2023.02.13

食べる

【唐揚げクイズ】サクッと揚げるなら…まぶすのは「片栗粉」「小麦粉」?食卓史上最強の食感はどっち?

大人も子どももみ~んな大好きな唐揚げ。でも、家庭ではなかなかカリッ&サクッと食感に揚げるのは難しいですよね。先日の日本テレビの番組『所さんの目がテン!』では、そんな最高の食感を叶える裏ワザを紹介していました。専門店の唐揚げを科学的に分析して、まぶす「粉」で違いが出ることを突き止めたんです。わたしにとってはまさに神回!さっそくクイズの答えを実践してみましょう♪

【商品パッケージの裏ワザ】冷食の唐揚げがレンチンだとカリッとならない問題は…パッケージ裏で解決⁉

お店の唐揚げを目指すなら…使うのは片栗粉?小麦粉?

突然ですが、唐揚げクイズ~♪

唐揚げ

問題
唐揚げをサクッと揚げるには、衣にどちらを使うのがよいでしょうか?片栗粉or小麦粉?二択です。

①片栗粉を使う
②小麦粉を使う

正解は片栗粉です!

唐揚げの衣には、小麦粉もしくは片栗粉が使われることが多いですが、タンパク質の多い小麦粉は鶏肉によくつくので、しっかりもっちりとした衣に。一方、でんぷんで構成される片栗粉は、油を吸う量が少ないため、さっくりとした食感に仕上るそうです。

小麦粉も片栗粉もそれぞれよさがあるので、どちらにするかはお好みですよね。

専門店が伝授!カリッ&サクッ食感の唐揚げにするポイント!

番組では、カリッ&サクッ食感が人気の唐揚げ専門店「からやま」の唐揚げの作り方を紹介していました。こちらのお店の唐揚げは時間が経っても衣がカリッ&サクッとしているのが特徴。衣にはもちろん、片栗粉を使っているそうです。

作り方は、

1.  鶏のもも肉を50gほどにカットし、お店秘伝のタレをかけ、しっかり揉み込み、冷蔵庫でひと晩寝かせます。

2.  衣にはじゃがいもからとれる「馬鈴薯でんぷん」を使用。つまり、片栗粉です。

そして、ここが最大のポイント!
ひと晩タレに漬け込んだ鶏肉に片栗粉をまぶし、さらに、冷蔵庫でひと晩寝かせます。

ひと晩置いている間に、肉の表面の水分を衣(片栗粉)に移します。この下準備の段階で肉の水分をしっかり片栗粉に吸わせておくと、揚げた後、肉の水分によって衣がベチャッとならないそうです。なお、衣に移った水分は油で揚げている間に蒸発していきます。

3.  2を180℃の油で6分揚げれば、衣がカリッ&サクッ食感の唐揚げの出来上がり。

専門店の唐揚げは、下味をつけるのにひと晩、お肉の水分を衣に移すのにひと晩…約2日間かけて作られていることがわかりました。手間と時間をかけることが大切なんですね。

カリッ&サクッ食感の唐揚げを作ってみよう♪

では、専門店の唐揚げの作り方に従って、わたしも作ってみることに!秘伝のタレや分量など、番組で紹介していなかったところは自己流でやってみます!

材料

【材料】2人分
鶏もも肉…300g
片栗粉…適量

◆下味
塩…適量
こしょう…適量
おろししょうが…小さじ2
おろしにんにく…小さじ1
しょうゆ…小さじ1
酒…小さじ1
サラダ油…適量

ちなみに今回、しょうがとにんにくはチューブではなく、すりおろしたものを使っています。

【作り方】
1.  鶏もも肉を50gずつに切り分けます。

2.  ボウルに1、塩、こしょう、しょうが、にんにく、しょうゆ、酒を入れ、よく揉み込みます。

唐揚げ

3.  2をひと晩冷蔵庫で寝かせます。鶏肉が乾燥しないようにラップをして冷蔵庫へ。

4.  3に片栗粉をまぶし、再びラップをして冷蔵庫へ入れ、ひと晩寝かせます。

唐揚げ

片栗粉をまぶしてひと晩寝かせた鶏肉がこちら。

唐揚げ

鶏肉の水分を吸い取ったようで、衣がしっとりしています。キッチンペーパーも少し湿っていました。

唐揚げ

5.  フライパンにサラダ油を入れ中火で熱し、4を180℃の油で6分揚げます。

揚げ時間は6分ということなので、片面3分ずつ揚げることにしました。

唐揚げ

3分後、ひっくり返すと…。

あらいい感じ!いつもの衣がベチャッとした唐揚げと明らかに違います。

唐揚げ

衣がカリッとしてる~♡

唐揚げ

6.  5を、生のパセリ(分量外)を彩りに添えたお皿に盛って出来上がり。

唐揚げ

2日間かけて、やっと出来上がりました!とはいえ、ほぼ冷蔵庫で寝かせていたので大変だとは感じませんでした。ただひたすら待つだけです!

では、いただきま~す。

ワオ!!!! 本当に衣がカリッ&サクッとしています!すごい!すごい!家でこんな最高の食感の唐揚げが出来るなんて、うれしすぎます。夫も「いつもと全然違~う!!!」とテンション高め。

唐揚げ

わが家ではこれまでも唐揚げの衣は片栗粉を使っていましたが、毎回、衣がベチャッとしていました。ですが今回、ひと晩かけて片栗粉に水分を吸い取ってもらったおかげで見事、カリッ&サクッ食感に仕上がりました!この寝かせる時間が最大のポイントなんですね!

また、下味をつけてからトータルで2日間漬け込んだので、しょうがとにんにくの風味がお肉になじんでいて、味もバッチリ。食感もやわらかくてジューシーです。ここまでクオリティの高い唐揚げなら、家族はもちろん、友だちに作ってあげてもきっと喜ばれると思います。

唐揚げ

小麦粉でも作ってみた!

せっかくなので、この「下味をつけるのにひと晩、お肉の水分を衣に移すのにひと晩かける」作り方で、衣を片栗粉ではなく、小麦粉にして作ってみることに。下味などの分量は先ほどと同じです。違いは衣が片栗粉か小麦粉かだけ。

下味をつけてひと晩、小麦粉をつけてひと晩置いた鶏肉を揚げたものがこちら。

唐揚げ

衣がしっかりついていますね。表面は、カラッとしているように見えますが…。

ではいただきます!

おお~、衣がしっかりついていて、カリカリしています。片栗粉のカリッ&サクッとは違いますが、こちらもおいしい!お肉もやわらかい。

唐揚げ

とはいえ、衣を小麦粉にする場合、衣をつけてひと晩寝かせる必要はないかなと思いました。
片栗粉の場合は鶏肉の水分を片栗粉が吸ってベチャッとならないよう、事前に片栗粉に鶏肉の水分を吸わせておく必要があります。

ですが、小麦粉は鶏肉にしっかりくっついて、揚げた後も鶏肉の水分が出にくいようなので、事前に鶏肉の水分を衣に吸わせておく必要はないかも…。それに、片栗粉の唐揚げより小麦粉の唐揚げのほうが、ほんのわずかですが、お肉にパサパサ感があるように感じました。ひと晩寝かせたことで、鶏肉の水分が出過ぎてしまったのかなと思います。

ということで個人的には、唐揚げ専門店「からやま」の唐揚げメソッドは、やっぱり片栗粉!ということでまとめさせていただきます。

みなさんも、カリッ&サクッ食感の唐揚げを作ってみてくださいね。

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