2022.05.02

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【料理の裏ワザ】“究極のあさり味噌汁”の作り方★身痩せした「あさり」をぷっくりサイズアップさせる超絶テク

究極のあさりとは大きく出ましたが(笑)、実際スゴい裏ワザを2つ使います。ひとつは砂出しのタイミング。あさりは冷蔵庫で保存すると次第に身痩せしてしまうのですが、あるものを入れると身のサイズが元に戻るどころかサイズアップするといいます。もうひとつは、そのあさりを鍋に入れて水を加えるとき。「え、その分量で⁉」という意外すぎる加水量がポイント。そうして仕上がった一杯は…衝撃のおいしさだったんです!

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「あさりをサイズアップさせる方法」からの「究極の味噌汁」の作り方



材料(2〜3人分)
水…400ml
みそ…大さじ1

あさりの下処理
あさり…200g~300g
塩水(3%)…水500mlに塩大さじ1(あさりの半量程度)
片栗粉…大さじ1

あさりをふっくらサイズアップさせる方法とは…片栗粉を与える!



1. 塩水(3%)に片栗粉を混ぜる。
あさりをバットに重ならないように広げ、全体にかける。



2.新聞紙やアルミホイルでふたをし、3時間ほど置く(暗くするとあさりが活動しやすくなります)。



同時に砂抜きができます。

砂出しをするために通常は海水濃度に近い塩水を作りますが、このとき片栗粉を入れるのが裏ワザ!

あさりはプランクトンを食べるのですが、塩水に入れた片栗粉をえさと誤解して摂取するのだとか。片栗粉は細かい粒子状なので、これは消化しやすいものだということで、どんどん代謝されて旨味を感じるアミノ酸を作っていくようです。それも短時間で。

これを紹介していたテレビ番組『ガッテン!』の実験結果では、あさりを買ったときのアミノ酸の量に対し、3時間片栗粉入りの塩水で砂出しをすると4割もアップしていました。映像では、殻から身がはみ出すほどのサイズアップに! すごくないですか? 購入後に成長したんですよ!

あさりを究極の味噌汁に仕立てる方法とは…ごく少量の水で加熱する!

片栗粉を摂取したぷっくりあさりで究極の味噌汁を作ります。
おいしく仕上げるコツは、少量の水で加熱すること。たったコレだけです。



3.下処理したあさりを鍋に重ならないように置いて、あさりが半分くらい浸かるまで水を入れる。残りの水は、別に沸騰させておく。強火で加熱し、あさりの口が半数ほど開いたら、火を消して沸かしておいたお湯を足す。



4. フタをして蒸らす。
保温時間は、あさりの大きさがティースプーン以下なら2分、それより大きければ3分が目安。



仕上げに味噌を溶いたら出来上がり。

鍋底に接地している下側の殻に火があたると、なかの貝柱は下側の接着が弱まります。
貝柱が下からはがれて、身が殻の上側についた状態で開いていきます。こうすると身に優しく火を通すことができるため、ぷっくりしたまま仕上がるのだそうです。

通常のたっぷりのお湯であさりに火を通すと、身が縮みやすくなるといいます。

せっかく片栗粉でぷっくりさせたのだから、それはもったいないですよね♪

実際に食べてみました。いつものあさりの味噌汁とは違って、とにかくあさりがおいしい!
殻からはみ出るほどのサイズアップはしなかったですが、身が縮むことなく、ふっくらぷりっぷりになっています。硬くなくて、身が大きくて食べ応えがあります。スープに旨味がよく出ていて濃厚な味わいでした。

片栗粉を与える+少量の水で加熱する、この超裏ワザはホントにすごいです。絶対、おすすめ!

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