2022.05.11

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スマホの「小学生」デビューが51.6%!子どものスマホ事情と危険から守るためのリスク対策どうしてる?

整理収納アドバイザーのhanaです。子育て中のみなさん、小学生でスマホデビューする子どもが「2人に1人」という調査結果をご存じですか? 先日テレビ番組『ZIP!』の「子どものスマホ事情」という特集内でアナウンスしていました。筆者にも小学生の娘が2人いるので、とても興味深い内容だったんです。今回は番組の内容に沿いながら、わが家で実践しているスマホのリスク対策についてお話したいと思います。

【画像を見る】子どものスマホ事情と危険から守るためのリスク対策どうしてる?


テレビ番組『ZIP!』で紹介された小学生のスマホ事情



番組内では、近年スマホ利用の低年齢化が進んでいて、スマホの「小学生」デビューが51.6%(MMD研究所調べ) と過半数を超えたことについて紹介していました。

スマホは、いつでも連絡が取れる便利さだけではなく学習面や防犯面でも役立つため、子どもの生活にも浸透しつつあります。いまや「全く使わせない」という選択肢が難しくなってきているようです。

そして、番組内では子どもにスマホを持たせるリスク対策として、大きく分けて2つの方法が紹介されていました。


【番組推奨のリスク対策①】ルール決め


1つ目の対策は、「ルール決め」です。

具体的なルールとしては、「アプリの課金やダウンロード」「利用時間」「サイトの閲覧制限」「LINEやSNSに載せる顔写真や個人情報」等が取り上げられていました。

ただ、
「スマホを使う上で、親と子どもの間でルールを決めている?」という質問に対しては、
「決めている⇒78.4%」「決めていない⇒21.6%」(MMD研究所調べ)
というデータが紹介されており、ルールを決めずにスマホを持たせる親御さんも一定数いるようです。


【番組推奨のリスク対策②】フィルタリング


2つ目の対策は、「フィルタリング」です。
「フィルタリング」とは、不適切なサイトや有害アプリの使用を制限する機能のこと。
番組内では、トラブル防止のため「サイトの閲覧制限」の他、「利用時間の制限」等も設定することを推奨していました。

現在、18歳未満の青少年がスマホを契約する際には原則義務付けられていますが、 実際に「フィルタリング」を利用しているのは38.1%(総務省のデータ)ほどだそう。
こちらの対策は、「ルール決め」より浸透していないようです。


今回の特集は、今まさに小学生の子を持つ筆者にとって、とても参考になり、改めてリスク対策を見直すキッカケになりました。
それと同時に、子どもがスマホを利用するとどんなリスクがあるのかについても、改めて考える必要があると感じました。

そこで次章では、子どもがスマホを持つことによって発生するリスクと、番組を参考にわが家で実践しているリスク対策について紹介します。



子どもにスマホを持たせるリスクとわが家の対策



子どもにスマホを持たせることにより、想定されるリスクとわが家での対策方法を紹介します。

ちなみにわが家では、家の中のみで使用できるWi-Fi専用端末として、筆者の古いスマホをリビングに置いており、子どもが調べモノや動画視聴する際等に使っています。

子どもにスマホを持たせるリスクは、細かく分けると沢山ありますが、ここでは、5つのタイプに分けて考えていきたいと思います。


【リスク①】有害な情報に触れてしまうリスク


ネット上には、子どもに有害な情報を与えるWebサイトが多数あり、ワンクリック詐欺のようにリスクが見えにくいものも存在し、子どもが危険にさらされる可能性があります。

≪わが家での対策≫
意図せずに有害情報に触れてしまう可能性もあるので、最低限のリスク対策として、有害なWebサイトへのアクセスや動画視聴を制限する「フィルタリング」を設定しています。
また、「フィルタリング」も万能ではないので、ネットの危険性について話し合い、調べモノや動画視聴、親がダウンロードしたアプリ以外の目的で使わない「ルール決め」もしています。


【リスク②】個人情報が流出してしまうリスク


うっかり自分の個人情報を入力してしまう、許可なく友達の動画や写真をSNSにアップしてしまうなど、個人情報が流出してしまうリスクが考えられます。

≪わが家での対策≫
「フィルタリング」だけでは防ぐことが難しいため、個人情報の取り扱いについては、予め子どもと話し合い、個人情報を入力しない家庭での「ルール決め」をしています。
また、個人情報を抜き取るような有害なアプリも存在するため、アプリストアに「フィルタリング」を設定し、ダウンロードやインストールには親の承認が必須にしています。


【リスク③】高額な課金をしてしまうリスク


オンラインゲームでの課金トラブル、有料のアプリをダウンロードする等、親が知らないうちに子どもが課金し、高額な料金を請求されるケースもあるので注意が必要です。

≪わが家での対策≫
子ども専用のアカウントを作り、親のクレジットカード情報を登録しないようにしています。
また、「フィルタリング」を設定して、子どもが購入や課金する際には親の承認が必須にしています。


【リスク④】SNSでのトラブルのリスク


無料通話アプリのグループトークで特定の子を無視するなどの対人トラブル、また、知らない人と繋がって誘拐や詐欺事件等に発展してしまう危険性もあります。

≪わが家での対策≫
SNSはLINEを入れていますが、コミュニケーションの問題は「フィルタリング」では対策が難しく、子ども同士の文字だけのやり取りは誤解を生みやすいです。
そのため、気に病んだりトラブルに巻き込まれたりすることがないよう、予め子どもと話し合い、家族としか通信しない「ルール決め」をしています。


【リスク⑤】スマホ依存症になるリスク


魅力的なゲームや友達とのトークに夢中になりすぎて勉強に集中できない、寝不足や鬱になる等、スマホ依存症になるリスクがあります。

≪わが家での対策≫
「子ども専用スマホ」ではなく、あくまで必要な時だけ「ママのスマホを借りる」というスタンスにしています。そのため、使う場所はリビング、充電もリビング、使う時はママの許可が必要という「ルール決め」をしています。


以上、5つのタイプに分けて紹介しました。

改めて考え直すと、子どもを守るためには、番組で紹介されていた「ルール決め」と「フィルタリング」2つの対策がどちらも必要で、リスクに合わせてそれぞれ実践すべきであると感じました。



「ルール決め」&「フィルタリング」2つの対策で子どもをスマホ被害から守ろう!



今回は、テレビ番組「ZIP!」で放送されていた小学生のスマホ事情、また想定されるリスクとわが家での対策について紹介しました。

小学生がスマホを持つことは、便利な反面、気をつけないといけない点も沢山ありますよね。

子どもにスマホを持たせる場合は、メリットとデメリットどちらも把握した上で、家庭での「ルール決め」&「フィルタリング」を万全にして、親子共に安心してスマホを利用できる環境を整えるのが良いのではないでしょうか。

みなさまが子どもにスマホを持たせる際、リスク対策を検討する参考になるとうれしいです。

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