寒い季節は「お弁当はスープジャー持参」という人も多いのでは？ でも、具材はマンネリぎみ…というときは「こんにゃくを入れてみて！」。そう話すのは、こんにゃく芋農家で、こんにゃく加工工房も手がける遠藤春奈さん。こんにゃくのプルプル食感が新鮮で、ローカロリーなのに腹持ちもばっちり。腸の働きもよくなる一石二鳥レシピですよ～。
【画像を見る】かさ増し効果で腹持ちバツグン「斬新！こんにゃくミネストローネ」作ってみた！
「こんにゃくはお腹の調子を整える食物繊維がたっぷり。スープにいれてもおいしいですよ」（遠藤さん）
独特の食感が楽しい♪「斬新！こんにゃくミネストローネ」
材料（4人分）白こんにゃく…200g※黒こんにゃくでもＯＫ
じゃがいも…1個（150g）
玉ねぎ…1/2個（100g）
にんじん…1/2本（100g）
しめじ…1/2株（100g）
ベーコン（薄切り）…2枚（40g）
にんにく…1かけ
オリーブオイル…大さじ1
トマト缶（カット）…1缶（400g）
コンソメ（顆粒）…大さじ2
塩・こしょう…各適量
作り方1．こんにゃくは1cm角に切り、水洗いし、ザルにあげてよく水をきる。
アク抜きが必要な場合は、水洗いしてから熱湯に入れてゆがきましょう。2．じゃがいも、玉ねぎ、にんじんは1cm角、キャベツ、ベーコン、しめじは食べやすく切る。
3．鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で熱する。
4．にんにくの香りが立ってきたら、こんにゃく、野菜、ベーコンを入れて中火で炒める。
5．全体に油が回ったら、トマト缶と水600cc（分量外）、コンソメを入れ、10分煮込む。
6．塩、こしょうで味を整えてできあがり。
合うのかな？ と思っていたこんにゃくですが、他の具材としっかりなじんでいて違和感なし！
具だくさんで腹持ちも良く、大満足の一杯になりました。
意外な組み合わせでおいしさ再発見！
「こんにゃくは味にクセがないので、どんな料理にも合います。カレーに入れてもおいしいですよ」と遠藤さん。
「野菜と肉を炒めた後に、1cmくらいの角切りにしたこんにゃくを投入したら、水を入れていつも通りに作るだけ。小さく切るとカレー味がよく絡みます」（遠藤さん）
時間がないときはレトルトスープにチョイ足し！
スープを煮込む時間がないときは、レトルトを活用するのも手。鍋にレトルトのクラムチャウダーと細かく切った白こんにゃくを入れて温めればOK。
「こんにゃくって便利でしょ？ 黒こんにゃくと白こんにゃく、料理に合わせて使い分けてくださいね！」（遠藤さん）
こんにゃくによって色が違うのはなぜ？黒こんにゃくと白こんにゃく。この違いって何…？
「こんにゃくの原材料はこんにゃく芋。こんにゃく芋を擦りおろす昔ながらの製法で作ると、皮やアクなどの成分が混ざり、黒っぽい色になるんです」と、遠藤さん。
今はこんにゃく芋を精製した、こんにゃく粉からこんにゃくを作ります。この製法だとできあがったこんにゃくは真っ白なものになるそう。
「日持ちや手間の関係で、ほとんどのこんにゃくメーカーがこんにゃく粉を使って作っています。ただ、真っ白だとこんにゃくっぽくない…ということで、黒っぽい色やつぶつぶ感を出すために、海藻の粉などを入れて、あえて黒っぽくしているんですよ」（遠藤さん）
馴染みのあるこんにゃくの色が海藻由来だったとは…驚きです！
「でも、こんにゃく芋の栄養分は、皮など取り除いた部分に多く含まれています。なのでうちの工房では、取り除いた部分も独自の方法で加工して、製品に加えています」（遠藤さん）
遠藤さんの作る「こんにゃく工房 迦しょう」のこんにゃくが気になる方は、ぜひ調べてみてくださいね♪
