2022.12.10

食べる

【タモリレシピ】独創的な「だし」を抽出して“だし巻き卵”作ってみた!え、納豆だし⁉魚肉ソーセージだし⁉

もしも昆布やかつお節の用意がなかったら、みなさんはどんな食材で「だし」を取りますか?テレビ朝日の流浪の番組『タモリ倶楽部』では、「冷蔵庫にある食材でだしを取り、だし巻き卵を作ろう!」という興味深い(?)企画をまじめに放送していました。そのなかでおいしいだしが取れると結論づけたのが、「ちくわ」「魚肉ソーセージ」そして「納豆」。興味津々なわたしも、さっそく真似して作ってみることに。詳しくレポします♪

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『タモリ倶楽部』で選ばれた!おいしいだしが取れる食材♪

番組でタモリさんや出演者の方が選んだ、おいしいだしが取れる冷蔵庫の食材ベスト3は…!?

1位 ちくわ
2位 魚肉ソーセージ
3位 納豆 

上記の結果に。

材料

「ちくわだし」「魚肉ソーセージだし」「納豆だし」のお味やいかに!?

わたしも「ちくわ」「魚肉ソーセージ」「納豆」、この3種類の食材からだしを取ってみることに!

タモリさんたちが、どのくらいの分量でだしを取ったのかはわからないので、ちくわ1本(約25g)、魚肉ソーセージ1/2本(約25g)、納豆1パック(約50g)をそれぞれ水200mlで5分煮て、だしを取ることにしました。ちくわや魚肉ソーセージと違って、納豆はだしが出そうな魚介系が入っていないので、少し多めの分量にしています。

まずは、タモリさんら出演者が1位に選んだ「ちくわだし」。

ちくわだし

ちくわだし

魚介系の香りがほんのりします。

お味はどうかしら?おお~、ほんのり甘みとうま味があって、遠~くの方にちくわがいます!塩味もあって、しっかりだしが取れている!

続いて「魚肉ソーセージだし」。

ギョニソだし

ギョニソだし

ほんのり魚肉ソーセージの香りがします。

では味見…。おお~、「ちくわだし」とほぼ同じ。ほんのり甘みとうま味を感じます。今回わたしが使った魚肉ソーセージには、ほたて、さけ、かに、昆布のエキスが入っているようなので、そのうま味が出ているのでしょうね。

強いて言えば、「ちくわだし」の方が多少塩味が強いかも。

ではお待ちかね。一番想像がつかない「納豆だし」。

納豆だし

納豆だし

ちくわと魚肉ソーセージに比べ、見た目の個性も強め。納豆を煮ている間は、独特の香りが部屋中に。夫から「くさっ!」と大ブーイングでした。

ですが、コップに入れた「納豆だし」の香りをクンクンしてみると、納豆臭さはなく、ほのかに納豆のまろやかな香りがする程度になっていました。また、納豆のねばりの影響か、だしも少しトロッとしています。

では、ひと口。おお~、納豆の香ばしさがしっかり「だし」として出ています!びっくり。納豆のうま味も出ているんじゃないかしら?意外といけます。納豆の風味がしっかりするので、嫌いな人には無理かと思いますが、納豆好きなわたしは高評価です。

番組では、ダシの研究家である甲子園大学・伏木亨教授から、「豆にグルタミン酸が多少は含まれるが、匂いが強くおいしいとは感じづらいのでは…」と低めの評価を受けていましたが、タモリさんら出演者には、「臭いが消えて、麦茶のような豆を炒った香ばしさがある」と好評でした。

評価が分かれた理由についてタモリさんは、関西人の伏木教授は納豆になじみがないからではないか、と分析していました。

では、「納豆だし」「魚肉ソーセージだし」「ちくわだし」でそれぞれ、だし巻き卵を作ってみましょう。

「納豆だし」「魚肉ソーセージだし」「ちくわだし」でだし巻き卵を作ろう!

それぞれのだし巻き卵の材料は、卵1個、各だし大さじ2、みりん小さじ1/2、しょうゆ小さじ1/2、塩少々とします。

また、番組では具は入れていませんでしたが、わたしはだしを取った後の具材(適量)を刻んで加えることにしました。もったいないですからね。

見た目的には、上手なだし巻き卵ではありませんが、味を確認ということで…。

まずは「納豆だし巻き卵」。

納豆卵焼き

おお~、「納豆だし」がしっかり効いた卵焼きになっています。和風だしの素を使わなくても、コクがあって、味がしっかりしていることにびっくり。

続いて「魚肉ソーセージだし巻き卵」。

ギョニソ卵焼き

これは間違いないおいしさ。ほんのり甘みとうま味を感じる「魚肉ソーセージだし」はだし巻き卵にしても健在。やさしい甘みのだし巻き卵に仕上がっています♪

3つ目は「ちくわだし巻き卵」。

ちくわ卵

こちらも間違いないおいしさ。「魚肉ソーセージだし巻き卵」との違いは、魚肉ソーセージか、ちくわかの風味の違いだけで、甘みやうま味はほぼ同じ。鈍感舌のわたしには判別不能です。

個人的におもしろかったのは「納豆だし巻き卵」。いわゆる「だし」を使っていないのに、コクがあって味わい深いだし巻き卵に仕上がったのは驚きでした。刻んだねぎを入れてアクセントをつければ、もっとおいしくなりそう。

納豆だし&ギョニソだしにゅうめんを作ってみよう

最後に、番組でタモリさんが作っていたにゅうめんにも挑戦。タモリさんは「納豆だし」「魚肉ソーセージだし」をブレンドしていました。それぞれの分量や、他に使った調味料はわからないので、適当に作ってみます。

にゅうめんのスープは、「魚肉ソーセージだし」は100ml、「納豆だし」は50ml、しょうゆ小さじ1と1/2、みりん小さじ1と1/2、塩少々で作ります。冷蔵庫にあったしめじと、だしを取って残った魚肉ソーセージを具材として入れることに。

材料を全てお鍋に入れて沸騰させ、そこに茹でたそうめん(適量)を入れて温めたら出来上がり。小口切りの長ねぎを薬味として入れました。

にゅうめん

ではいただきます!おお~、すごい!めんつゆを入れたみたいな味!だしを取った後の魚肉ソーセージを具にしたことで、再びだしが出たのかしら?しめじからもだしが出たのかも!

和風だしやめんつゆを使っていないのに、だしの効いたにゅうめんになりました。薬味の長ねぎが味を引き締めてくれたことで、甘みやうま味が際立ったのかなぁ。

「納豆だし」にとろみがあるので、スープが麺に絡みやすいです。冷蔵庫にめんつゆや和風だしの素がなくても、納豆と魚肉ソーセージでだしの効いたスープができるのは新発見でした。おもしろかったです。

しいたけやかつお節、めんつゆ、和風だしの素がなかったとしても、意外と冷蔵庫にはだしの取れるものがあるようです。みなさんも、いろいろな食材でだしを取ってみてくださいね。

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