2023.12.17

遊ぶ・休む

【Z世代がハマる】トレンドなSNSアプリ「BeReal.」を主婦が使ってみたら…いくつもの“落とし穴”があった話



BeReal.はこう楽しむ

お話を伺ったのは、たまたま筆者の仕事で現場が一緒になった女子高生。
勇気を振り絞って、いろいろ聞いてみた。

Q1. 授業中とか、対応できない時に通知きたらどうするの?

A. 場合によってはいける

なんだ!場合によってはって!
と大人な筆者はちょっと思ったが、女子高生曰く、ユルい授業の時は撮ってる子もいるらしい。
「先生にもよる」と言っていたが、この場合「いける」という生徒も生徒だが、「いける」と思われる先生もいかがなものか。

ただ先生に隠れて何かをするというのは筆者にも覚えがある。
たとえば、早弁。
いかに先生にバレないように食べるか、というところにスリルを感じていたという人もいることだろう。
それから内職と呼ばれるもの。授業とは関係ないところの勉強を進めたり、別の作業をしたり。
これも、全くやってなかったと言ったら筆者は嘘つきになってしまう。

Z世代におけるニュー内職。それがBeReal.なのだろうか。
※学校の授業はきちんと受けましょう。


Q2. インカメラの写真が投稿されちゃうの、嫌じゃない?

A. イヤなら隠せばいい

実は、インカメラの撮影は外側のカメラの撮影の後、数秒のタイムラグがある。
二つのカメラが同時に撮影するわけではないので、たとえば外側のカメラを撮った後、インカメラで別の場所を撮るということも可能なのだ。

それからこういう方法も。



インカメラの方が赤くなっているが、これは筆者がインカメラを指で押さえて撮影したものだ。
こうすれば、赤き血潮をインカメラに写すのみで、外側カメラの写真を見せることができる。
要は工夫次第ということだ。



このように、うまいこと顔を隠しつつ、着ている服や状況などを写すことも可能。
手元のアクセサリーや持ち物なんかで可愛く盛れる可能性すらある。

そう考えると、インカメラ撮影、なかなか楽しいかも。

Q3. BeReal.って何が楽しいの?

A. なかなか盛りようがない中、いかに盛れるかが楽しい

これはあくまで個人的な意見に止まるところだろうが、やはり「いかに盛れるか」を考えるのが楽しいらしい。
「盛れないSNS」という切り口が、逆に「どうやって盛るか」のゲーム性につながっているところが非常に面白い。
ゲーム性はこれまでのSNSには無かった特性。進化を感じる。

一人ならライフログに、友達とならちょっとしたゲーム感覚で

たった一人でやってみたら、ただ一人でメモリーを増やしていくだけになってしまったというのが筆者の結論だった。
しかしよくよく考えると、人生で撮る写真なんてほとんどが準備をしていたり、楽しい時だったり、少なくとも残しておきたいと思うような場面ばかりだろう。
でも、「なんでもない一瞬」を貯めて、振り返ってみるのももしかしたら面白いかもしれない。
本当なら残らなかったはずの場面が残っている、とすると少し感動的ではないだろうか。

そして友人とやってみようという人も、ぜひ「盛れない状況」で「いかに盛れるか」を楽しんでみてほしい。
工夫一つで私達はこんなにも盛れるのだということを、証明できるかもしれない。

とりあえず筆者は一緒にやってくれる友達を探したい。

そして学生諸君におかれましては、老婆心ながらSNSも楽しんで構わないけれども授業はきちんと受けられますようご忠告申し上げます。

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