2022.03.07

食べる

【農家直伝!白菜の選び方】「葉がぎっしり」「新鮮!」「糖度が高い!」寒さに耐えた極上白菜はココが違う!

寒さとともに旨味が増し、まさに今が旬の白菜。鍋によし、炒めてよしのオールラウンダーだけに、スーパーなどで買う際はできるだけ新鮮で甘~いものを選びたいですよね。東京都青梅市で白菜を栽培する農家・丹生(たんしょう)祐弥さんから教わったおいしい白菜の見分け方は、白菜のある部分に注目するそう。さて、その部分とは…。

【画像を見る】チェックすべきは白菜のこの3箇所!で、いったいどこを見ればいいの~?

教えてくれた丹生さんは、父の守(まもる)さんとともに白菜を栽培している農業男子。



「おいしい白菜を見分けるポイントを覚えておくと、選ぶ際もう迷わないですみますよ」(丹生さん)

おいしい白菜の見分け方
1. 頭部分に弾力があるものは葉がぎっしり!
2. 芯の切り口が真っ白でキレイなら新鮮!
3. ずっしり重い白菜はみずみずしく糖度が高い!



では詳しく見ていきましょう。

頭部分に弾力があるものは葉がぎっしり!

丹生さんの畑にお邪魔すると、白菜がずらり!さっそく収穫する様子を見せてもらいます。



「収穫する際にまずチェックするのが白菜の頭部分。ここを見れば、葉がしっかり巻いているか分かるんですよ」(丹生さん)

白菜の葉がぎっしり詰まっている状態を、“白菜の葉が巻いている”と言います。



「葉が巻いているということは、栄養が全体にいきわたっているということ。頭の部分の形がツンとしていて、押したときに弾力があれば、葉がしっかり巻いているおいしい白菜ですよ!」(丹生さん)

芯の切り口が真っ白でキレイなら新鮮!

しっかりと巻いている白菜が分かったら、根元から包丁でカット!

この切り口を見ることで鮮度が分かるのだそう。



収穫したての白菜の芯の切り口は、真っ白でとてもキレイです。



「この芯の部分には白菜の生長点があり、収穫から時間が経つにつれて腐敗していきます。なので、白菜の芯の切り口はキレイなほど鮮度がいいんですよ!」(丹生さん)

ずっしり重い白菜はみずみずしく糖度が高い!



「頭部分と芯の切り口を確認したら、最後は重さが重要!」と丹生さん。

白菜を持って比べたときに、ずっしりと重みを感じる方を選ぶと間違いないそうです。



「重いのは水分たっぷりでみずみずしい証拠。寒さに耐えてしっかりと葉を巻いている白菜は、その分重くて糖度も高く、うまみがギュッと詰まっていますよ」(丹生さん)



「台風による被害もなく、今シーズンの白菜は本当においしいです。ぜひいろいろな料理にチャレンジして、たくさん食べて欲しいですね。ちなみに、僕のおすすめの食べ方は…水炊き鍋!とろとろ白菜にポン酢じょうゆを合わせれば、いくらでも食べれますよ」(丹生さん)

スーパーなどで白菜を購入する際は、丹生さん直伝の選び方を参考にしてみてくださいね。



丹生祐弥さん

就農して5年目の23歳。東京都青梅市で父と2人で農業を営み、白菜や長ねぎ、じゃがいもなど多種多品目の野菜のほか、花の苗も栽培している。農業に勤しむかたわらバンド活動が趣味で、ドラムを担当。丹生さんが育てた白菜は、「JA西東京 かすみ直売センター」で購入できる。

取材写真/加藤優里 取材協力/JA西東京

Pick up

Related

Ranking