2024.03.26

食べる

【巨匠の簡単中華】シェフ脇屋がカニカマで「かに玉」作るって⁉しかも中華に春菊⁉本格「芙蓉蟹」に挑戦!



5.春菊がしなっとしたら、塩とこしょうで味を整えます。



6.ほぐしたカニカマを入れ、続けて水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。


※煮込むので1対1より片栗粉多めで、硬めの水溶き片栗粉にします。

7.卵白を軽く混ぜて片栗粉に混ぜるように回し入れ、フタをして中火で30秒蒸します。



8.卵黄を軽く混ぜて回し入れて、再びフタをして中火で1分弱蒸します。



9.仕上げにゴマ油を回し入れます。



10.器に盛り付けて出来上がりです。



春菊が多いかなと思いましたが、火を入れるとしんなりして丁度いい量になりました。春菊は長いままでもおいしいのですが、スプーンなどで食べるのであれば短く切ってもよいと思います。芙蓉蟹に春菊を入れたことがなく、そもそも中華に春菊を使う発想がなかったのですが…。実際は特有の苦みがとても合い、ご飯はもちろんのこと酒の肴にも合う味です。香りも味も超がつくくらいに本格中華で、カニカマで作ったとは思えないほどおいしい芙蓉蟹です。

芙蓉蟹はその名の通り蟹を使った料理ですが、卵のふわふわを美しい芙蓉の花に見立てています。芙蓉は美女の形容などによく使われる花で、料理名だけでなく美しい場所などの名前にも使われるほどイメージのよい言葉です。中華料理では油を結構大量に使って卵をふわふわにしますが、この料理は油少なめで、絶妙な火の通し方でまろやかなふわふわの卵に仕上げています。そのため食感がよく味もしつこくないので、かなり箸が進みます。

春菊は季節野菜ですので、出回らない時期には小松菜やほうれん草で作ってもよいとのことですので、いろいろな季節野菜を試してみるのも楽しくてよいと思います。こんな簡単な本格中華はそうそうありませんので、ぜひ作ってみてください!

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