辛ラーメンが推奨する煮込み時間は4分30秒。ガスを少しでも節約するため、煮込み時間は3分30秒にすることに。おそらく余熱で火が通ると思うので、麺が“硬い”ということは、ないと思います。
3分30秒煮込んで出来上がり。しょうゆラーメンの香りがします。おいしそう。
調理時間は12分でした。そのうち、11分30秒はカセットコンロで加熱していた時間。
…11分30秒かぁ。出来れば、もう少し加熱時間を短くしたいですよね。
ひとつ思いつくのは、韓国で学生さんたちがやっているというラーメンの食べ方「ポグリラーメン」。即席ラーメンの袋に直接お湯を注いで、袋のまま食べるという食べ方です。この方法なら“煮込む”ための加熱時間を削減出来て、鍋を使う必要もないので、洗い物も減らせます。
ただし、辛ラーメンなど韓国の即席ラーメンによく見られる、内側にアルミのような加工が施されている厚くて丈夫な袋の場合のみ有効な方法です。
辛ラーメンの袋の内側。日本の即席ラーメンのように、薄い袋では難しいみたい。
では、食べてみましょう。
おお~、おいしい!しょうゆとうま味調味料、そして、辛ラーメンの麺の旨味なのか、コクもあります。あっさりしつつもコクのある、昔ながらの中華そばのようなスープ。しょっぱすぎず、ちょうどいい塩味。水が飲みたくなるほど味が濃いということはありません。
そして、辛ラーメンの麺がおいしい。煮込み時間を1分短縮しましたが、やわらかく仕上がりました。いつもはスープの辛さで気づきませんでしたが、麺にも味があっておいしいです。スープともよく絡みます。
しょうゆとうま味調味料だけで、ラーメンっぽいスープが作れるというリュウジさんのライフハック。辛ラーメンでなくても、スープの付いていない乾麺にも有効だと思います。また、温かいスープが飲みたいときも、しょうゆとうま味調味料があれば作れるというわけです。
リュウジさんの「災害時の辛いラーメンの救済方法」は、災害時にいろいろ使えそうなアイデアが詰まった、素敵なライフハックでした。災害時に“向かない”食品でも、工夫とアイデアで解決するという、リュウジさんの柔軟な発想を見習いたいなと思います。