3. 土鍋に水で洗ったご飯を入れます。火加減は中火。
沸いたところに、溶いた卵を糸を垂らすように少しずつ流し入れ、弱火にします。
リュウジさんは溶いた卵を菜箸に伝わらせて糸状に流し入れていましたが、わたしにはうまくやる自信がないので、口のついた計量カップに溶き卵を入れて、流し入れることにしました。
4. 卵が半熟になったら出来上がり。調理時間は5分でした。さすが、虚無レシピ。
卵を細く糸状に入れようと慎重にのんびりやったせいで、雑炊のスープがかなり減ってしましました。“さらさら雑炊”というより“とろっとおじや”のような見た目(苦笑)。でも、水で洗ったご飯を使ったので、雑炊と言っても大丈夫ですよね?卵はもたもたせずサッと入れて、だし汁を残すことを心掛け、早めに火を止めるのがよさそうです。
では、いただきます!
おおっ、なんてやさしい味なんでしょう。おいしいです!薄味ですが、かつお節の風味があって、だしも出ているので、味はしっかりしています。今回、だし汁が少なくなってしまって“おじや風”の見た目になってしまいましたが、ご飯を水で洗ってぬめりをとったので、食感はおじやのような“どろどろ”という感じではありません。ふわっ&サラッとしています。
自分で味つけをする雑炊やおじやは、“なにか物足りない”味になりがちなので、いつもはめんつゆを使います。今回は、しょうゆ、みりん、かつお節、塩とうま味調味料で作りました。めんつゆみたいな強い塩味ではないのに、“物足りなさを感じない”味つけができたことに驚きです。やはり、それぞれの分量のバランスなのかしら。
さて、リュウジさんお得意の味変もやってみよう。
おすすめは柚子胡椒と七味唐辛子とのこと。柚子胡椒をのせて食べてみると、柚子胡椒の爽やかな香りとピリッとした刺激が加わって、とってもいい味変になりました。柚子胡椒、おすすめです。
これからの時期、このやさしい味の「虚無雑炊」を作ってみようと思います。超簡単な“虚無レシピ”なので、体調が悪くても作れますしね。みなさんも、ぜひお試しあれ。