2022.12.21

食べる

【俳優の聖夜めし】自らターキーを焼く妻夫木聡さん♪コツはSNS投稿で「#ソミュール液は大事だね」って…どんな液?

11月11日放送の『あさイチ』には、俳優の妻夫木聡さんが登場。30歳過ぎから毎年クリスマスにご自身でターキーを焼いていると、料理好きな一面を明かしていました。そして40歳以降は「ソミュール液」に漬けたターキーを焼いているそうで「本当にジューシーで奥深い味わいに焼けるんです」とのことですが…「ソミュール液」って何? 肉の旨味がグレードアップする?それは今すぐ覚えなくちゃ!


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水、塩、砂糖、ハーブ!「ソミュール液」は肉や魚の漬け込み液!

「ソミュール液」はフランス料理などに使われる、肉や魚を漬け込んで下味を付けるための液のこと。10~30%濃度の塩水に砂糖、お好みのハーブやスパイスを入れて作ります。

「ソミュール液」に肉や魚を半日くらい漬けておくと身がやわらかくなり、焼いたときジューシーに仕上がるそうです。加熱するとパサつきがちな鶏むね肉やささみもしっとりと焼き上がるため、プロの料理人にはおなじみの技法だとか。

塩と砂糖は常備しているので、ハーブを用意すればすぐに実践できますね!さっそく試してみましょう。

とても簡単!「ソミュール液」を作ってみた!

『あさイチ』では料理研究家・上田淳子さんの「ソミュール液」のレシピが紹介されていました。そのレシピで作ってみましょう。



【材料】(肉や魚200~300g分)
水…100ml
塩…小さじ2/3
砂糖…大さじ1/2
黒こしょう(粒)…適量 ※今回は5粒使用
お好みのフレッシュハーブ(ローリエ、ローズマリー、クローブなど)…適量 ※今回はタイム10gとローリエ1枚を使用



漬けるのは鶏肉、豚肉、魚などお好きなものをとのこと。妻夫木さんはターキーを仕込むそうですが、筆者は入手しやすい鶏肉で作ってみます。

用意したのは鶏もも肉1枚(画像左・約230g)と鶏むね肉1枚(画像右・約260g)です。肉の重さに合わせて「ソミュール液」は上記レシピの2倍を用意しました。

1.ビニール袋に塩、砂糖、水を入れ、振って調味料を溶かします。



ビニール袋をシャカシャカ振ると、すぐに塩と砂糖が溶けました。

2.肉とハーブを入れて全体に「ソミュール液」が浸るようにし、空気を抜いてビニール袋の口を縛ります。



「ソミュール液」が入った袋に鶏肉、タイム、ローリエ、黒こしょうを入れます。



空気を抜きながら口を縛るとちょうど鶏肉が「ソミュール液」に浸かりました。手前が鶏もも肉、奥が鶏むね肉です。

3.冷蔵庫で3時間以上寝かせます。



3時間以上寝かせると効果があるそうです。今回は、ひと晩冷蔵庫で寝かせました。

ひと晩「ソミュール液」に漬け込んだ鶏肉がこちら!

【漬け込み後 鶏もも肉&鶏むね肉】


ビニール袋から取り出すと、鶏肉の表面にタイムとローリエの香りがほんのりと移っていました。「ソミュール液」の水分が浸透しているので、お肉が少し大きくなったように感じます。

【漬け込み前 鶏もも肉&鶏むね肉】


ちなみにこちらが漬け込み前のお肉。同じお皿に乗せていますが、やっぱり大きさが少し違いますね。

それでは「ソミュール液」に漬け込んだ鶏肉をオーブンで焼きましょう♪

「ソミュール液」に漬け込んだ鶏肉で「グリルチキン」を作ってみた!


オーブンでグリルするので、一緒に野菜も焼きたいと思います。お好みの野菜をご用意くださいね。



【材料】(2~3人分)
ソミュール液に漬け込んだ鶏もも肉…1枚
ソミュール液に漬け込んだ鶏むね肉…1枚
玉ねぎ…1個
にんじん…2本
じゃがいも…3個
塩・こしょう…各適量
オリーブオイル…適量

1.玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを食べやすい大きさに切ります。



玉ねぎは厚さ1cmほどの半月切りに、にんじんは厚さ1cmほどの輪切りに、じゃがいもは皮をよく洗って皮付きのまま6等分のくし切りにしました。

じゃがいもの皮が緑色になっている場合は、必ず剥いて使ってくださいね。

2.クッキングシートを敷いた天板に鶏肉と野菜を並べます。



今回はごちそう感を出したいので、鶏肉は切らずに1枚のまま乗せました。「ソミュール液」に入れたタイムも香り付けのため一緒に焼きます。

野菜には塩とこしょうを適量振って、天板全体に軽くオリーブオイルを振りかけました。

3.200℃に予熱したオーブンで30~40分くらい焼きます。



200℃のオーブンで40分焼きました!鶏皮にこんがりと焼き色が付きました♪焼き上がりは鶏肉の焼き色で判断してくださいね。

鶏むね肉はしっとり♡鶏もも肉はジューシー!本格的でごちそうにぴったり♪



「グリルチキン」をどーんと盛り付けると、ごちそうシーンにぴったりなひと皿に♪風味付けのタイムは飾りとして乗せておくと本格的に見えますよ。



「鶏もも肉のグリル」です。切ってみるとお肉に均一に火が入っています♪

食べてみると、鶏もも肉らしい旨味がたっぷり!「ソミュール液」の塩味が鶏肉の中までほんのりと付いていますよ。オーブンに入れる前に塩やこしょうを振っていませんが、十分なおいしさです。そしてやわらかい弾力を楽しめます♪



こちらは「鶏むね肉のグリル」。こちらも均一に火が入っています。鶏むね肉のほうは厚みがあったためか、皮がこんがりと焼けました。

食べてみると、鶏むね肉特有のパサつき感はまったくありません!むしろしっとり。皮の脂と肉のさっぱり感が絶妙!「鶏もも肉のグリル」よりもむね肉がさっぱりとしているので、たくさんの量を食べられそうです。筆者は「鶏むね肉のグリル」のほうが好みでした。

こちらも「ソミュール液」の塩分が肉の中まで浸透しているので、鶏むね肉のおいしさをしっかりと感じられました。



妻夫木さんが語っていた「ソミュール液」は水、塩、砂糖、ハーブを混ぜるだけと手軽に作れる漬け込み液。今回は鶏肉で試しましたが、しっとりジューシーに焼き上がったので、もっと早く知っておきたかった!と思いました。

年末、年始はごちそうメニューを作る機会が増えると思います。「ソミュール液」で下準備しておくと、おうちでも格段においしい肉料理や魚料理を作ることができると思いますよ。ぜひ「ソミュール液」をマスターしてくださいね。


じゃがいもを皮ごと食べる際の注意点

じゃがいもには、炭水化物やビタミンなどの栄養が豊富な反面、微量の天然毒素が含まれます。食中毒を防ぐために以下の点に注意してください。

1.緑色に変色していたり、芽が出ていたりするじゃがいもはその部分を含めて大きめに取り除きます。全体に緑色だったりあちこち芽が出ていたりする場合は、食べないようにしましょう。

2.体の小さな子どもは、大人より食中毒になりやすいので、皮つきのじゃがいもを食べさせないようにしましょう。

3.皮つきのじゃがいもを大量に食べないように注意しましょう。

4.じゃがいもを買ったら長期保存せず、できるだけ早く食べるようにしましょう。

5.家庭菜園や学校などで栽培したじゃがいもは、かならず皮を剥いてから食べましょう。

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