こんにちは、スーパー青果部歴10年の青髪のテツです。突然ですが質問です。ミニトマト、ヘタを付けたまま野菜室に入れてませんか? 実はそれ…とってもNGです! 今回は、ミニトマトのヘタを“絶対に”取るべき理由を解説します。また、気がついたらシワシワに乾燥しちゃった…というミニトマトを「プリプリ&ツヤツヤに戻す裏ワザ」も紹介していきますよ!
【青髪のテツ】濃厚で甘~いトマトを選ぶにはお尻の「☆スターマーク」をチェック!【超使える野菜講座】行楽シーズンのお弁当などに欠かせないミニトマト。夏から秋にかけて、流通量が多くなり、その分価格も下がりやすくなるので、たくさん消費してほしい野菜の一つです。
お弁当にそのまま入れたり、サラダにしたりと、生で食べるイメージが強いですが、炒めものにしたりスープに入れたりしてもおいしいですよ。
ヘタを取らないと食中毒のリスクも!?おいしいミニトマトですが、お弁当に入れる時は“絶対に”ヘタを取って入れてください。気温が高い日などはとくに食中毒のリスクが高くなります。
ヘタつきのミニトマトは呼吸が多くなります。ヘタをつけたまま保存すると、
・水分が抜けやすい
・栄養が落ちやすい
・ヘタからカビが生えやすい
・雑菌が繁殖しやすい
…などと、デメリットが多くなるんです。
ミニトマトの正しい保存方法は、ヘタを取って保存すること。おいしく食べられる期間が伸びます。
冷蔵庫で保存する場合は、ヘタを取った上で、タッパーなどの保存容器にキッチンペーパーを敷いて入れ、野菜室ではなく「冷蔵室」に保管しましょう。ミニトマトは一般的には野菜室に入れますが、タッパーに入れることで低温障害を避けられるため、冷蔵室の方が長もちしやすくなります。
この方法で1週間程度は、鮮度を保つことが可能です。ぜひお試しください!
シワシワのミニトマトをプリツヤに戻す裏ワザ「ミニトマトを買って、ヘタ付きのまま冷蔵庫に入れっぱなしにしていたら、気がつけばシワシワになっていた」なんて経験がある方も多いと思います。
そんなシワシワのミニトマトは、下の方法で簡単に買ったときのプリプリ&ツヤツヤな状態に戻すことができます。
1. 50℃のお湯を用意して、器に入れたミニトマトに注ぐ。
2. 10〜30秒待つ。
お湯を捨ててみると、プリプリのツヤツヤに復活しているのがわかります!
ビフォー&アフターを比べてみると、一目瞭然ですね!
ミニトマトは収穫後、ヘタや表面から徐々に水分が飛んで乾燥し、シワシワになっていきます。
でも、お湯に浸して十数秒放置するだけで水分を取り込んで復活します。お湯は、ミニトマトの皮に浸透しやすい性質があるんです。しかし、熱すぎると実が柔らかくなってしまうので温度には注意しましょう。
ちなみに、お湯じゃなくて水でも数十分つけておけば復活します。
これまでしわしわになったミニトマトを捨ててしまっていたという人はぜひ試してみてくださいね。
ただし、食感と見た目は元に戻りますが、鮮度が良くなるわけではないので、復活させたミニトマトはお早めにお召し上がりくださいね。
新鮮なミニトマト(左)とお湯で復活させたミニトマト(右)。果肉に違いはありませんが、復活させた方は皮が少し変形しています。<あたらしい日日編集部の試食レポート>編集部で、シワシワになったミニトマト(一週間、冷蔵庫に放置モノ)を復活させ、新鮮なミニトマトと食べ比べてみました!新鮮なミニトマトの方は、柔らかくて甘くて普通においしい!一方、復活ミニトマトを食べてみると、意外にも甘みや風味はそこまで変わらない印象です。でも、皮が硬くて口に残る…。やはりトマトは、なるべく早く食べるのがいいですね~。少し長く保存する際は、ヘタを必ずとりましょう!(レポ終わり)ヘタを取ってミニトマトを保存し、万が一シワシワになってしまったらお湯をかけて復活させることで、食品ロスを減らすことができます。
農家さんのためにも、今からますますおいしくなるミニトマトやトマトをたくさん食べましょう!
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