2022.06.03

食べる

【おうちで梅仕事】「割り青梅の砂糖漬け」作ってみない?【少量&コンパクトに保存】で初心者にも◎

初夏の楽しみの1つといえば、「梅仕事」。興味はあるけれど、梅を漬けるのは面倒だし、保存容器を置いておくスペースもないし…とあきらめている人も多いのでは!?  そこで少量で出来て、コンパクトに保存できる「割り青梅の砂糖漬け」の作り方を紹介します。カリカリッとした実はもちろん、漬け汁のシロップを割って飲めば、2度おいしい! 夏バテ予防にもぴったりですよ~。
 
【蜂蜜専門店おすすめ】梅やくるみを漬けるだけ!蜂蜜漬けレシピ2選

「青梅」って、どんな梅?



梅は、収穫のタイミングによる熟度の違いによって、「青梅」と「完熟梅」とに分けられます。

青梅→熟す前の固くて青い梅で、フレッシュで、さわやかな香り
完熟梅→黄色く熟したやわらかい梅で、桃のようなフルーティーな香り
                                         
梅が、全国的に出回るのは5~7月の間。
わたしの住む鹿児島県では、青梅は5月中旬~6月中旬、完熟梅は6月中旬~7月初旬に、スーパーや農産物直売所などの店頭に並びます。
ネットショップなどを利用すれば、採れたてのものを、全国の生産者から直接購入することもできますね。

青梅は、完熟梅に比べ、実の部分が少なく固いですが、漬け込むとエキスが出やすいのが特徴。
砂糖に漬け込めば…カリカリッとした実はもちろん、青梅のエキスが染み出た漬け汁を水や牛乳で割って味わえるので、2度おいしい!

青梅割りは…木べらを使ってエイッと「割り青梅の砂糖漬け」

材料(作りやすい分量)
青梅…500g
砂糖…400g ※白砂糖のほか、きび砂糖でもOK
塩…大さじ2



まずは、青梅の下処理から!
ヘタを、爪楊枝や竹串を使って取り除きます。つつくと、ポロッとはがれますよ~。



3時間ほどたっぷりの水に浸し、アク抜きをし…



水気を切り、塩をまぶして、さらに3時間ほど置き…



水で洗い流して…



一つ一つ丁寧に、キッチンペーパーで、水気をふき取ります!



面倒ですが、「初夏にしか味わえない楽しみ」と思い込めば(笑)、やりがいのある作業ですよ~。
そして、ここまで終えれば、お待ちかね…ストレス発散の、種外し!

包丁で、青梅にぐるっと一周、切込みを入れて…



木べらや、木のしゃもじを使い…切れ目がある面を上にして、エイッと、力強く、押さえつけます!



青梅が割れて、種を外しやすくなりますよ~。
この割れる瞬間が、爽快! バリっと音がして、スカッとするし、割れた瞬間に、青梅の爽やかな香りが漂います~。



種がうまく外せない時は…
種が付いた方の実を、種を上にして置き、再度木べらなどで押すか、横側がギザギザのスプーンなどを使って、種をこそぎ取ってください。

種を取り除いた青梅に、砂糖を入れて…



混ぜ合わせて、ボウルにラップをし、直射日光の当たらない、涼しいところに置きます。



砂糖に漬け込み、3時間後…



6時間後…青梅のエキスが染み出たシロップが、たっぷりと出来ています!



ラップをした状態のまま1日置き、青梅が浮くくらいにシロップが出てきたら…

青梅のみを取り出し、熱湯消毒などをした清潔な保存瓶に入れ…
残りのシロップは、ステンレスかホウロウの鍋に移して中火で煮立て、アクを取って完全に冷ましてから、
保存瓶に移し替えます。(画像の保存瓶は、900mlのものを使用。)



青梅がシロップにきちんと浸かるよう、表面をラップで覆い、冷蔵庫で保存すれば、2週間後には食べられるように。
1か月くらい経つと、さらになじんでおいしくなりますよ~。
冷蔵保存で3か月ほど日持ちOK(瓶の消毒方法や、保存状態が悪いと日持ちしないので、注意してください)。

※青梅には毒性があるので2、3日しか浸かっていない状態で食べると中毒を起こす可能性があります。絶対にやめましょう。
 
「白砂糖」と「きび砂糖」で漬け込んでみた…

漬け込む砂糖が、白砂糖ときび砂糖で、見た目や味わいに変化があるのか、試してみました。

左→白砂糖、右→きび砂糖



見た目には、きび砂糖で漬けた方(下の画像左)が、若干、色が濃いです。どちらもパリッとした食感でおいしいですが、白砂糖の方が、さっぱりとした味わい、きび砂糖は、よりコクのある味わいといった感じです。



冷凍庫で凍らせて食べるのもオススメ~。シャリッとした食感がシャーベットのよう。暑い日のおやつにバッチリです!



シロップは、水で4倍ほどに薄めれば、さっぱり梅ジュースに! 炭酸水で割っても、シュワッとおいしい~。



豆乳や牛乳で薄めれば、とろーりとしたドリンクに。マイルドな味で、ヨーグルト風味の一杯!



梅は、クエン酸を多く含み、疲労回復や食欲を増進させる働きが期待でき、夏バテが気になるこれからの時期に、積極的に取りたい食材の一つ!
種を取って砂糖漬けにすれば、コンパクトになって保存がしやすいので、青梅の出回る今のうちにたくさん作って、夏を元気に乗り切ってくださいね。

※今回のように砂糖漬けにするなどの加工をせずに生のまま青梅を食べると、頭痛やめまい、けいれん、呼吸困難などの中毒を起こす可能性があります。特に子どもが食べると危険ですので、青梅の管理にはご注意ください。



【あわせて読みたい】
【Twitterで話題】いぶし銀な組み合わせがウマい!「梅干し」と「塩こんぶ」の炊き込みご飯を作ってみた!

IKKOさん考案の「骨抜き!梅だれ」が万能な件!炒飯、スープ、サラダ、餃子の「梅だれ定食」が作れた!

【ご飯のお供】火を使わず和えるだけの「チーズ梅おかか」をご飯にのせてみた!コレ、絶対うまいヤツやん♡

Pick up

Related

Ranking