2021.12.11

食べる

【農家の時短レシピ】「さつまいもと小エビのかき揚げ」プリプリのエビとサクサクなさつまいものマリアージュ!

どう食べてもおいしいさつまいもですが、実はかき揚げ向きの食材だってご存じですか?「さつまいもと小エビのかき揚げ」は、さつまいも農家が最も忙しい収穫時期に作る時短レシピ。ちょっと難しそうなイメージのあるかき揚げですが、さつまいもはまとまりやすく、火も通りやすいので簡単!エビも入って上品な味わいに仕上がりますよ。


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さつまいもは揚げると火の通りが早い!
                                             

レシピを教えてくれたのは、茨城県行方(なめがた)市のさつまいも農家、髙木雅雄さん・裕子さん夫妻。収穫時期になると、揚げものを作ることが多いそうです。



「収穫時期は忙しいので、ごはん作りも時間との勝負。火が通るのが早いから揚げものをよく作ります。皮を剥かずにさっと作れるかき揚げは、わが家の定番料理ですね」(裕子さん)



プリプリでサクサク!「さつまいもと小エビのかき揚げ」



材料(4人分)
さつまいも…1本(約200g)
青じそ…8枚
むきエビ…100g
[衣]
薄力粉…大さじ2
片栗粉…大さじ2
水…大さじ2
塩…ひとつまみ
揚げ油…適量

作り方
1.さつまいもは皮付きのまま細切り、青じそも細切り、むきエビは1cm長さに切る。それぞれ切り終えたら薄力粉(分量外)を軽くまぶしておく。



2.ボウルに、薄力粉、片栗粉、水、塩を混ぜて衣を作る。



3.21を加えて和える。



4.木べらに3を乗せてまとめたら、170℃に熱した油の中にそっと滑らせるように入れる。



3~5分ほどしてカラッと揚がったら完成!



バラバラにならないよう、揚げ始めの1分間は触らないこと。箸で触れた時に固まっていれば、動かしても大丈夫です。



細切りにしたさつまいもは見るからにサクサク! おいしそうなきつね色に仕上がりました。



塩を適量つけて食べると、さつまいものおいしさがダイレクトに感じられておいしい!

衣が薄付きであっさりしているからいくつでも食べられます。青じそのいい香りと、プリッとしたエビの食感もいいアクセントに。



想像以上にサッと作れて大満足♪  ぜひ作ってみてくださいね。

『かっこいい農業』が未来を繫ぐ

首都圏のスーパーなどで購入できる行方産のさつまいも。焼き芋用にさつまいもを栽培し出荷するなど、工夫を重ねてさつまいもの大産地となった行方では、若い世代の就農も増えています。



「自分たちが自信を持てるものを作り、『かっこいい農業』を見せることで、若い世代がついてくると思うんです。うちはすでに息子夫婦が一緒に働いているけど、孫も就農に向けて勉強中なんですよ」とうれしそうに話す雅雄さん。



「かっこいい農業」に惹かれた頼もしい次世代に、行方の農業は引き継がれていくことでしょう!

髙木雅雄さん・裕子さん

茨城県行方市で、息子夫妻と一緒にさつまいもを栽培。焼き芋販売における一連の取り組みが評価され、2017年には農林水産祭の最高賞「天皇杯」を受賞。今では、カナダ、フランス、タイにも輸出するほどの人気ぶり。行方産のさつまいもは、首都圏のスーパーなどで購入できる。JAなめがたしおさいonline storeでは、すぐに食べられる冷凍焼きいもが購入可能!


JAなめがたしおさい 甘藷部会連絡会
住所:茨城県行方市島並857-35
電話:0299-72-1880
HP:https://ja-ns.or.jp/

取材写真/加藤優里 レシピ写真/菊地菫 取材協力/JAなめがたしおさい

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