2022.08.18

食べる

【熱中症対策】には麦茶!あるモノを入れると効果アップするのですが…それは「ハチミツ」「昆布」どっち?

昔から夏に愛飲される「麦茶」。そこには理にかなったわけがあるようです。まず、カフェイン・ゼロなので利尿作用が少なく、水分補給に最適なのだとか。またミネラルが豊富なので、熱中症対策にもなるということみたい。日本テレビ系の番組『バゲット』では、そんな熱中症の予防効果をより高める、麦茶の裏ワザを紹介していました。それは麦茶にあるモノを加えるだけととっても簡単! さっそく試してみることに…。

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麦茶に入れると”熱中症予防”効果がUPするものは…!?

では、いきなり問題です!

熱中症対策として、麦茶に入れると効果がUPするのは「蜂蜜」と「昆布」のどちらでしょう?

昆布とはちみつ

thinking time♪





正解は「昆布」でした!

昆布

「昆布」も「蜂蜜」もどちらも栄養豊富なので迷いますよね。わたしは、麦茶に入れたらおいしそうな「蜂蜜」を選んだので、見事、不正解でした。

なぜ、麦茶に昆布を入れると熱中症の予防効果がUPするのでしょう?

麦茶と昆布の熱中症予防効果とは?

番組で解説していたのは、“お茶博士”の異名を持つ、大妻女子大学名誉教授の大森正司先生。大森先生によると、そもそも麦茶にはカフェインが入っていないため、利尿作用が少なく水分補給に最適であるのだとか。さらにはミネラルも多く含んでいるので、汗で失ったミネラルを補給でき、熱中症の予防効果があるとのこと。

そんなミネラル豊富な麦茶に、ミネラルを多く含む昆布を加えることで、麦茶と昆布のミネラルが同時に摂れ、熱中症の予防効果が高まるそうです。

なるほど! 夏の暑い時期、大量に汗をかくことで失われるミネラルを麦茶と昆布の“Wミネラル”で補うわけですね! これは効果がありそうです。

麦茶と昆布にはどんなミネラルが含まれているか、ちょっと調べてみました。

麦茶には、汗をかいた時に不足するナトリウムやカリウムのほか、骨や歯をつくるカルシウムとリン、皮膚や粘膜の健康維持を助け、免疫力を上げる亜鉛などのミネラルが含まれているそうです。

一方、昆布には、エネルギー代謝を促進し、美肌作りにも効果があるというヨウ素(ヨード)、貧血予防に効果があるという鉄のほか、ナトリウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルが含まれているそう。また、昆布に含まれるミネラルは牛乳の約23倍! カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍なんだとか。すごいですね。

では、麦茶と昆布の“Wミネラル”が得られる「昆布麦茶」を作ってみましょう。

熱中症の予防効果UP!「昆布麦茶」の材料と作り方

材料

番組では昆布や水の分量は紹介していなかったので、今回は、自分で分量を決めました。麦茶パック1袋に対しての水の量の目安が1~1.5Lなので、水は1Lとし、昆布は麦茶パックの約半分の量、4gとしました。

【材料】「昆布麦茶」1L分
麦茶パック…1袋(9g)
昆布…適量
水…適量

【作り方】
1.やかんに水を入れ、昆布を入れてお湯を沸かします。火加減は中火にしました。

昆布をやかんに投入

2.沸騰したら火を止め、昆布を取り出し、麦茶パックを入れます。ちなみに、沸騰するまで7分ほどかかりました。

3.やかんにふたをして火はつけず、10分ほど待ったら「昆布麦茶」の出来上がり。時間は17分ほどかかりますが、やかんに昆布と麦茶パックを時間差で入れて、待つだけなのでとっても簡単!

まずは出来立てを1杯いただきます。

昆布麦茶

おぉ~。おいしーーーい! やさしくて、まろやか~。夏バテで疲れた体と胃に染みわたるようなやさしい味です。麦茶に昆布のまろやかさとコクが加わって、わたしは好き! 後味が特にまろやかで、昆布の旨味を感じます。

“昆布の風味”がけっこうするので、子どもが好きな味かは微妙ですが、わたしのような“中年女子”には受け入れやすいと思います。とにかく、“やさしく体に染みわたる”感じが最高! 香りも麦茶と昆布がミックスされ、癒される香りです。

この「昆布麦茶」は冷やしてもおいしいそうなので、冷蔵庫で冷やして飲むことに。

「昆布麦茶」が冷えたところで…。まずは「昆布麦茶」と「麦茶」の色合いを比べてみましょう。

昆布麦茶と麦茶
左側が「昆布麦茶」、右側が「麦茶」。

向かって左が「昆布麦茶」で、右が「麦茶」。ほとんど変わりませんね。よく見ると昆布の出汁がプラスされた分、左の「昆布麦茶」のほうが多少濃いような感じがするかな。

では、冷えた「昆布麦茶」をいただきます!

昆布麦茶

おぉ~。冷やすと、より“昆布の風味”が強くなるような気がします。そして、温かい「昆布麦茶」同様、まろやかさやコクもあります。冷たくても温かくてもどちらもおいしいですが、わたしは温かいほうが胃にやさしい感じがするので、温かい「昆布麦茶」のほうが好みです♪

熱中症の予防効果もあり、体も“よろこぶ”「昆布麦茶」、みなさんも試してみてくださいね。

※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。


<参考文献>
WEB
「こんぶネット」 https://kombu.or.jp/power/eiyou

「まごころケア食」
https://magokoro-care-shoku.com/column/the-nutrition-of-kelp/#%E2%97%86%E6%98%86%E5%B8%83%E3%81%AB%E5%90%AB%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%A0%84%E9%A4%8A

「Food for Well-being〜麦茶の栄養と効能|いつも飲みたいけどデメリットはあるの?〜」
https://kawashima-ya.jp/contents/?p=32099




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