北海道の農家に教わった「なんちゃってスモークチキン」は、衝撃のアイデアレシピ。なんでも“燻製してないのに燻製風味が楽しめる”とのこと。用意するのはスモークの道具…ではなく、まさかのインスタント○ー○ー⁉ 一緒に煮てから漬け込むだけで燻製風味になるという、摩訶不思議なレシピを半信半疑ながら試してみましたよ!
【農家直伝レシピ】春キャベツ1/2個消費!「キャベツたっぷりメンチカツ」ざく切りで食感◎甘うま~!燻製風味を楽しむなら、インスタントコーヒーを用意すべし!
「なんちゃってスモークチキン」材料(2人分)鶏むね肉…1枚(約200g)
インスタントコーヒー…大さじ3
水…500ml
[A]
砂糖…大さじ2
しょうゆ…100ml
酒…50ml
酢…大さじ2
作り方1.鶏肉を観音開きにする。
観音開きは鶏肉の厚さを均一にする切り方。まず、鶏肉の中央に厚みの半分ぐらいまで縦に切り込みを入れます。
次に包丁を寝かして左右に切り込みを入れ、切り口を左右に開きます。
あっという間に観音開きが出来ました!
2.1を手前から巻き、調理用たこ糸で縛る。
鶏肉は細くなっている方から巻き始めるときれいに仕上がります。
料理糸は型くずれを防ぐことが目的なので、巻き方は何でも大丈夫。全体をぐるぐるっと、きつめに巻きましょう。
3.鍋に水とインスタントコーヒーを入れて、中火にかける。沸騰したらとろ火にし、
2を入れたらフタをして10分、ひっくり返してさらに10分煮る。
コーヒーの良い香りが広がってきました。果たして本当においしく仕上がるのでしょうか…ドキドキ。
4.3をバットへ移し、粗熱を取る。
5.煮汁の入った
3の鍋にAを入れ、弱火で温める。砂糖が溶けたら火からおろし、粗熱を取る。
6.ジッパー付き保存袋に
4と
5を入れ、冷蔵庫で一晩寝かせれば出来上がり。
完成した「なんちゃってスモークチキン」はこんな感じ。断面がしっとりしておいしそう! 外側はかなり濃~いコーヒー色ですが…さっそくいただきます!
う、う、うま…! 口いっぱいにスモーキーな香ばしい風味が広がります。これは紛れもなくスモークチキン。コーヒーを使っていると言われても、え⁉そうなの⁉ と疑いたくなるレベルです。そして、お肉が柔らかくてジューシーなのもうれしい。パサつきがちな鶏むね肉ですが、これなら気になりません。
続いて、この「なんちゃってスモークチキン」がいっそうおいしくなるというソースを作ってみます。ソースの作り方は簡単。生クリーム(100ml)を角が立つまで泡立て、マスカルポーネチーズ(100ml)、塩(小さじ1/2)と混ぜるだけ!
では、出来上がったソースをたっぷりかけて、再びいただきま~す!
おおっ! 優しい酸味のあるソースによって味に深みが生まれました。これを看板商品にしてお店出せるんじゃないの? というくらいハイクオリティな一皿です!
たんぱく質の多い鶏むね肉は、トレーニング飯にもぴったり。体を鍛えている方にもおすすめですよ。
そして、今回のレシピでもう一つおまけで作ってみたものがあるんです。それが、燻製“風”卵!
残った漬け汁にゆで卵を一晩漬けてみたら、立派な燻製風卵に♪ 一口食べると、ほんのり香ばしい風味と、お肉の旨みが感じられて、最高! 今後作るときは、鶏むね肉と一緒に漬けてみようと思います。
ちなみに、分量通り作ったソースは、完成したスモークチキンの量と比べて少し多めに出来上がります。余った分は、スクランブルエッグやキッシュにして合わせてみたら絶品でしたよ♪
「なんちゃってスモークチキン」は食べたらびっくりすること間違いなしのおいしさ。ぜひ作ってくださいね!
参考レシピ:http://www.ja-shikaoi.com/contents/recipe/?vol=83