お弁当って豪華に作ろうと思っても、結局マンネリになっちゃうのが悩み。そんなとき、ちょっと斬新なお弁当レシピを発見しました。それが、JA全農が協賛した「お弁当レシピコンテスト」の優秀作です。福岡県の小学生が考案したレシピなんですが、なんと「たいめし」や「たいのフライ」の文字が…。お弁当のおかずに鯛を使う発想はなかった!福岡県の郷土料理である「がめ煮」も野菜たっぷりでおいしそうだし、レパートリーを増やすためにも作ってみますか♪
【富山県の小学生考案】職人級のワザが光る「野菜たっぷり弁当」作ってみた!大事な調味料は「あいじょう」!?
「『お気に入りのご当地を紹介!』お弁当レシピコンテスト」は、CPM生活者マーケティング株式会社が主催、JA全農などが協賛したコンテスト。「住んでいる地域や日本の好きな場所、ふるさとなどのご当地食材や郷土料理を取り入れたお弁当レシピ」をテーマとして小学生対象に募集し、2023年6~9月の約3か月で171点の個性豊かなレシピが集まったそう。
今回紹介する優秀賞のお弁当は、正式名「みんな大好き糸島べんとう」です。福岡県糸島市の食材を取り入れていて、体に良いおかずがギュッと詰め込まれているとか。どんなお弁当なのか気になります!
まずは、お弁当の中身を紹介していきますね♪
糸島食材を贅沢に詰め込んだ「みんな大好き糸島べんとう」【ご飯】①古代米の奥深い味わい「二丈赤米おにぎり」②鯛がふっくら!「糸島日本一 たいめしおにぎり」【おかず】
①豪華なメインおかず「うまかっ たいのフライ」②どこか懐かしい味にホッ「がめにふくおか」③ふっくら甘~い「糸島こけコッコーたまごやき」④シャキシャキ食べごたえ抜群!「れんこんの肉づめくん」【その他】①香ばしさ満点「ぼくがだいすき ゴマ団子」②お弁当をかわいく彩る「かたぬきにんじん、かざりやさい、デザート」糸島は、海をはじめとした自然に恵まれた地域で、天然真鯛が特産なんだとか。今回作るのは、その真鯛をたっぷり使ったお弁当。にんじんの型抜きも、鯛のかたちになっているのがかわいいですね。
それでは、レッツ・クッキング♪
【ご飯】①古代米の奥深い味わい「二丈赤米おにぎり」材料(3合分)赤米…1合
白米…2合
水…適量
準備赤米は水に浸しておく。
赤米は白米と違って硬いので、わたしはひと晩(8~12時間)浸しました。精米の度合いなどによって吸水時間が変わるので、パッケージの記載に従ってください。作り方1.白米を研いだら、水に浸しておいた赤米と3合の分量の水を入れて炊飯する。
2.炊けたら茶碗によそって粗熱を取ってから、まん丸に握る。
赤米特有の美しい小豆色のご飯が、お弁当の中でも目を引く~。プチプチとした食感とほのかな甘みが後引く味わいで、噛めば噛むほど香ばしさが口の中に広がります。食物繊維やミネラル、ビタミンも豊富に含まれているので身体にも良さそう。おにぎりで手軽に栄養がとれるのはうれしいですね♪
糸島で育つ「二丈赤米」は、毎年9月中旬頃が稲刈りの季節。まるで茜色に染めたじゅうたんのような田んぼは、初秋の風物詩として地域で親しまれているそうです。
【ご飯】②鯛がふっくら!「糸島日本一 たいめしおにぎり」材料(2合分)白米…2合
有明のり…1枚
水…適量
[A]
鯛の切り身…60g
酒…大さじ2
みりん…小さじ2
しょうゆ…小さじ2
和風だしの素(顆粒)…適量
塩…ひとつまみ
作り方1.米を研いだら炊飯器に2合の分量の水、[A]を入れて炊飯する。
2.炊けたら鯛の身をほぐしながら混ぜ、茶碗によそって粗熱を取ってから三角に握る。
3.のりを巻いて完成。
炊きあがったら鯛の身を潰さないように、さっくり混ぜるのがコツ。レシピによると「糸島の可也山をイメージした三角に握る」のも大事なポイントだそうです(かわいい!)。
一口食べるとふっくらした鯛の身と、魚の旨味が活きてる~。味付けも程よいので、他のおかずの味を邪魔することなくパクパク食べ進んじゃいますね。おめでたい席でいただく鯛めしをおにぎりで味わう贅沢さは、このお弁当ならではの魅力かも。真鯛が特産の糸島らしいご飯を満喫しました♪