関西には古くから「始末する」という言葉があります。節約・倹約するという意味とか。始末料理とは、食材を無駄なく使い切る料理、という意味合いになります。食品廃棄の問題や消費生活を見直すきっかけになる、SDGsにも通じる考え方・倫理観ですね。今回紹介する始末料理は、かぼちゃの皮が主役。チヂミを作ります。テレビ番組『サタプラ』で紹介していたレシピなんですよ。さっそく再現してみます!【画像を見る】かぼちゃの皮で作る「チヂミ」!サステナですよ~かぼちゃは実よりも皮の方がβカロチンが2倍も多く、疲労回復や免疫力アップに期待できるとか。このレシピは手軽に作れそうだし(材料が少ないでしょ)、見た目もおいしそう(香ばしそう)だしで、作ってみることにしました。かぼちゃの季節は長いから、気に入れば何度もリピできそうだし、ね♪
かぼちゃの皮が主役のチヂミ【材料】
かぼちゃの皮…1/4個分
小麦粉…適量
ピザ用チーズ…適量
今日の主役、かぼちゃです。かぼちゃは5月~9月に旬をむかえる夏の野菜ですが、一年中スーパーなどの店頭に並んでいます。
かぼちゃの皮を切り落とします。今回は皮が主役なので、チョット厚めに皮を剥きました。
かぼちゃの皮を3㎜程度の細切りに。
細切りにしたかぼちゃに小麦粉をまぶします。全体に粉が付けばOKですよ。
ピザ用チーズを入れ、混ぜ合わせます。ざっくりで良いですよ! 焼きながら調節します。
テフロン加工のフライパンに油を引かずに中火で2~3分間焼く。
この「油を引かずに」がポイントですよ~! 油を引くとチーズがバラバラになって上手く焼けません。
食べやすい量を大きめのスプーン(もしくは手でもOK)ですくい、フライパンにのせて焼きましょう。
すくうときに、かぼちゃの皮とチーズの量が半々くらいになるように加減してくださいね。
いい色になってきました。
チーズのまわりが焼けて色が変わってきたら裏返します。
チーズがチヂミの生地の役割をしているので簡単に裏返せます。
裏返して、中火で2~3分間焼く。
かぼちゃが焼けて火が通ったのを確認し(ひとかけ食べてみるのが一番簡単ですね)、チーズが焼けたらできあがりです。
もし、かぼちゃを厚く切りすぎたり火加減が弱かったりしてかぼちゃに火が通っていなかったら、鍋にフタをして弱火で30秒~1分間加熱してください。
その後、フタを取って両面を弱火で10~30秒、水分を飛ばしてください。
広げた状態で、少し(30秒ほど)落ち着かせます。
お皿に盛って、温かいカリカリのうちに召し上がれ♪
かぼちゃの甘味がチーズと合わさって、すごくおいしいです!
食感も、焼けたチーズのカリカリとかぼちゃの皮のしっとりが感じられます。
ご飯のおかずというよりは「おやつ」や「おつまみ」に最適かな? って味わいですよ。
このままでも充分おいしいですが、サラダの上に小さく砕いてふりかけても♪ 食感と味わいが面白いサラダができそうです。
食べた後で「肉が欲しいな」と思いました。豚肉を入れたらおいしそう!! と思ったのでさっそくアレンジしました!
かぼちゃの皮チヂミに豚肉を入れてアレンジ!
【材料】
かぼちゃの皮…適量
小麦粉…適量
ピザ用チーズチーズ…適量
豚薄切り肉…適量
豚薄切り肉を3㎜程度の細切りにして、残ったかぼちゃの皮チヂミの生地に入れ混ぜ合わせる。
かぼちゃの皮チヂミと同じように焼く。
豚肉はバラ肉など脂の多い部位ではなく、ロースなど脂が少ない部位のほうがチーズと喧嘩しなくて良いと思いますよ。
豚肉が入ったので、ご飯のおかずにピッタリな一品になりました。
おいしい ♪
「肉が欲しい」も満たしてくれました。豚肉が入ったことで味わいが深くなった気がします。
かぼちゃと豚肉ってもともと相性が良い組み合わせですから、そこへチーズが加わっていることで、味にコクと深みを感じます。
こんなに少ない材料と簡単な作り方なのに、と~ってもおいしい料理になりました。その上、栄養も100点ということなしです。
ぜひとも、「おやつ」に「おつまみ」に「おかず」にも活用してください。