4.竹串を刺してスッと入ればOKです。10分だとちょっと固かったので、15分茹でました。
5.ザルにあけたらすぐにボウルに張った水の中へ入れます。表面に浮き出たアクをやさしく洗い流します。水を流しながら5分ほど流水に晒します。流水に晒すことでアクが抜けていくそうです。
6.保存容器に
5と水を入れ冷蔵庫で5日~1週間保存可能です。
アクは…抜けた!ただ…味は?さぁ、この状態で食べてみますね。
アクは…感じないですね。えぐみもわからないです。お、これスゴいですね。ちゃんと食べられるじゃないですか。アク抜きに失敗したたけのこって全然食べられないですけど、大幅に手間を省いてもちゃんとアクが抜けましたよ。
ただ…
ぬかを入れて時間をかけて丸ごと茹でた場合と比べて、風味も甘さも流れちゃってるような…。市販の水煮のものと比べたら、甘いし、生のもの特有の風味はありますけど、薄くなってしまった感がありますね。でも、すごく簡単にできるし、ちゃんとアクは抜けているので、このアク抜き方法は「アリ」だと思います。あとは、手間をかけて風味を残すか、多少風味は薄まっても簡単な方にするか、どちらかの選択になりますかね。時間のない時には今回の方法をおすすめしますよ。
米ぬかの働き通常たけのこのアク抜きには米ぬかと唐辛子を使いますが、今回は塩と水で茹でました。では、従来のアク抜きにはなぜ米ぬかを使うのでしょうか。調べてみました。
たけのこを茹でる時に米ぬかを使うのにはいくつか理由があります。米ぬかにはえぐみ成分を吸着する働きがあること、米ぬかの脂肪分やアミノ酸がたけのこの旨味を引き出してくれること、そして、たけのこを白く茹でるためです。ちなみに唐辛子は殺菌作用と米ぬかの臭いを取るためだそうです。
たけのこの成分たけのこに含まれている豊富な不溶性食物繊維のセルロースは、腸内で水分を吸収して膨らみ、腸内の有害物質を排出します。また、カリウムも豊富で、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧予防が期待できます。
今回のぬかも使わず10分でたけのこのアク抜きができる方法(実際には15分かかりました)を試した結果、たけのこの皮を剥いて切ってから茹でることでアクを抜くことができました。風味は少し弱まりますが、アク抜き方法の1つとして覚えておいて損はないかと思います。簡単にできますのでぜひ試してみてくださいね。
参考web:
たけのこのアク抜きに米ぬかを使うのはなぜ? (beisia.jp)
https://beisia.jp/blog/blog/b289/
参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
最新改訂版 知っておきたい栄養学 監修 白鳥早奈英 学研