2024.03.17

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【おかず】③じっくり焼き上げて旨味を引き出す「やき比内地どり 男鹿の塩で」



材料(2人分)
比内地どり(むね、もも)…70g
しいたけ…20g(約2枚)
長ねぎ…27g(約1/3本)
男鹿の塩(なければ普通の塩)…0.7g

作り方
1.比内地鶏は食べやすい大きさに切る。しいたけは軸を切り落とし、いちょう切り。長ねぎは約3㎝のぶつ切りにする。



2.比内地鶏、しいたけ、長ねぎをフライパンに入れ、弱めの中火でじっくり焼く。

3.仕上げに塩をふる。



鶏肉の脂だけでじっくり焼くのがポイント。最初は油入れなくて大丈夫かな…と不安になりますが、そのうちジワジワと脂が中から染み出してきます。

焼き鳥の串なしバージョンという感じのシンプルな一品ですが、塩だけで味付けしたとは思えないほどの豊かな風味!焦らずじっくり火を通したおかげで、素材本来のおいしさが引き出されているんです。今回はもも肉を使ったのですが、外側はカリッと中はジューシー。引き締まった肉質と脂のコクに、さすが日本三大地鶏の1つ比内地鶏!と思わず唸ってしまいました。

肉の旨味を吸った香ばしい長ねぎとしいたけも名脇役。お肉のおかずではありますが、箸休めにちょうどいいさっぱりとした味です。

味付けに使った男鹿半島の塩は、男鹿沖のきれいでミネラル豊富な海水を汲み上げて、昔ながらの製法でじっくり煮詰めて作るそうです。雑味のないまろやかな塩味だからこそ、素材の味を引き出してくれるんですね!


【おかず】④牛肉の風味が際立つメインおかず「由利牛のオイスターソース炒め せりと共に」



材料(2人分)
由利牛バラ肉(焼き肉用)…67g
しめじ…22g
パプリカ(赤・黄)…15g
せり(三関地区の水耕)…5g
オイスターソース…10g

作り方
1.しめじは小房に分ける。パプリカは細切りにする。



2.せりの茎はざく切りにして葉は飾り用にとっておく。由利牛は縦半分に切る。

3.フライパンに由利牛としめじを入れて中火で炒める。

4.じゅうぶん火が通ったらパプリカとオイスターソースを入れ、全体に絡める。



5.火を止めてからせりの茎を入れる。盛り付けてから最後にせりの葉を飾る。



炒める時に油を使わないのがポイント。最初に肉を炒めることで、肉自体の脂を引き出して全体に回りやすくします。せりは香りと食感を残すために、火を止めてから加えてください。

お弁当のメインらしい豪華なおかずに食べる前からワクワク!オイスターソースの香りが食欲をそそります。一口食べると口いっぱいに広がるのはジューシーな肉の旨味。そこにせりの爽やかな香りとシャキシャキ食感が加わって次々と食べたくなる味わいでした!甘いパプリカとプリプリのしめじもいい仕事をしていて、メインにふさわしいご飯が進むおかずです。

ちなみに秋田由利牛が飼育されているのは鳥海山麓に広がる高原。清らかな空気ときれいな水、豊かな牧草に恵まれ、地元で生産された飼料用米などを食べて育つそう。豊かな自然が秋田由利牛ならではの肉質の良さを生み出しているんですね!

湯沢市三関地区のせりは、秋田県で古くから親しまれてきた伝統野菜で、山々から湧き出る清らかな水を使って育ちます。水田で育つ露地物は8~12月頃、ハウス内で水耕栽培したものは、11~3月頃まで楽しめるそうですよ。

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レシピ写真/大村夏子 取材協力/JA全農