2023.10.12

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【ご当地給食メニュー】「スタミナ納豆」作ってみた!鶏ひき肉と衝撃のコラボで“ご飯泥棒”っぷりがスゴい!

NHKの情報番組『あさイチ』を観ていたら、気になるレシピを発見しました!その名も「スタミナ納豆」です。こちらは鳥取県倉吉市の学校給食メニューで、30年以上も地域の子どもたちに愛されているとか。え、納豆を炒めるってこと…?っていうか、そもそも給食に納豆…?気になることばかりだったので実際に作ってみたところ、家族が大絶賛のおかずが誕生しました!

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ご飯泥棒「スタミナ納豆」の材料はこちら

『あさイチ』で紹介されていた「スタミナ納豆」は、先述のとおり鳥取県倉吉市の学校給食メニューです。こちらの地域では納豆を食べる習慣がなく、栄養豊富な納豆を子どもたちに食べてもらうために開発されたと言います。実は、わたしもあまり納豆を食べる習慣がなくて…耳が痛い(笑)。ということで、作って食べてみることに!

【材料】(4人分)
鶏ひき肉(むね)…120g
にんにく…5g
しょうが…5g
濃口しょうゆ…2.5g
酒…4g
ゴマ油(炒める用)…3g
ひきわり納豆…100g
青ねぎ…20g

[A]
濃口しょうゆ…8g
砂糖…2.5g
みりん…6g
ゴマ油…1.5g

ホットペッパーソース…少々 



画像は、調味料を除いた4人分の材料です。
今回はひきわりではなく、小粒納豆を使用しました。ちなみにこちらの納豆は1パック50gでしたので、2パック必要になるということ。
また、青ねぎは冷蔵庫にあった長ねぎで代用しました。にんにくとしょうがは、チューブタイプを使用しています。
さらに、近所のスーパーマーケットに鶏むねのひき肉が並んでいなかったため、鶏もものひき肉で作ってみました。

炒めて和えるだけ!「スタミナ納豆」のレシピ

1.フライパンを熱してゴマ油を入れたら、みじん切りにしたにんにくとしょうがを炒めます。
香りが出てきたらひき肉を加え、濃口しょうゆと酒を入れて、そぼろ状になるまで炒めます。



2.ひき肉に火が通ったら、バットなどに広げて冷まします。



3.よく混ぜておいた納豆に、[A]の濃口しょうゆ、砂糖、みりん、ゴマ油を加えて混ぜます。



4.冷ましていた2のひき肉と、3の納豆、そして小口切りにした青ねぎ(ここでは長ねぎで代用)を加え、最後にホットペッパーソースを入れて混ぜ合わせたら完成です。
今回は3歳児も食べるため、ホットペッパーソースは各自でかけることにしました。



こちらが「スタミナ納豆」です。
納豆は炒めず、炒めたひき肉に納豆を和えるんですね…と思ったら!レシピの最後に気になる一文が!!なんと鳥取県内の他の地域では、納豆を炒めるタイプの「スタミナ納豆」も食べられているそうです。納豆を炒めると香ばしさが強調されるのだとか。気になったのでレシピを検索したところ…ありました!せっかくなので、納豆を炒めるタイプの「スタミナ納豆」も作ってみましょう。

香ばしいタイプの炒める「スタミナ納豆」の材料はこちら!

炒めるタイプの「スタミナ納豆」は、鳥取市学校給食会のホームページにあったレシピを参考にしました。

【材料】
鶏ひき肉…120g
ひきわり納豆…120g
ねぎ…20g
にんにく…5g(小1かけ)
しょうが…6g(にんにくより少し多め)
ゴマ油…小さじ2
白だし…小さじ3
酒…小さじ1
砂糖…小さじ1
ホットペッパーソース…少々

『あさイチ』の「スタミナ納豆」と、材料はほとんど変わりません。
ちなみに材料には「ねぎ」としか書かれていませんでしたが、サイト内の動画を見る限り、こちらも青ねぎのようでした(今回は長ねぎで代用です♪)。

にんにくとしょうがを効かせ、ひき肉と納豆を炒める!

【作り方】
1.
フライパンを熱してゴマ油を引き、みじん切りにしたにんにくとしょうがを炒めます。
香りが出てきたら、ひき肉を加えます。



2.ひき肉に火が通ったら酒を加え、納豆とねぎ(今回は長ねぎを使用)も入れて軽く炒めます。

レシピには”軽く”とありましたが、納豆を炒めないタイプとの違いがわかりやすくなるよう、結構しっかりと炒めてみました。



3.砂糖、白だし、ホットペッパーソースで味を整えたら完成です。



2種類の「スタミナ納豆」のお味は…?


左:納豆を炒めるタイプのスタミナ納豆/右:納豆を炒めないタイプのスタミナ納豆

鶏ひき肉と納豆の組み合わせって試したことがなかったのですが、すごくよく合います!にんにくやしょうがが効いているので、ぎょうざの具材の味に似ているかも…?ご飯がすすむ味です。

納豆を炒めないタイプは納豆らしさがよく出ていて、見た目も食感もしっとり。よく糸をひくのもこちらです。”納豆と仲間たち”といった感じで、他の材料より納豆の主張が強いため、納豆が好きな方、納豆らしさを味わいたい方なら、炒めないほうが向いているかなと思いました。

一方、しっかりと納豆を炒めたタイプは糸をひくこともなく、納豆の主張は弱めです。炒めたことで納豆の協調性(?)が増したのでしょうか。すべての食材が対等な関係となり、ひとつのおかずを作り上げているようなイメージでした。納豆が苦手な方にはこちらがおすすめです。炒めたことにより、香ばしさを感じるだけでなく、歯ごたえもアップしたように思います。食べごたえがあって、夫はこちらの方が好きなのだそう。

また、炒めない「スタミナ納豆」がしょうゆベースであるのに対し、炒めた「スタミナ納豆」は白だしベースの味付けです。調味料は入れ替えてもよさそうですので、お好きな味付けで作ってみてくださいね。個人的には余った納豆のタレの使い道に困ったので、にんにくとしょうがを効かせた納豆のタレ味でもいいかと思います。

「スタミナ納豆」は納豆の消費にも◎



今回多めに作ったので余った分は、翌日の夜に電子レンジで温めなおし、追い長ねぎ&卵黄をのせ、「スタミナ納豆丼」にして食べてみました。ホットペッパーソースはなくても多めでもおいしいですし、ホットペッパーソースだけでなく、キムチやラー油なども合いそうです。また、青ねぎ以外にも玉ねぎやニラ、みじん切りにしたにんじんなどを加えてもいいかもしれませんね。

子どもに納豆を食べさせたいという願いから生まれた「スタミナ納豆」。鶏ひき肉と納豆でお夕飯のメインになるなんて、お給料日前の大人の事情にもありがたいメニューでした。これからも定期的に作りたいと思います。ごちそうさまでした~。

<参考文献>
鳥取市学校給食会「スタミナ納豆」 https://www.tgk.jp/recipe/8233/

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