【農家直伝！ヘルシーバーグ】里芋と少しのひき肉で食べ応え十分！「里芋ハンバーグ」つなぎいらずで成型OK

ハンバーグっておいしいけど炒めたり混ぜたり細かな作業が多いし洗い物も出るし、正直面倒ですよね…。実は、簡単に作れてヘルシー、なのに大満足できるハンバーグがあるんです、その名も「里芋ハンバーグ」。東京都の里芋農家が作るハンバーグは、材料は里芋と少しのひき肉だけ、しかもつなぎいらず。挽肉は少なめでもしっかりジューシー、そして火の通りが早くてすぐできる！夢のようなレシピなんです。


【画像を見る】里芋の粘りでつなぎ不要！「里芋ハンバーグ」



教えてくれたのは、東京都国分寺市で里芋を栽培する小坂農園の小坂千鶴（ちづ）さん。

「わが家でハンバーグと言えば里芋ハンバーグ。マッシュした里芋にひき肉を少し加えるだけで、子どもたちが大好物のハンバーグになるんです。里芋は火が通るともっちりねっちり、柔らかくて簡単にマッシュできますよ」（千鶴さん）

小坂家の子どもたちは玉ねぎやパン粉を使ったおなじみのハンバーグよりも里芋ハンバーグの方が好きなんだとか！

さっそく教えてもらいましょう。

「里芋ハンバーグ」

材料（6cm大4個分）
里芋…小5個（200g）
合いびき肉…20g
塩・こしょう…各適宜
※里芋とひき肉の割合は里芋10に対して肉1を目安に。



1．里芋は皮ごと茹でて皮を剥き、つぶす。



2．里芋がつぶれたら、合いびき肉と塩、こしょうを加える。



里芋のマッシュ具合はお好みで。少し形を残すと里芋のゴロッとした食感が楽しめます。

3．2を4等分にして丸める。



4．フライパンにサラダ油大さじ1（分量外）を熱し、3を中火で焼く。



5．こんがり焼き目がついたら裏返し、ふたをして弱火で4分、中まで火を通す。



できあがりました！

フライパンに残った肉汁にウスターソースとケチャップ各大さじ2を加え、軽く煮詰めてソースに。大根おろしも合いそう♪

里芋は加熱済みなので調理時間も短めなのも、うれしいポイント。



食べてみると、肉が少ないのにしっかりハンバーグ感があって大満足！
里芋のもっちりとした食感にひき肉が想像以上に合います！作り置きすればお弁当のおかずにも重宝しそうです。

「具が余ったらパン粉をつけて揚げてください。あっという間に里芋コロッケができますよ」（千鶴さん）

みなさんもぜひ作ってみて下さいね。

農業で知った野菜のかわいさ

結婚を機に農家となった千鶴さん。就農して気づいたことがあるそう。



「農業を始めて、初めて経験したことや知ったことはたくさんありますが、その中でも野菜のかわいさはダントツです。里芋は皮をむくと現れるこの白い部分が、さらさら、つるつる、ひんやりしていて艶っぽい～。かわいくてつい見惚れてしまいます！」と千鶴さん。



「野菜ひとつひとつにかわいいところがあって、農作業しながら癒されているんです」と千鶴さんは笑います。

皆さんも里芋ハンバーグを作ってみると、里芋の意外なかわいさに開眼するかもしれませんよ！