2022.05.31

磨く・整える

【紫外線対策】マスクしていれば日焼け防止に⁉いえいえ“透過”してますよ!コロナ禍の日焼け対策の件

5月ともなれば気温も上がり、紫外線もしっかり強くなってきますよね。みなさん、マスクの下は日焼けしないと思っていませんか?実はマスクをしていても紫外線は透過しているんですって!「しっかり日焼けします!」とニュース番組『イット!』では警鐘を鳴らしていました。そこで今回は、マスク着用が当たり前になった今、ニュースタンダードな紫外線対策とは何なのかを詳しくまとめてみました。

【画像を見る】マスクをしているから日焼け対策はまあいいか!はダメ!

マスクをしていれば、日焼け止めは塗らなくてOK…?

今やマスクは生活必需品となりましたよね。感染症対策を重視する新しい生活スタイルでは、暑い夏場でもマスクを着ける習慣が定着しました。
そんな夏のマスク生活で気になるのが、紫外線との関係です。
「マスクをしていれば、日焼け止めは塗らなくても大丈夫だろう」と思っている方もいるかもしれませんが、それは間違い、大間違いなんです!


画像:photoAC

わたしもそう思っていたので、『イット!』の特集を見た時はショックでした。
日焼け止めを塗らずに外出した日は、紫外線を全吸収していたかもしれないと思うとゾッとします…。

というわけで夏のマスク生活でも、正しく日焼け止めを使って紫外線対策をしましょう!

マスクをしていても、紫外線は防げません!

『イット!』の特集には、化粧品メーカー「花王」の美容ソフト開発部リーダー・北方一恵さんが出演。
「マスクをしているとなんとなく安心と思いがちですが、紫外線は透過しているんですよ」と話します。
つまり、マスクをしていても日焼けの危険性があるということ!

さらに番組では、マスク着用時に肌への紫外線透過状況をシミュレーションした図を見せながら説明をしていました。そこでわたしも花王の公式サイトなどで詳しく調べてみることに。

サイトでは、紫外線を浴びると表面の色が紫色に変色する人形を使って、以下のような実験が行われていました。

日焼け止めを塗らずに一般的な不織布のマスクを装着させ、人形の顔全体に紫外線を当てます。

すると…マスクで隠れていない部分はもちろんですが、マスクで覆われた頬やあごの部分も紫色に変色していたのです。しかもマスクの下の部分はまだらに…。

しっかり紫外線は透過しているんです!マスクはガードしてくれません!

また、サングラスや帽子を着用したケースでも、紫外線は透過したり隙間から侵入したりしていることが判明しました。

下のシミュレーション画像は『イット!』でも紹介されていましたが、一目瞭然ですよね。

マスクをしていても、まだらに日焼けしているのがわかります。まだらって最悪じゃないですか…。

【日焼け止めを塗らずに、マスクを着用した場合】


画像:花王

【日焼け止めを塗らずに、サングラスや帽子、マスクを着用した場合】


画像:花王

花王では日焼け止めの効果を調べるため、先の人形の顔半分にだけ日焼け止めを塗り、不織布マスクを着用させました。そこへ紫外線を浴びせてみます。

すると…日焼け止めを塗ったサイドだけ、しっかり紫外線を防ぐことができました(当然といえば当然ですが)。

【日焼け止め塗布効果】


(SPF50+・PA+++クリームタイプ使用)
画像:花王

上の画像を見れば、日焼け止めを塗ることがいかに効果的か、ちゃんと理解できますよね。

これほどまで差が出るものなんですね、すごいです。

マスク着用時の“日焼け予防”で気をつけることは?

『イット!』に出演していた北方さんによれば、「おしゃべりをしたり顔を動かしたり、飲食のときに着脱が多いので、鼻の部分や(マスクの)ひもの部分がこすれやすくなってしまいます」とのこと。つまり日焼け止めがこすれて剥がれてしまうということですね。

花王の実験では、以下のような結果が出ました。
顔に日焼け止めをムラなく塗っても、時間の経過とともに日焼け止めがマスクに付着…。
3時間後には、鼻筋や頬、唇、そしてマスクの紐部分がこすれて、ほぼ取れて(マスクに付着して)しまいました。


(SPF32・PA+++ミルクタイプ使用)日やけ止めが付いている部分が黒く見える(イメージ)
画像:花王


白くなっている部分が日やけ止めが落ちてしまった部分です。
たった3時間で、ほとんど落ちてしまうなんて! マスクでこすれやすい部分は、他の部分よりしっかり対策をしないとダメですね。

日焼け止めをムラなく塗る方法

これまで日焼け止めの塗り方なんて考えたことなかったのですが、『イット!』では効果的な塗り方も紹介していました。
花王の公式サイトを見たら、より詳しい方法も解説されていましたよ!

例えば、日焼け止めはタイプによって伸ばしやすさが違ってきますよね。

クリームタイプだと肌に密着しやすいものの、粘度が高くて伸ばしにくい。
ミルクタイプは粘度が低く広い範囲に塗布しやすい反面、筋ムラになることがある--など。

どちらも肌に塗るときは、くるくるとらせん状に塗ったり、一方向に伸ばしたりすると思いますが、
そのらせん塗りと一方向塗りを組み合わせれば、ムラなく塗れるんですって!


(SPF32・PA+++ミルクタイプ使用)
画像:花王


まずクリームタイプなら、まずは顔の複数個所に細かく置いて、小さくらせん塗りする。その後、すき間を埋めるようにして一方向に短く伸ばしていくといいそうです。
そしてミルクタイプなら、額、鼻、顎、両頬に置き、大きならせんを描きながら塗った後で、大きく一方向に伸ばしながら肌になじませると均一に塗れます。


画像:花王

上の図には、らせん&一方向塗りの組み合わせで塗った場合(新メソッド)とそうでない場合の比較も見せています。
日焼け止めの塗り方を変えるだけで、こんなにも違いがあるんですね〜。

擦れやすい部分は重ね塗りをしましょう!

マスク着用時には、こすれに強い日焼け止めを使うのがおすすめだそう。
また、日焼け止めの後にファンデーションを塗らない場合は、パウダーだけでもはたいておくのがベター。
日焼け止めとマスクが直接こすれるのを防ぎ、日焼け止めだけを塗った場合より長時間効果を保てるようです。

塗り方ひとつで、日焼け止めが落ちるのをある程度防げるというわけですね。
ちなみに、マスクが直接触れる鼻筋や頬の高い部分など特にこすれやすいところは、らせん&一方向塗りをしたら、さらに指の腹で細かくクロスを描くようにして“重ね塗り”がベターみたい。
さらなる効果が期待できます!


画像:花王

今回のニューストピックは、日焼け止めの塗り方や重ね塗りの大事さを知ることができ、かなり勉強になりました。

実際にこの日焼け止めの塗り方をやってみたのですが、確かに今までよりも手間はかかります。
多少面倒だなとは思いますが(笑)、この先のお肌を守り続けるために頑張って対策をしたいところです。
これらの方法でしっかりと紫外線からお肌を守って、これ以上のシミは作らずきれいなお肌を維持しましょう!

【あわせて読みたい】
まるでSF!ダイソンが“高機能マスク”作ったらこうなりました★近未来感&ツッコミどころ満載なんです~

マスク生活で“口臭が気になる人”増加中!【唾液を増やす】&【口呼吸予防】のトレーニングで徹底対策を

【韓国コスメお試し】マスクに移りにくく崩れにくい!プチプラ!「イニスフリー」のフェイスパウダーが優秀な件

メイン画像:photoAC

Pick up

Related

Ranking