【料理の裏ワザ】「米粉」で餃子の皮を作ったら…モチッと食感が半端ない件！皮のうま味と甘みに…♡

みなさんは「米粉」を使っていますか？最近また、小麦粉の代用品として使えることが広く知られ、米粉レシピもよく見かけるように。先日、朝のニュース番組『グッド！モーニング』の人気コーナー『あらいーな』でも、皮から作る「米粉の餃子」を紹介していました。米粉で皮を作ると、もっちりとしておいしく仕上がるみたいです。しかも時短で作れるというから、うれしいですね♪よし、作ってみますか！

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米粉を使うと、なぜもっちりとするの？



米粉の原料は米。米には小麦粉よりもアミロペクチンというでんぷんが多く含まれているため、米粉を料理やお菓子に使うともっちりとした食感が生まれます。

また米粉には粘りのもとになるグルテンが含まれていないため、米粉の生地作りにはこねや発酵の工程が不要。つまり手間が省けて時短につながるというメリットもあるのです！

もっちり食感が魅力！皮から作る「米粉の餃子」



【餃子の皮 材料】（7～10個分）
米粉…60g
片栗粉…10g
塩…少々
熱湯…50ml
サラダ油…小さじ1/4



【餃子の具 材料】（7～10個分）
豚ひき肉…50g
キャベツ…3枚
しょうがのすりおろし…小さじ1/2
にんにくのみじん切り…小さじ1/2
しょうゆ…大さじ1/2
酒…大さじ1/2
砂糖…小さじ1/2
塩…少々
ゴマ油…小さじ1

1.　キャベツをみじん切りにします。



口当たりがよくなるよう、細かいみじん切りにします。

2.　ボウルに餃子の具の材料をすべて入れてよくこねます。



こねている間にゴマ油のよい香りが広がります。粘り気が出るまで3分ほどこねました。これで餃子の具は完成です。

3.　別のボウルに、米粉と塩、片栗粉、熱湯を加えてよくこね、サラダ油を加えてさらにこねます。



米粉には粘りのもとになるグルテンが含まれないため、つなぎとして片栗粉を入れるのがポイント。熱湯を入れたので生地が温かくて気持ちがよいです。



分量通りの熱湯だけでは粉っぽかったので大さじ1程度の熱湯を追加しました。水分は生地の様子を見ながら調整したほうがよさそうです。

米粉の生地は白玉団子の生地と一緒でさらっとした手ざわり。最初はまとまりにくいですが、ある程度まとまると一気になめらかに。3分ほどこねるとひと固まりになりました。

4.　生地をめん棒で薄く伸ばし、食器を使って丸くくり抜きます。



米粉の生地はグルテンを引き出すための“寝かし”は必要なく、すぐに成形できます。
直径8㎝のグラスでくり抜いてみると、生地の厚さが気になりました。5㎜ほどの厚みがあるため、後で薄く伸ばしましょう。小さい食器に変更します！



上が最初にくり抜いた直径8cmの生地、下が直径6㎝の食器でくり抜いた生地です。残りの生地が乾燥しないうちに急いでくり抜きました。気になる厚みは後で薄く伸ばすことにします。

5.　成形した米粉の皮で2の餃子の具を包みます。



くり抜いた生地を薄く伸ばそうとしましたが、めん棒に生地がくっつき悪戦苦闘！皮が破れてしまうのでそのまま包むことに。
生地が厚かったので餃子のひだは作れず、半分に折ったような形になりました。



どうにか9個作れました。米粉の皮は乾燥しやすく、素早く作らないと生地にヒビが入ってしまいます。上手に焼けるでしょうか？
ちなみに餃子の具は半分ほど余りました。皮が小さく具があまり包めなかったからだと思います。残った具はハンバーグのように焼いていただきました！

6.　適量のサラダ油(分量外)を引いて熱したフライパンで両面を焼き、お湯を加えて蒸し焼きにします。



片面に焦げ目が付くまで中火で約3分。両面で合計6分焼きました。
その後、餃子が半分浸るくらいのお湯を注ぎ、中火のままふたをして蒸し焼きに。1分ほどで水分がなくなり、焼き上がりました。

焼くと米粉の生地がもっちりもちもち！食べ応え抜群！



もちっ！もちもちもち…。市販の小麦粉の皮を使った餃子とはまったく違った噛み応え！しっかりと噛まないといけないほど、生地にコシがあります。でも硬いというわけではありませんよ。もちもちと弾力があるのです。薄く伸ばした白玉団子のような食感です。

市販の小麦粉の皮で作った餃子は皮が頼りない感じですが、「米粉の餃子」は皮を楽しむ感じ。餃子は具よりも皮がおいしい！そう思わせてくれる餃子でした。

水餃子にすると米粉の皮がとろーん、やわらかいお餅風に♪

ところで、餃子と言えば水餃子や蒸し餃子がありますよね。米粉の皮の食感は変わるのでしょうか？興味があるのでこちらも作って試してみます！



300mlのお湯に和風の顆粒だし小さじ1を溶かしたスープに「米粉の餃子」を入れてみました。弱めの中火で約10分。スープに入れると焼いた時よりも生地に透明感が出ました。

食べてみると、とろーんとしたやわらかさ。焼き餃子よりも、もちもち感は減りましたが、スープに浸かっていることでしっとり感がアップ。筆者は水餃子のほうがおいしいと感じました。

蒸し餃子にすると、もっちり感もしっとり感も楽しめる♪



餃子の皮が乾燥してしまい包むとひび割れが起こってしまったので、ラビオリ風に具を挟んでみました。蒸し器に入れて強火で約5分加熱したのがこちらです。画像では分かりにくいですが、蒸気で蒸された分、米粉の皮にツヤ感がありました。

食べてみるともっちりとしつつも、しっとり感もあり。「ういろう」の弾力を弱めてやわらかくしたような食感でした。



「米粉の餃子」は焼いても茹でても蒸しても、もっちり感を楽しめました。薄く生地を伸ばすにはテクニックが必要ですが、皮から手作りすると餃子が本格的なおいしさに。

”米粉は小麦粉の代用品”とは言わず、もっと活用したいですね。みなさんもぜひ、米粉の皮のもっちり感を味わってみてください！


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