでクセがなくおいしく感じます。



「アルミホイル無し」は焼き芋特有の風味を濃厚に感じることができました。理由は、ところどころに焦げがあり、香ばしい風味を足してくれているからだと思います。

「香り」については、好みによって分かれると思うので引き分けとします。

④食感

最後は「食感」の比較。今回焼いた芋は「紅はるか」というねっとりとした食感が特徴の品種です。

「アルミホイル有り」の焼き芋はねっとりとした食感ではあるものの、多少ホクホク感も残っていてバランスの良い食感でした。

「アルミホイル無し」の焼き芋は、よりしっとり&ねっとりしていて、滑らかな舌触りが心地よい食感でした。

「食感」も好みが分かれそうなので、引き分けとします。

結果…「焼き芋っぽさ」を求めるならアルミホイル無しがいい!

それぞれ良さがあってどちらもおいしかったのですが、ところどころに焦げができていて、甘くて香りも強い「焼き芋」感が強かったのは「アルミホイル無し」の方でした。



「アルミホイル有り」の方は、どちらかというと「蒸し芋」に近い感じですね。

個人的にはアルミホイル無しの焼き芋の方が好きでした。

とはいっても好みがあると思いますので、気になる方は両方試して食べ比べてみてください。

以上、焼き芋の焼き方比較実験でした。アルミホイル包む派も包まない派も、今回の記事を参考に旬のさつまいもをた~くさん食べてくださいね!

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