2024.09.23

食べる

【卵クイズ】黄身に寄り添う“白いヒモ”って何だ⁉コレは取る?取らない?実は特別な成分が入っている⁉

管理栄養士のともゆみです。定番食材のひとつ、卵。生卵を割ってみると、黄身の周りに白いぷにゅっとしたヒモみたいなものがありますよね。卵はよく食べるのに特別気にしたことはありませんでしたが、これって何?え、取った方がいいものなの?「ちゃらりんこクック」のショート動画で紹介していて、気になったので目玉焼きを作って食べてみることに。白いヒモの正体とは?

冷蔵保存の“卵”を生で食べられる「賞味期限」は…「2週間」「1か月」「2か月」どれ?【食品保存クイズ】

YouTube「ちゃらりんこクック」は投稿主のとっしーさんが、「食」をテーマに毎日のおうちごはんの手助けになるレシピ動画などを展開しています。健康にも留意しているようで、野菜料理も多く投稿しています。今が旬の野菜レシピもたくさん配信しているので、献立の参考にしています。今回はちゃらりんこクックのショート動画から。

白いぷにゅぷにゅの正体

生卵を割ったときに見える、黄身の周りにある白いぷにゅぷにゅのヒモみたいなもの、見たことがありますか?

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これこれ、黄身にくっついている白いやつ。知ってはいたけれど、白身の一部なんじゃないの?と思っていましたが、これ、みなさんはおわかりでしょうか?

これ実は…

「カラザ」

という名前なんですって。

カラザは、 卵を割ったときに卵白に混じって現れる、白いひも状のもので、卵黄を卵の中央につなぎとめ、衝撃から守る役割があるんだそうです。

で、このカラザ、シアル酸という栄養成分が含まれていて、ショート動画によると、抗がん作用、免疫力、美肌、育毛促進などの働きがあるそうです。しかも、黄身にも白身にも含まれていない成分なんですって。

オムレツや茶碗蒸しを作る時は、食感が悪くなるのでカラザは取り除くこともあるそうですが、シアル酸が含まれているので、できるだけ取り除かないで食べた方がいいそうです。普段、当たり前のように取り除かずに食べていましたが、それでよかったのですね。取らないで食べちゃった方が栄養成分が摂れてお得ですね。

目玉焼きを作ってみた!

フライパンにオリーブオイルを適量引き、中火で温め、卵を割り入れます。

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フタをして加熱します。半熟くらいになったら皿に取り、動画では「やすまるスパイスだし」というものをかけていました。魚介の旨味と香味野菜の旨味が効いていておいしいそうです。わが家には「やすまるスパイスだし」はありませんが、普通の「やすまるだし」があったのでそちらをパラパラっとかけてみます。

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いただきます。あ、おいしい。やすまるだしは魚のだしと塩や砂糖などの調味料が入っていて、関西のうどんだしのような味わいなのですが、それが淡泊な白身によく合います。ねっとりとしたコクのある黄身と合わせてもおいしいですね。目玉焼きはしょうゆや塩が定番で、こういう食べ方は初めてですが、こちらもおいしくて好きですね。

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