2022.02.16

食べる

【農家直伝こんにゃくおかず】プリプリ食感がやみつき「かみなりこんにゃく」!【昔ながらの常備菜レシピ】

こんにゃくを使った料理はおでんだけではありません! こんにゃく芋の大産地、群馬県沼田市で給食メニューとしても親しまれている「かみなりこんにゃく」は、こんにゃくの本来の風味が味わえる産地定番のおかず。炒めて煮詰めるだけの簡単レシピなのに、どこか懐かしい味わいです。お弁当にも即戦力のスグレモノレシピ、さっそく作っていきましょう!

【画像を見る】農家が昔から食べてる安定のおいしさ!「かみなりこんにゃく」の作り方は…



産地定番「かみなりこんにゃく」



材料
こんにゃく(200g)
鷹の爪…1本
ゴマ油…大さじ1
みりん・酒・砂糖…各大さじ1
しょうゆ…大さじ3
かつお節…適量

作り方
1.こんにゃくはひと口大にちぎる。



包丁で切るより手でちぎったほうが、断面積が広がり、味がしっかりなじみます。

21を水洗いし、ザルで水をきる。



アク抜きが必要な場合は、水洗いしてから熱湯でゆがきましょう。


3.鷹の爪のヘタを取り、中の種を取り除く。



4.フライパンにゴマ油を熱し、こんにゃくと鷹の爪を入れて中火で炒める。



炒めるうちにこんにゃくがプリプリとした感触になり、キュッキュッという音がしてきます!

5.キュッキュッという音が大きくなってきたら、みりん、酒、砂糖、しょうゆを加える。



6.こんにゃくをころがしながら、水分をとばす。



7.水分がほぼなくなったら器に盛り、かつお節を散らして完成。



「さらに辛みを足したいときは、七味や一味をふって召し上がれ!」(遠藤さん)

作りたてはこんにゃくがプルンプルン! 味がしっかり染み込んでいて、ご飯のお供にぴったりです。



ちなみに、「かみなりこんにゃく」の由来は、「炒めるときに、雷のような音がするから」だとか。

「作り置きおかずにも重宝するかみなりこんにゃく。音も楽しみながら、ぜひ作ってみてくださいね」(遠藤さん)

こんにゃくとは似ても似つかぬ!?こんにゃく芋



こんにゃくの原材料は、こんにゃく芋ですが、その姿はプリプリのこんにゃくとは大違い! ごつごつしていて、なんだか岩みたいです。

「こんにゃく芋の栄養分は皮など捨てられてしまう部分に多く含まれていますが、こんにゃくを作る工程で取り除かれてしまうことも。うちの工房ではその部分も独自の方法で加工して、製品に加えています」と、遠藤さん。

「こんにゃく工房 迦しょう」で使うこんにゃく芋は、遠藤さんの夫、周さんが栽培したもの。海外でも注目されている作物なんですよ♪



気になる方はぜひ調べてみてくださいね。

こんにゃく工房 迦しょう

遠藤春奈さん

神奈川県の高校を卒業後、海外へ留学し、日本語教師などの仕事を経て結婚。2005年、群馬県沼田市に移住・新規就農し、こんにゃく芋の栽培農家に。大規模経営となった畑は主に夫が作業し、本人は、伯父から引き継いだ「こんにゃく工房 迦しょう」で、商品開発から販売までを手がけている。

こんにゃく工房 迦しょうHP
https://konjac-kasho.com/
こんにゃく工房 迦しょうInstagram 
https://www.instagram.com/konjac.kashosan/
こんにゃく工房 迦しょうFaceBook
https://www.facebook.com/konjac.kasho

こんにゃく畑写真/Max Houtzager レシピ写真/菊地菫 こんにゃく芋写真/PhotoAC 取材協力/JA利根沼田

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