2022.11.29

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酸っぱ~い「みかん」を甘くする裏ワザ♪試してみた!「もむ」「焼く」「レンチン」…極甘はどれ?【比較実験】

みかんのおいしい季節になりました!でも、いざ買って食べたら、ちょっと酸っぱかった…なんてことも、たまにはありますよね。せっかく買ってきたんだし、おいしく食べた~い!で、酸っぱいみかんを甘くする方法をネットで調べてみると、「もむ」「焼く」「レンチン」…など、いろいろな情報が♪これは、試すっきゃない!というわけで、6つの裏ワザを比較検証。はてさて、気になる結果は…。

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酸っぱいみかんが甘くなる…とは?



みかんの酸っぱさのもとは、主に「クエン酸」。

このクエン酸を減らすことで、みかんの酸っぱさをやわらげ、甘くすることができるんだとか。

そのためには、大きく分けて「刺激を与える」「加熱する」「追熟させる」の3つの方法があるようです。

詳しく見てみると…

刺激を与える
みかんを揉んだり転がしたりして、刺激を与えると、細胞が傷つきます。その細胞を修復するためにクエン酸が消費され、酸っぱさがやわらぐと言います。

加熱する
みかんを加熱すると、クエン酸が消費され、酸味が減ります。また、糖度もアップして、甘くなるそうです。

追熟させる
みかんは収穫した後も生きていて、呼吸する際にクエン酸を消費します。そのため、置いておくだけで酸味が減るんだとか。

今回は、6つの方法にトライ!

今回は、刺激を与える方法として「もむ」、加熱する方法として「焼く」「レンチン」「湯につける」、追熟させる方法として「そのまま置いておく」「りんごと一緒に保存」の、6つの方法を試してみました!

※みかんの糖度や酸度を計測したわけではなく、結果はあくまでわたしの主観です。使用するみかんによって、結果が異なる可能性もあります。あくまで、参考としてお楽しみください。

1.もむ
みかんを50回ほどもんで、数時間置きます。



画像ではわかりにくいですが、強くもんだので、少し変形しています。

もんだ後、長めに半日ほど置き食べてみました。

感想は、「う~ん、若干甘くなった気もするけど、気のせいかしら...?」という程度でした。はっきり「甘くなった!」とは、実感できず…。

2.焼く
みかんを洗い、水気を拭き取ってから、オーブントースターなら高めのワット数で10~15分、魚焼きグリルなら、中火で7~8分、焦げ目がしっかり付くまで焼きます。



わたしは、1300Wのオーブントースターで、15分ちょっと焼きました。

焼きたてのみかんは、かなり高温になっているので、取り出す際は火傷しないよう注意してください!

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皮はこげていますが、中身はきれい。

食べてみると、確かに甘くなったと感じました!
ただ、生のみかんとは違い、マーマレードのような濃厚な味。焼き芋のような香ばしさもあり、これはこれでおいしい!

また、何度か試したところ、みかんによっては、苦味が出たものもありました。

3.レンチン
破裂を防ぐために、みかんに数か所切り込みを入れ、500Wの電子レンジで30秒~1分加熱します。加熱後は、冷蔵庫でよく冷やしてから食べると、甘みをより感じやすいとか。



まず、30秒加熱して食べてみましたが、甘くなったというより「ただの温かいみかん」という感じ。

様子を見ながら、10秒ずつ追加で加熱していき、50秒~1分くらいで熱々に。食べてみると、「むむ、味が変わった?甘くなったかも!」と実感。

ただ、焼いたみかんと同様に、生のみかんとは少し違う、加熱したみかん特有の風味でした。

また、こちらも使用したみかんによって、苦味を感じました。

4.湯につける
40℃くらいの湯に、10~15分つけます。湯につける際は、みかんが浮いてこないよう、重しをのせましょう。こちらも、冷蔵庫でよく冷やしてから食べると、甘みを感じやすいそうです。



食べてみると、「温かいみかん」という感じで、甘味の変化は、はっきりとは感じられず。
冷蔵庫で冷やしてみましたが、「う~ん、甘くなった…?でも、気のせいかも…?」くらいな感じでした。

5.そのまま置いておく
常温で、1~2週間置いておきます。



1週間置き、皮の表面が少し乾いてきたので、食べてみると、確かに少し甘くなった気が!
ただ、甘くなるまでの期間は、みかんによって異なるはず。長く置きすぎると、傷むこともあるので、ご注意ください。

6.りんごと一緒に置いておく
りんごは呼吸する際に、野菜や果物の熟成を早めるエチレンガスを出します。そのため、みかんをりんごと一緒に袋に入れておくことで、みかんの追熟を促すことができるそう。

りんご1個につき、みかん2~3個を同じ袋に入れて保存します。



4日くらい経過したところで、皮のオレンジ色が濃くなってきたので、食べてみたところ、少し甘みが増したかも!?
ただ、熟すのが早まるという点については、正直なところ、はっきりと実感するには至りませんでした。 

「確かに、甘くなった!」ベスト3は!?

わたし個人の意見ですが、甘みがアップした裏ワザ・ベスト3を発表します!

1位 そのまま保存
生のみかんの自然な甘みを楽しみたい場合は、保存して追熟させるのが一番! りんごと一緒に保存した方が、早く甘くなるようですが、わざわざりんごを用意するのも手間なので、そのまま置いておくだけでも十分かも。

2位 焼く
保存以外で、甘みが増したと感じたのは、加熱系の裏ワザ「焼く」と「レンチン」かも。2つのうちよりおいしいと感じたのは、焼いたみかんです。好みにもよりますが、わたしは焼いたみかんの香ばしい風味が好きでした!

3位 レンチン
甘くなったと感じられるよう50秒~1分加熱すると、みかんのフレッシュさも、焼いたときのような香ばしさも感じられませんでした。しかし、すぐに酸味を減らしたい場合には、手っ取り早い裏ワザと言えそうです!

いかがでしたか? みなさんも、買ったみかんが酸っぱかった時は、ぜひ試してみてください! 実験感覚でやってみるのも、楽しいですよ~♪

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