画像出典:Photo AC

2023.12.11

食べる

「おでんにちくわぶ」って全国共通ではないの⁉地図大手ゼンリンが作った【ちくわぶ境界マップ】で確認したら…

11月14日放送の情報番組『Nスタ』では、おでんに関する話題として「ちくわぶマップ」を紹介。紀文食品が「おでんにちくわぶは全国共通ではない⁉」とX(旧Twitter)にポストしたことで、地図制作大手のゼンリンが調査を行いマップ化。ちくわぶをおでんに入れる地域が判明したのですが…。ちくわぶ支持率が高いのは、なんと日本の中でもごく一部!おでんにちくわぶ必須な県民も、ちくわぶ圏外な県民もざわつく結果に。おでんにINの境界線は一体どこ?

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「ちくわぶマップ」制作の発端になった紀文食品のX(旧Twitter)がこちら!


練り物メーカーの紀文食品が、公式Xにおでんの具に用いられる「ちくわぶ」についてポストしています。ちくわぶの画像が大きく載っていてわかりやすいのですが…。

ポストされた文章に「?」が多すぎませんか、紀文さーん(笑)。でも「?」を多用したいくらい動揺しているのが、ひしひしと伝わってきますよ!動揺した理由はきっとこちら。



ちくわぶについて独自に行ったアンケートの結果が、紀文さんにとっては想定外だった様子。ちくわぶが好きな方は53.7%。ちくわぶが苦手な方は12.4%。ここまでは想定内だったのでしょう。しかし、食べたことのない方が…なんと33.9%も!


この結果から、ちくわぶが全国区ではないという衝撃の事実が判明してしまったのです。紀文さんの動揺する姿が目に浮かびます。

「ちくわぶ」を知らないというポストが多数!







Xでちくわぶについて調べてみると、「ちくわぶを知らない」というポストを多数見かけました。

「名前は知っているけど、スーパーで見かけたことがない」「関西の人が知らないというちくわぶ」「北海道では見かけない」「関東民しかほぼ知らない。練り製品じゃないからだしが出ない」。

実は関西在住の筆者も、食べたことはもちろん、実物を見たこともありません。スーパーの練り物コーナーに、ちくわぶは本当に並んでいないんです。でも、関東在住の方はちくわぶの存在を知っているようですね。

話題沸騰中!ゼンリンが制作した「ちくわぶマップ」がこちら!



ちくわぶが全国区ではない⁉という紀文食品の公式Xのポストを受け、地図制作の大手・ゼンリンが独自調査に乗り出すことに。

ゼンリン公式Xに「おでんにちくわぶを入れる?」という内容をポストをしたところ、10月19日~22日に全国から集まったリプライ回答は1365件!その結果を元に、おでんにちくわぶを入れる県を色分けで表示しました。

緑色が濃いほど、おでんにちくわぶを入れる人が多い県ということに。「ちくわぶマップ」を見れば、特に南関東では、おでんにちくわぶを入れる確率が高めだとわかります。そして関東を中心に、主に北方面では、ちくわぶ入りのおでんが食べられているようです。

一方、西日本に濃い緑色はありません。地図内には、「一度も見たことがない」「ちくわの方言かと思った」という回答があったことも記されていますね。

そうなんです。関西ではちくわぶは出回っておらず、知っている人がかなり少ないのでは?と筆者も感じています。

ところで「ちくわぶ」って何?練り物ではないの?



紀文食品の公式Xに、おでんの画像がポストされていました。お鍋の中心、ちくわの横と下あたりに、穴が開いたギザギザの白いちくわのようなものが入っていますね。これがちくわぶです。

穴が開いた形状から、ちくわの一種かと思われがちですが、まったくの別物。ちくわは魚のすり身から作られますが、ちくわぶは小麦粉と水を混ぜ、茹でて作られています。そしてあのギザギザは、表面積を広くして味を染み込みやすくするために考えられたのだそうです。

「ちくわぶマップ」を取り上げていた『Nスタ』では、ちくわぶは京都の生麩をヒントに東京のこんにゃく店が副業で製造したのがきっかけで、関東中心に広がったのではないかという解説がありました。

ちくわぶが南関東を中心に支持されている理由がわかり、納得出来ました!

「ちくわぶ」はおでんのだしを吸ってもっちりとした食べ応えに


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11月14日放送の『Nスタ』で紹介されていた、紀文食品の公式Xをきっかけにゼンリンが実現させたという「ちくわぶマップ」。日常的におでんにちくわぶを入れている県民も、存在すら知らなかったという県民も「ちくわぶマップ」に関心を寄せ、わが家や郷土のおでんを見直すきっかけになったと思います。


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『Nスタ』の日比麻音子キャスターは「ちくわぶはおでんの具の中でナンバーワンでしょ!存在感があって食べ応えも抜群!おでんはあっさりしているけど、小麦粉から作られたちくわぶはエネルギーになります。だしを吸っているので何も付けなくてもおいしい。ゆずごしょうも辛子も合う!」と、ちくわぶ愛を語っていました。

小麦粉で出来ている「ちくわぶ」は、おでんに入れるときっと、すいとんや極太うどんに近い味わいになるのでしょうね。

関西在住の筆者は、ちくわぶ圏外民。おでんのだしを吸ったおいしいちくわぶを食べることは叶いませんが、寒い時期に南関東へ行く機会があれば、ちくわぶ入りのおでんを食べてみたいと思います♪

冬の定番料理のおでんですが、ところ変われば具材が変わる。郷土色が出るおもしろい情報でした。

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