2022.10.29

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【鮮度復活の裏ワザ×2】冷蔵庫でしなびた「きゅうり」を瑞々しくさせる方法を試してみた!元通りになる⁉【実証実験】

スーパーの野菜売り場に行くと秋の野菜がたくさん並び、夏が終わったように感じますが、まだまだ日中は暑い日も!食卓にはみずみずしい野菜を並べたくなります。そんな時に重宝するのが、きゅうり。夏に限らず一年中購入できるので、野菜室の常連のような存在です。でも、気付けば庫内で元気がなくなっていることが…。そんなきゅうりの復活術を探していたら、お手軽な裏ワザを発見。試してみましょう♪

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一年中購入できるきゅうり、その約95%は水分!



パリッとした歯ごたえと瑞々しさがおいしいきゅうり。実は約95%を水分が占めています。そして乾燥と低温が苦手。皮がしっかりとしているように見えても、水分が失われ、しんなりとしやすい野菜なのです。

外側の皮が濃い緑色で丈夫そうに見えますが、実はデリケートな野菜なのですね。すぐに元気がなくなってしんなりする訳がわかりました。

きゅうりの復活術をインターネットで2つ見つけたので、どちらも試してみましょう。

氷水に漬けるだけ!きゅうりの復活術を試してみた!

氷水を使ったきゅうりの復活術は、以前NHKで放送していた情報番組『ガッテン!』のサイトに掲載されていました。読んでみると、氷水にきゅうりを漬けるだけと超簡単!これは気軽に試せる裏ワザですね。



用意するのはしなびたきゅうり、氷水、きゅうりが入るジッパー付き袋。氷水はきゅうりと同じくらいの重さがあれば良いそうです。



冷蔵庫にあったこのきゅうりは購入後3日目のものです。重さを計ったら125gでした。

きゅうり購入後の日数によって氷水に漬ける時間が変わります。購入後1~2日なら10分、3~4日なら1時間、4日以上ならひと晩漬けるときゅうりが復活するそうです。

今回は1時間、氷水に漬けてみます。



ジッパー付き保存袋にきゅうりと氷、適量の水を入れて口を閉じました。



氷水の温度は3.5℃。結構冷たいですね。



1時間室温におくと氷が解けてしまうので、冷蔵庫の野菜室に入れておきます。



1時間経ったのできゅうりを出しました。重さを計ってみると126g。1時間氷水に漬けただけで1g重たくなっていました。きゅうりが水分を吸収したということですね!

見た目の変化はあまりありませんでしたが、持ってみるとハリを取り戻したかのようにしっかりとした質感になっていましたよ。



切ってみました。左側の断面はきゅうりのほぼ中央くらい、右の断面はお尻側です。皮と実の境目に水分が浸透しているように見えますね。

結果!氷水に付けるとパリッとした歯ごたえに♪



氷水に1時間漬けたきゅうりを食べてみると、パリッ! ボリッ! という新鮮な音と歯ごたえが蘇っていました。そして冷たくておいしい!

割りばしを突き刺して「冷やしきゅうり」のようにすれば、それだけでおいしい一品に♪ 氷水に漬ける復活術、とても使える超簡単な裏ワザでした!

ただし、きゅりは5℃以下で長期保存すると低温障害を起こすとか。氷水に浸すのはひと晩が限度。ご注意くださいね。

「水に漬けるだけ!」な、きゅうりの復活術も試してみた!

水に漬けて復活させるきゅうりの復活術もインターネットで見つけました。こちらも気になるので試してみましょう。



このきゅうりも先ほどのきゅうりと一緒に買った、購入後3日目のものです。重さを計ったら127gでした。



水に浸す復活術は、きゅうりを完全に水に漬けて冷蔵庫で保存するだけ。簡単!



水道水をそのまま注いだので水温は24.1℃と常温です。



水に浸す時間はきゅうりのしなび具合によって最低で1日、最大で3日です。今回は日数によって変化があるのか経過をチェックしてみます。

【水漬け1日後】



1日水に漬けていたきゅうりです。重さは130g。1日で3gも重たくなっていました! それだけ水分を吸っているということですね。氷水漬けの時と同じように、きゅうり全体がしっかりとした質感になっていました。



ちなみに野菜室に入れていたので水温は11.6℃と冷たくなっています。もう1日水に漬けて冷蔵保存してみましょう。

【水漬け2日後】



2日間水に漬けていたきゅうりです。重さは132gに! 驚くことに2日で5gも増えました。5gの水って小さじ1杯分に相当。それだけの水分をきゅうりが吸水しているのですね。

あと1日水に漬けるとどうなるのでしょうか? 引き続き、水に漬けて野菜室で保存してみます。

【水漬け3日後】



3日間水に漬けていたきゅうりです。重さは132gと前日からの変化はありませんでした。きゅうりのしなび具合にもよりますが、小さじ1杯程度の水分を吸収したら、元気なきゅうりと同じくらいの瑞々しさを取り戻せるのでしょうね。



3日目のきゅうりを切ってみました。左側の断面はきゅうりのほぼ中央くらい、右の断面はお尻側です。実の中心に向かって水分が浸透しているように見えます。

結果、しなびたなと感じたら水漬けで保存するのもアリ



3日間水漬けしたきゅうりを食べてみると、ボリッ! という歯ごたえと瑞々しさがあり、新鮮なきゅうりに近い印象でした。これなら生で食べてもイケる! と思いました。

ただ、氷漬けの復活術よりもきゅうりがぬるく感じたのと復活するのに時間がかかるので、臨機応変に使い分けるのがよいなと思いました。氷漬け、水漬けともにきゅうりが瑞々しく復活したのは確かです。生で食べることが多いきゅうりなので、ちょっと元気がないなと感じたら、簡単なのでぜひお試しくださいね。

<参考文献>
WEB
「JA とれたて大百科〜キュウリ〜」 https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=2

「ガッテン! 〜気分爽快! キュウリのおいしさ大発見SP〜」
https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170531/index.html




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