料理研究家のリュウジさんがTwitterに投稿するや、すぐさま“3000いいね越え”したという「悪魔のたまご春巻」。エスニック料理店で食べたチュニジア料理「ブリック」にインスパイアされて生まれたレシピとか。合いびき肉、卵、チーズ、春巻きの皮と材料はシンプルながら、作ったリュウジさんが「うっんまっ!」「うーーーーまっ!」と連呼するほど、めちゃめちゃいい感じなレシピみたい。これは作るしかないっしょ!
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「ブリック」とはチュニジアの国民食
せっかくなので、チュニジアとブリックについてサクッと調べてみました。
チュニジア共和国は、北アフリカに位置する、地中海に面した国。リュウジさんがインスパイアされた「ブリック」は、オスマン帝国時代から続く、チュニジアの伝統的な国民食なんだそう。「Malsouka(マルスーカ)」と呼ばれる小麦粉で出来た薄い皮に、卵やツナ、パセリなどの具材を包んで揚げる料理なんですって!
リュウジさんは、「Malsouka(マルスーカ)」の代わりに、春巻きの皮で作るそうですよ!
投稿後すぐ3000いいね!がついた「悪魔のたまご春巻」とは?
「悪魔のたまご春巻」を紹介している、料理研究家リュウジさんのTweetはこちら!
ここ最近で一番ヤバいレシピが出来てしまいました
— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) January 17, 2023
生たまごを包んで揚げる悪魔めし
【悪魔のたまご春巻】
これスタッフの評判が過去一番良かったのでためしてほしい
半熟の卵ととろとろのチーズ、スパイスの効いた挽き肉のうまみが最高です…
レシピはこちら!!https://t.co/RHpNPHTXqs pic.twitter.com/pNqKI8aMjt
Tweetを見た人からは「これもおいしそー、おなか減った」「超うまそー」「これ一個でワイン一本空けちゃいそう!」「速攻で材料買ってきて作りました·····が、加熱しすぎたようです。たまごとろ〜っと出来なかった」「たまごは半熟には出来なかったから、また次回チャレンジしてみまっす。ただ、硬いのもまたあり!マックの卵みたいで!(笑)」などなど、コメントがたくさん届いていました。
気になったのは、作った人からの「卵をうまく半熟に出来なかった」というコメント。とろ~り半熟に仕上げるのは難しそうですね。
リュウジさんの「悪魔のたまご春巻」材料と作り方
【材料】2個分
合いびき肉…100g
にんにく…1かけ
ケチャップ…小さじ1
カレー粉…小さじ1/4
春巻の皮…2枚
ピザ用チーズ…50g
卵…2個
塩…適量
こしょう…適量
黒こしょう…適量
サラダ油…【炒める際】小さじ1~1と1/2 、【揚げる際】鍋底から1㎝
薄力粉…小さじ2
水…小さじ2
◆仕上げ
パセリ…適量 ※今回は生のものを使用
包丁を使うのは、にんにくのみじん切りにするときだけなので、下準備はかなり楽♪
【作り方】
1.にんにくを潰してみじん切りにします。
2.フライパンにサラダ油(小さじ1~1と1/2)を引き、強めに塩とこしょうを振ったひき肉を入れ、強めの中火で炒めます。
この塩とこしょうが味付けになるので、強めに振らないと出来上がりの味が薄くなってしまうそうです。
3.ひき肉の色が変わったら1を入れます。にんにくを最初に入れると焦げてしまうため、入れるのはこのタイミング。
4.にんにくの香りが出たら中火にして、ケチャップ、カレー粉を入れ、さらに炒めます。ひき肉を細かくほぐしておくと、春巻きで包みやすいとのこと。
最後に黒こしょうを入れたら、具材の完成。3分もかからないうちにできました!早っ。
5.薄力粉と水を混ぜ、春巻きを包むときの糊を作ります。
6.具材を包んですぐ揚げられるよう、事前に揚げ油を温めておきます。
小さめのフライパンの鍋底から1㎝ほどサラダ油を入れ、中火で温めます。小さめのフライパンを使う理由をリュウジさんは言っていませんでしたが、おそらく、油の量が少なくて済むことと、すぐ温められるからかなと推測します。
わが家には小さめのフライパンはないので、直径26㎝のフライパンを使います。なお、油の温度は言っていなかったので、菜箸を入れて細かい泡が出るくらい(170~180℃)にしました。
7.まっ平ではなく、少しくぼみのあるお皿に春巻きの皮を置き、分量の半分(1人分)となる、チーズとひき肉をのせます。おそらく、くぼみがあるお皿を使うほうが具材をまとめて置きやすく、包みやすいのだと思われます。
チーズ→ひき肉の順でのせるほうが、ひき肉の油で皮が破れることを防げます。
具材の真ん中を少しくぼませて、そこに卵1個を割り入れ、塩とこしょうを軽く振ります。春巻きの皮のまわりに5で作った糊をつけ、三角形になるように包みます。
包んだら、すぐに温めた油に入れ、揚げます。卵が直接春巻きの皮に触れると、卵の水分が皮から染み出してしまうので、包んだらすぐ揚げるのがポイント。
数回ひっくり返しながら、焦げないように2~3分揚げます。目指すのは卵が半熟の状態。菜箸で触ってみて、ぶよぶよというより「卵が固まっているな~」と感じるくらいが揚げ上がりの目安。なお、余熱でも火が通るので、卵に完全に火を通し過ぎないのもポイントだそうです。…なんか難しい。
揚げ上がりの判断がわたしにはよくわからなかったので、両面トータルで3分揚げることにしました。
ぷっくりとして、おいしそうに揚がっています♪いい感じ。
ちなみに、ひっくり返すとき、菜箸で強く持つと皮が破れそうで、けっこう難しかったです。
8.しっかり油を切った後、お皿に盛りつけ、パセリを振りかけたら出来上がり。リュウジさんは乾燥パセリを使っていましたが、わたしは色が鮮やかなので、刻んだ生のパセリを振りかけました。
調理時間は10分弱。あっという間に出来ました!
どれどれ、黄身がとろ~んと出てくるかしら?
あらららら~。おしいっ!ちょっと揚げすぎたようで、黄身の半熟具合がイマイチです。揚げ時間はもう30秒ほど短くてよかったかも。やっぱり難しいですね…。
でも、おいしそう♪熱々のうちにいただきます!
おお~、おいしーーーーい♪♪♪
春巻きの皮が、パリッと香ばしい!黄身がとろっとして、白身がふわふわ、具材はしっとりしていてスパイシー…なんと絶妙な味と食感のバランス!とってもおいしいです。特別な材料を使ったわけでも、手の込んだソースを使ったわけでもなく、シンプルな材料で作ったのに奥深い味♡小さじわずか1/4杯のカレー粉が、香りと味でエキゾチックさを演出しています。
リュウジさんが試食で「うっんまっ!」「うーーーーまっ!」と連呼し、スタッフの方も「マジでうまい」「めちゃくちゃうまい」「直近で一番の衝撃」と大絶賛コメントが止まらなかったのも納得です。ちなみに、リュウジさんおすすめの味変はペッパーソース。ペッパーソースの辛みとフルーティさが味を引き締めてくれて、これまた美味でした。
これで十分おいしいのですが、欲を言えば、黄身がとろ~んと溢れ出る感じにしたかった…。
そこで、もう1個は揚げ時間を2分30秒にしてみることに。
どれどれ、黄身の半熟具合は…。
おお~、切った瞬間、黄身がとろ~んと出てきました!出てきました!あっ、でも…。
白身までトロトロ…。火が通っていないわけではありませんが、1個目のようなふわふわ感はなく、温泉卵の白身のようにとろんとしています。
これはこれで、卵がソースのように具と皮に絡んでおいしいのですが、わたしとしては白身はふわっと、黄身はとろとろの半熟にしたかったのです。加熱時間だけでなく、油の温度や余熱の時間なども卵の火の通り具合には影響しますものね…。また次回に、自分の理想を求めてリベンジしてみます。
リュウジさんもスタッフさんも、そしてわたしも大絶賛の「悪魔のたまご春巻」。ぜひ、作ってみてくださいね。
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