こんにちは! 北海道の農家で、管理栄養士でもある井澤綾華(あやか)です。みなさん、ほくほくに蒸かしたじゃがいもにバターをオンした「じゃがバター」はお好きですか? 道産子にはおなじみの食べ物で、みんなおやつ代わりに食べています♡ 今回は、道産子代表(勝手に!?)として、わたしがおいしいと思うじゃがバターのトッピングをランキング形式で紹介! 北海道ならではの味変テクをたっぷりお伝えしますね♪
【農家発!】道産子熱愛の「いももち」は、つなぎナシが本来のレシピ!?開拓当時の素朴な味を【完全再現】基本の「じゃがバター」を作ろうまずは、じゃがバターを作らないことには始まりません。レンチンで簡単に作るのがわたし流です!
材料【1個分】新じゃが(中)…1個(約120g)
バター…10g(切れてるバター1片分)
作り方1. じゃがいもをよく洗った後、水で濡らしたキッチンペーパーで包み、さらにその上からラップで包み込みます。
※緑色に変色していたり、芽が出ていたりするじゃがいもは、その部分を含めて大きめに取り除きます。全体に緑色だったりあちこち芽が出ている場合は、食べないようにしましょう。
水で濡らしたペーパーはジャガイモをホクホクに仕上げるための保湿の役割をします3. 電子レンジに入れて加熱します。
ジャガイモMサイズ(120g前後)で500Wだと4分間、600Wだと3分半で火が通ります。もう少し大きいサイズになると1分程伸ばして加熱してみてください。竹串や菜箸で刺して火の通りをチェックすると安心です。
一度に加熱するジャガイモの数が増えると加熱時間も増えるので注意しましょう。2個で1.8倍、3個で2.5倍ほど時間を増やします。増やしすぎると加熱ムラが出るため、2~3個を限度にした方が無難です。
4. 加熱後、じゃがいもに十字に切れ込みを入れて、バターを切れ込みの真ん中にのせたら出来上がり!
これが基本のじゃがバターです。
ここからは、わたしがおいしいと思う北海道ならではのトッピングBEST5を、ランキング形式で紹介します!
第5位…のり佃煮トッピングのり佃煮は簡単に手に入るので再現しやすいと思います。甘辛い佃煮が、ほくほくのじゃがいもにぴったり合います。おにぎりみたいにぱくぱく食べられますよ!
第4位…塩辛トッピング近年メジャーになってきたトッピングですね。塩辛トッピングは北海道でも人気。塩辛とバターのこくが、じゃがいもにマッチします!
第3位…ニシンの切り込みトッピングニシンの切り込みは、内臓を取り除いたニシンを刻んで麹と塩で漬け込んだ発酵食品です。北海道や青森などで流通していますが、その他の地域ではなかなかお目にかかれないかも。塩辛に近いですが、魚の旨味がスゴイ! お酒のつまみに最高です。北海道を訪れた際はぜひお試しあれ♪
第2位…鮭&いくらトッピング北海道といえば…鮭といくらの親子丼! そのじゃがバターバージョンです。もう説明不要ですよね…おいしくないわけがありません!
栄えある第1位は…松前漬けトッピングわたしが一番おいしいと思うトッピングは「松前漬け」でした! いか・昆布・にんじんを甘辛く漬け込んだ松前漬けは、びっくりするくらいじゃがバターと合うんですよ! スーパーなどで松前漬けを見つけたら、ぜひ買って最高の味変じゃがバターをお試しあれ~
道産子がおすすめするじゃがバタートッピング、いかがだったでしょうか?
もうすぐ、北海道の新じゃがが出回る季節です。ぜひ、新鮮なじゃがいもで試してみてくださ~い!
<新じゃがを皮ごと食べる際の注意点>じゃがいもには、炭水化物やビタミンなどの栄養が豊富な反面、微量の天然毒素が含まれます。食中毒を防ぐために以下の点に注意してください。
1.緑色に変色していたり、芽が出ていたりするじゃがいもは、その部分を含めて大きめに取り除きます。全体に緑色だったりあちこち芽が出ている場合は、食べないようにしましょう。
2.体の小さな子どもは、大人より食中毒になりやすいので、皮つきのじゃがいもを食べさせないようにしましょう。
3.皮つきのじゃがいもを大量に食べないように注意しましょう。
4.じゃがいもを買ったら長期保存せず、できるだけ早く食べるようにしましょう。
5.家庭菜園や学校などで栽培したじゃがいもは、かならず皮を剥いてから食べましょう。
井澤農園ではたまねぎがだいぶ成長してきました~。夏から秋にかけて出荷します!
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井澤農園
井澤綾華(いざわ あやか)さん
北海道生まれ。札幌西高校卒業後、食のプロフェッショナルを志し、天使大学にて栄養学を学ぶ。在学中は、全国の農家との交流や札幌市内の食品ECでの勤務を通じて農業と食への知見を深め、並行して料理研究家としても活動。卒業後は管理栄養士の資格を取得し、フリーランスとしてレシピ提供や講演・執筆活動を行っている。北海道栗山町「井澤農園」4代目・孝宏の妻であり、三児の母でもある。
モットーは「食卓を支える生産者をより身近に感じることで、生活者の食をより豊かにしたい」。
井澤農園HP:https://izawa-farm.com/