2022.09.30

食べる

【防災グッズ⁉】災害時想定で「シャトルシェフ」でご飯炊いてみた!貴重なガスボンベの延命になった件

9月は防災月間。今回は災害時の食事作りを想定して、“低カロ”でご飯を炊いてみようと思います。保温調理に秀でたサーモスの「シャトルシェフ」を活用すると、カセットコンロのガスボンベを極力使わずに“ご飯が炊けます”。それを証明するために、実際に保温調理を試してみました。残念ながらわが家にはカセットコンロはないので、最初の加熱はガス火で。はてさて、その結果はいかに?

【サーモスのスープジャー】熱いのも冷たいのもほったらかし調理!お弁当や在宅ワークランチに大活躍!

サーモスの真空保温調理器「シャトルシェフ」とは?

シャトルシェフ
【サーモス】真空保温調理器「シャトルシェフ」/KBJ-3001(2.8L)3~5人用 メーカー希望小売価格19,800円
幅×奥行き×高さ:30×24×19(約cm)
重量:2.3(約kg)
カラー:クールグレー

今回使用する3~5人用(2.8L)のほかに、1~2人用(1.6L)、4~6人用(4.3L)、7人用(6.0L)があり、色もブラック、ホワイト、レッド、ピンクなどバリエーション豊か♪

「シャトルシェフ」は一見、ひとつの鍋ですが、ふたを開けて、中をのぞくと…もうひとつの鍋が入っています。

シャトルシェフ

下の画像右側の「調理鍋」と、調理鍋よりひとまわり大きい左側の「保温容器」、2つの鍋がセットになっているんです。

シャトルシェフ
左側「保温容器」、右側「調理鍋」

シャトルシェフ
左側「保温容器」、右側「調理鍋」

「調理鍋」
幅×奥行き×高さ:30×20×13(約cm)
構造:3層ふっ素コーティング こびりつきにくく、お手入れ簡単
底面:熱が伝わりやすく焦げ付きにくい2.9mmの厚底設計
蓋:強化ガラス 
材質:本体/アルミニウム合金、はり底/ステンレス鋼(クロム18%)
全て編集部調べ

「保温容器」
幅×奥行き×高さ:27×24×19(約cm)
構造:真空断熱構造
全て編集部調べ


基本的な使い方は、「調理鍋」に材料などを入れ短時間煮立てたら火からおろし、「保温容器」に入れるだけ!

「保温容器」は魔法びんと同じ“真空断熱構造”で、「調理鍋」の余熱と高い保温力で料理をじっくり煮込んでくれます。

構造

例えば、カレーを普通の鍋と「シャトルシェフ」で調理した場合、出来上がりまでの時間は同じでも、シャトルシェフは加熱時間を約1/3に短縮できるそう。すごい!

普通の鍋は煮えるまでずっと鍋を加熱し続けますが、「シャトルシェフ」は「調理鍋」を10~15分加熱するだけで、あとは「保温容器」の保温調理におまかせ!だから、省エネで経済的というわけです。

ちなみに「調理鍋」は、ガスコンロやIH(200V)などいろいろな熱源で使えるとのこと。

災害時にも活躍!加熱“わずか8分”でご飯が炊ける!!

災害時、電気の供給が途絶えるとカセットコンロでの調理になると思いますが、備蓄したガスボンベも無尽蔵にあるわけではありません。貴重なガスボンベを節約しながら、有効に活用することが重要になります。そんなとき活躍してくれるのが保温調理ができる「シャトルシェフ」!

「シャトルシェフ」なら、わずか8分加熱すれば、あとは保温調理でご飯が炊けるんですって!ということで、さっそく炊いてみることに!今回はガス火で調理します♪

【材料】4人分
米…3合
水…650ml

【作り方】
1.お米を洗い、「調理鍋」に米と水を入れ、30分おきます。

お米

2.1を中火にかけ、沸騰したら火を弱め8分加熱します。

ふたをして火にかけるのか、沸騰してからふたをするのかわからなかったので、とりあえずふたをして加熱することに。

お米を加熱

沸騰したかどうか確認する際も、ふたをとっていいものかどうか迷いました。鍋のふたは水滴で曇っているので、中の様子がよく見えない。ふたを取ると少なからず、鍋の温度を下げるのかな…と。そんなに神経質にならなくてもいいとは思うのですが…。

…ということで、ふたを取らず、グツグツと煮立っている音と、ガラスのふたの曇っていないところからうっすら見える中の様子から判断することに。どうやら火にかけてから、6分ほどで沸騰したようです。

沸騰したら、弱火にして8分加熱。ご飯のいい香りがしてきました!曇っていなければガラスのふたなので、中の様子がとっても見やすい!

お米を炊く

3.2を「保温容器」に入れ、ふたをして15分以上“ほったらかし”に。「保温容器」に保温調理をおまかせします!今回は20分間、“ほったらかし”にすることに。

保温調理

保温調理

4.20分経ったら、ご飯をつぶさないよう混ぜます。

ふたを開けると…
ワォ、熱々の湯気と一緒に、お米の甘くてやさしい香りがふわ~っと。いい香り~。

炊きたてご飯

お米の粒もはっきりしています。

炊きあがりのお米

しゃもじで米粒をつぶさないように混ぜましょう。

混ぜたご飯

5.ご飯を混ぜたら、「調理鍋」と「保温容器」にふたをして、15分ほど蒸らせば出来上がり。

炊きたてご飯

お釜で炊いたようなふんわり感。湯気も立っています。のんびりご飯を混ぜたので、フーフーしないと食べられないほど熱々ではありませんが、炊飯器で炊いているいつものご飯と同じくらいの温かさ。芯も残っておらず、ふっくら、しっかり炊けています!

いつものご飯との味の違いは、正直よくわかりませんが、おいしく炊けていることは確か。でも、香りは違うみたい。いつもより、甘い香りがやさしくて、強いような気がします。この炊きたてご飯の香りを嗅いだ瞬間、夫もわたしも同じタイミングでお腹が“グーグー”鳴りました(笑)。食欲を刺激する本当にいい香りです♪

炊きたてご飯

さて、今回ご飯を炊くのにガス火で加熱した時間は、8分。災害時にも貴重なガスボンベを8分間使っただけで、3合分のお米が炊けるのはうれしいですよね。ガスボンベ1本でだいたい1時間の加熱ができるそうなので、単純に計算しても60÷8=7.5となり、ガスボンベ1本あれば約7回、3合のお米が炊けることになりますね。

災害時、やさしい香りが立ち上る温かいご飯が食べられたら、疲れた心も体も温まって元気になれそう♪

シャトルシェフで「ゴロゴロ野菜と手羽元のスープカリー」を作ってみた!

「シャトルシェフ」は、普段の料理でも大活躍!サーモスの公式HPには、600種類以上の「シャトルシェフ」で作れるお料理レシピが紹介されています。ローストビーフや茶碗蒸し、チョコレートケーキなど多彩。和食、洋食、中国料理、アジア料理、スイーツまで、いろいろ作れるんです。

今回、その中から「ゴロゴロ野菜と手羽元のスープカリー」を作ってみることに!

材料

【材料】3〜4人分
鶏手羽元…10~12本
にんにく…1かけ
玉ねぎ…1個
にんじん…1本
じゃがいも…2個
オリーブオイル…大さじ1

◆鶏肉の下味用
塩・こしょう…各少々
カレー粉…小さじ1

◆調味料
コンソメ(固形)…2個
カレー粉…小さじ2
みりん…大さじ1
料理酒…大さじ1
しょうゆ…小さじ1
ローリエの葉…1枚

水…600ml

◆仕上げ用
ゆで卵…3~4個
パセリのみじん切り…適量 ※今回、乾燥パセリを使用しました。

【作り方】

1.手羽元に塩とこしょう、カレー粉をまぶし、揉み込みます。

鶏肉

2.玉ねぎをくし切り、にんじんは皮を剥いて乱切り、じゃがいもは皮を剥いて芽を取り、乱切りにします。にんにくは半分にカットして芯を取り除いてから包丁の腹で潰します。

野菜

3.「調理鍋」にオリーブオイルとにんにくを入れて中火で温めます。

にんにくの香りが立ったら1を加え、 炒めます。

肉の表面の色が変わってきたら玉ねぎを投入。玉ねぎがしんなりしたら、にんじんとじゃがいもを加え、さらに炒めます。トータルで5分ほど炒めました。

炒めた肉と野菜

4.3にカレー粉を加えて全体になじませ、水、コンソメ、みりん、酒、しょうゆ、ローリエの葉を入れます。

煮込む

煮立ったらアクが出るので、丁寧に取り除き、ふたをして中火と弱火の間くらいの火力で5分ほど煮ます。

5.4を「保温容器」に入れ、ふたをして、1時間以上保温調理します。

保温調理

1時間保温調理したカレーがこちら!

カレー

じゃがいもやにんじんが煮崩れしていない!いつもカレーを作ると、じゃがいもの形がなくなって、ドロドロになってしまうのに…。

じゃがいもを味見すると…熱っ!アツアツでホックホク。ひと口噛むと、スーッと口の中でとろけます。上出来、上出来♪

カレー

最後に塩で味を整え、器に盛り、ゆで卵をのせ、パセリを振りかけて出来上がり。材料を切ったり、炒めたりした時間はだいたい10分。あとは「シャトルシェフ」におまかせでした。楽チン~♪

カレー

カレーのスパイシーな香り~♡では、いただきます!

おいしーーーーい!素材のおいしさをじっくり引き出してくれる保温調理のおかげで、カレースープに野菜のうま味、甘みが溶け出しています。

大きめに切った玉ねぎは、スプーンで触った瞬間、形が崩れるほどやわらかい。じゃがいもやにんじんは、力を入れずともスプーンがスッと通るほどやわらかい。そして、にんじんはびっくりするほど甘くておいしい!

カレー

鶏肉もスプーンを入れると、ほろっと骨から外れます。煮すぎたときの鶏肉のパサパサ感はゼロ。やわらか&ジューシーです。

鶏肉

「シャトルシェフ」を使えば、煮すぎて野菜がドロドロになったり、野菜が煮えていなかったり…そんな心配はありません。それに、値上がり中のガスや電気の節約にもなって、とっても優秀♪

なお、食べきれず残ったカレーなどを長時間保温すると、料理の温度が少しずつ下がり、腐敗の原因になるとのこと。必要に応じて調理鍋を再加熱して沸とうさせるか、調理鍋から料理を取り出して、冷蔵庫に入れるのがいいそうです。

また、「シャトルシェフ」は保温だけでなく、十分に冷やした料理を調理鍋に入れ、それを保温容器に入れておけば保冷もできるそう。

日常はもちろん、災害時にも大活躍してくれる「シャトルシェフ」はとっても便利なおすすめの料理アイテムです。おすすめ!

※記事中で登場した商品は、掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合があります。

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