2023.09.21

食べる

【残暑レシピ】ソムリエ渾身の酒泥棒な「冷製ナスとトマトの煮込み」に挑戦♪オレガノとケッパーが決め手

管理栄養士のともゆみです。焼きなすや揚げ浸し、みそ炒めなど…この夏もたくさんのなす料理を作りました。ただその多くが和風な味付けだったので、今日はオリーブオイルを使う料理にしようと思います。イタリア料理店のオーナーでソムリエでもあるYouTuberさんが披露していた冷製のなすとトマトの煮込みです。オレガノと塩漬けケッパーが味の決め手だそうで、イタリアの煮込み料理の代表格とか。これぞ、わたしが望んでいたなす料理。ワインがぐびぐび進みそう♡さっそく作ってみよう♪ 

【トマト大量消費】青じそ、生姜、にんにく、青ネギ…香り高く味わい深い♪「やみつきトマト漬け」に挑戦♪

YouTubeチャンネル「Aosトラットリア」は銀座のイタリアン「ラ・ボッテガイア」のオーナー青池隆明さんと、高校の同級生である映像制作会社代表のヤスイさんが「誰でも簡単にできるイタリアンレシピ」を紹介しているチャンネルです。チャンネル登録者数は21.4万人。

「冷製ナスとトマトの煮込み」を作ってみた!

【材料】
なす…5本
トマト…2個
オリーブオイル…大さじ2
にんにく…1かけ
唐辛子…1本
白ワイン…50ml
塩…小さじ1/2
塩漬けケッパー…10粒
オレガノ…適量
粗びき黒こしょう…適量

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【作り方】
1.なすは縦半分に切り、皮側に3mm間隔で斜めに浅く切り込みを入れます。向きを反対にし、格子状になるように同じように切り込みを入れます。

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2.トマトは8等分にくし切りにし、にんにくは潰しておきます。

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3.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて、中火にかけます。沸々してきたら弱火にし、唐辛子も入れてじっくりとにんにくの香りをオイルに移します。

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4.にんにくがきつね色になったら、にんにくと唐辛子を取り出し、なすの皮目を下にして中火で焼きます。皮から焼くと焼き目がきれいになることと、果肉の方を下にして焼くと油を吸い過ぎるため、先に皮側から焼きます。

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5.焼き色が付いたら裏返して、軽く塩をしてさらに3分焼きます。

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6.トマトを加え、トマトにも塩をします。白ワイン、オレガノ、軽く刻んだケッパーを加え、少し火を弱めてフタをして10分蒸し煮にします。

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7.粗熱を取り、冷蔵庫で2時間冷やします。器に盛り、オリーブオイルとこしょうをかけて出来上がりです。

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ヒンヤリとろとろのなすはスパイスが効いた本場の味♡

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ヒンヤリなすは箸で掴むと崩れてしまうほどやわらかくて、くたくたのとろとろです。トマトはジューシーで酸味があって爽やか~♪そこにオレガノとケッパーのスパイスが纏わり一気に地中海に連れていってくれますね。塩漬けのケッパーは使ったことがなかったのですが、味が濃厚で、おしゃれな味ですね。いくらでも食べていたいほど。本場のレストランの味という感じです。

なすとトマトの色素成分の力

なすの皮の青紫色は「ナスニン」という色素成分で、血流をよくし、コレステロールを低下させ、高血圧や脂質異常症、その他血管トラブルの改善に働きかけます。また、疲れ目の予防・回復など目の機能を高める働きもあります。

トマトの鮮やかな赤い色は色素成分「リコピン」によるものです。リコピンは体内で発生する有害な活性酸素を抑える強い抗酸化力があります。そのため、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防したり、シミやしわなどを予防・改善する美肌作用が期待できます。リコピンは熱に強いので加熱しても問題ありません。また脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率が上がります。


とろとろに煮込まれたなすとトマト、本当においしくいただきました。この料理はオレガノと塩漬けケッパーが必須です。オレガノはスーパーで手に入りますが、塩漬けケッパーはスーパーではなかなか売っていないようです。わが家の近くの「カルディ」にはありましたが、ネットでも入手できますのでぜひ挑戦してみてくださいね。

参考文献:
からだのための食材大全 監修 池上文雄 他 NHK出版
病気にならない人の食べるクスリの本 監修 板倉弘重 永岡書店

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