2024.03.18

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【青髪のテツ】長ねぎの先にゼリー状のネバネバが…「コレおいしさの証です!」実は食べなきゃもったいない♪

こんにちは、スーパー青果部・青髪のテツです。炒め物や薬味など、幅広く使える「長ねぎ」。旬は冬ではありますが、基本的に年中出回っているので、食卓の心強い味方ですよね。ところで、長ねぎの緑の部分には「ネバネバしたゼリー状のもの」が詰まっているんですが、たまに「腐ってる?」と間違われることがあります。実はこれ、おいしさの証でなんですよ!というわけで今回は、おいしい長ねぎの選び方をご紹介。ネバネバは避けちゃダメ~!

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みなさんは野菜を買うとき、しっかり選んでいますか?商品なんだからどれも同じと考えている方も多いと思いますが、野菜や果物は自然の中でできるものなので、生育環境や条件によってかなり個体差があります。また、鮮度によってもかなり味わいが変わってきますよ。

できることなら、よりおいしくて鮮度の良い野菜を選びたいですよね。



というわけで今回は、「おいしい野菜の選び方シリーズ」!テーマは「長ねぎ」です。

長ねぎは売り場で見ると、一見真っ白で真っすぐに伸びているものばかりで、どれも同じように見えるかもしれません。でも、ちゃんと選ぶべきポイントがあるんです。

野菜のプロ目線で選ぶ「おいしい長ねぎ」

新鮮でおいしい長ねぎは、次の4つのポイントで見分けられます。

①ネバネバの量が多い



長ねぎの緑の葉の中を覗き込んでみると、ゼリー状のネバネバが見えると思います。
スーパーで働いていると、ときどき「長ねぎの葉の中がネバネバして腐ってるから交換して!」という声をいただくことがあるんですが、このネバネバは腐っているわけではありません。

ネバネバは「フルクタン」と呼ばれる成分で、畑で育つ過程で厳しい寒さに当たるとたくさん生成されます。
フルクタンは糖の一種であり、長ねぎが寒さで自身の水分が凍ってしまわないよう、糖度を高めるために分泌されます。

このネバネバは、加熱することで甘味に変わります。とろーり甘い長ねぎを選ぶならネバネバの多い長ねぎを選びましょう。

②緑と白の境目が硬い



次にチェックしてほしいのは、白と緑の境目の硬さです。

順調に育った長ねぎは、白と緑の境目が凝縮して固くなっています。一方で、この部分が押すとヘコむくらいに柔らかい場合は、途中で病気などをしてうまく成長できなかった長ねぎである可能性があります。



境目が柔らかい場合、上の画像の左の長ねぎのように、中が空洞になっていることが多いです。
一方、境目も硬い長ねぎは、右の長ねぎのようにみっしりと身が詰まっています。

※強く押すと長ねぎが傷むので、売り場で手に取る際はくれぐれもご注意ください。


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