2022.01.10

食べる

【農家直伝!料理の裏ワザ】手が痒くならない!【里芋の皮の剥き方】レンチンで気持ちよくツルン⁉

栄養価が高いのに低カロリーな里芋。こんな魅力的な野菜食べなきゃ損! と思いつつも、ヌルヌルして剥きにくいし、痒くなるし…と、調理のハードルはけっこう高め。そこで試してほしいのが、東京都国分寺市の里芋農家に教わった皮の剥き方です。なんとレンチンするだけで皮が簡単に剥けるんですって! ということで本当にツルンとイケるのか、試してみましたよ~。

【画像を見る】農家しか知らない!里芋の皮の剥き方とは?



里芋の皮剥きのコツを教えてくれたのは、東京都国分寺市で里芋を栽培する小坂農園の小坂千鶴(ちづ)さん。小坂家は4世帯で暮らしているため、効率的なご飯作りが不可欠とか。

「里芋の皮を1つ1つ剥くのは手間もかかるし大変。でも、手軽にツルンと皮を剥く方法がありますよ!」(千鶴さん)

まず、里芋は洗って乾かしておく!

皮を剥く前にやっておきたいポイントが、「里芋を水洗いして土を落とし、乾かしておくこと」。


小坂農園の採れたて里芋。

泥つきの里芋はよく洗い、乾かしておきましょう。



「これで皮を剥いても身が汚れることがなく、手間がぐんと減りますよ」(千鶴さん)

レンチンで楽チン ♪ 里芋の皮剥き

5、6個なら…レンチンがおすすめ!

やり方
1.里芋の中心部分の皮にぐるりと切り込みを入れる。



2.耐熱皿に里芋を入れ、水を30mlほど回しかける。ふんわりとラップをかけて、里芋小5個(約200g)あたり600Wで5分加熱する。加熱後は3分ほど置いて蒸らす。


加熱したての皿はとても熱いので、火傷などに注意してください。

水をかけることで、均一に火が通ります!

3.ラップをそっとはずし、里芋にようじを刺して火が通ったかを確かめる。固ければもう1分加熱、まだ固ければさらに1分加熱…という具合に加熱時間を延ばして。



4.切れ目を中心に里芋を押し出せば皮がスルッと剥ける。



キッチンペーパーなどで里芋を包むと剥きやすいですよ♪

大量の皮剥きは、まず「茹でる」!

7個以上なら…皮ごと茹でるのがおすすめ。

やり方
1.鍋に里芋とたっぷりの水を入れ、中火にかける。



2.沸騰したら二タをして、弱火で20分茹でる。



3.中まで火が通ったらザルにあげて粗熱を取り、皮を剥く。



「小さい里芋は火が通りやすいので、茹ですぎないよう注意してくださいね」と千鶴さん。

実際にやってみると、茹でるほうがレンチンよりも全体に火が通るためか、「ツルンと気持ちよく剥ける」という感じがしました!

みなさんも、「里芋ツルン」の気持ちよさをぜひ味わってくださいね。



小坂農園

東京都国分寺市に江戸時代から続く農家。小坂知儀さん・千鶴さん夫妻と両親で家族経営をしている。栽培面積は合計2ヘクタール。7歳、5歳、2歳の子どもたちの子育て中で、地元の児童館や保育園の子どもたちのために収穫体験も行う。減農薬栽培で年間約100種類育てる野菜は、自宅敷地内の直売所、国分寺ファーマーズマーケット、スーパー、レストラン、小学校・中学校の給食の他、毎週土曜日にアークヒルズのアーク・カラヤン広場で開催される「ヒルズマルシェ」でも販売。

取材写真/菊地菫 レシピ写真/柳本操 取材協力/JA東京むさし

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