2023.06.11

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振ってしまった“缶ジュースの炭酸”が吹き出さない裏ワザ!「え、缶の側面にデコピン⁉︎」【科学の裏ワザ】

シュワッとおいしい炭酸飲料。お好きな方も多いのではないでしょうか。炭酸飲料にまつわるアクシデントのトップにくるのが、炭酸の吹きこぼれ。うっかり缶を落としてしまった!歩いているうちにカバンの中でシェイクされてた!子どもがいたずらで振っちゃった!などなど、吹きこぼしてしまうことがよくあります。まわりに飛び散ったり、服にかかったり、こぼれてしまったぶん飲む量が減ってしまったりしてがっかりしますよね。今回はそんなアクシデントを防ぐ科学の裏ワザを実験してみました!

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吹きこぼれない裏ワザは案外簡単

さっそく吹きこぼさない裏ワザを紹介しましょう。
やることはただ一つ!

「缶を回しながら50回ほどデコピンする」

そもそも缶の炭酸が吹きこぼれるのは、液体に溶けていた二酸化炭素が泡になってしまい、大きく膨らみながら飛び出すのが原因。

落としたり振ったりの衝撃で、二酸化炭素は泡になってしまうんですね。
その泡が缶の側面に付着した状態で缶を開けると、泡が膨らんでしまうということなんです。



つまり、側面についた泡を取り除けば、吹き出しにくくなるということです。

その方法こそ、「デコピン」

子どもの頃のちょっとした攻撃方法がこんなところで役立つとは。科学とは奥深いものです。

実践してみた

百聞は一見にしかず。
まずはやってみましょう。

今回使う炭酸飲料たちはこちら



沢山飲まなきゃなので小さめの缶を用意しました。
実験でジュースを飲むというのは、大人になっても心躍るものですね。

その様子は、後ほどまとめて動画でお見せします。あらかじめ結果だけお伝えすると…

まず、「ペプシ」(動画①を参照)。こちらはデコピンせずに、30秒ほど強く振った後に開けてみました。
はい、言うまでもなく吹きこぼれますね。ただ、少し弱気にゆっくり開けたのが功を奏したのか、吹き出しましたがまずまずと言ったところでした。

続いては、「ジンジャーエール」(動画②を参照)。同じく30秒ほど強く振った後、こちらには50回ほどデコピンを加えてみます。

開けてみたところ…あら不思議。ホントに吹きこぼれませんでした。
開栓したときの音は盛大にシュワッ!としたのですが、全然吹きこぼれていません!
ジンジャーエールは缶の中身が全部飲める!幸せ♪

お次は、「C.C.レモン」(動画③を参照)。50回という回数が本当に必要か、気になりませんか?
なので、こちらは40回で開栓しようと思います。すると…

盛大に吹き出しました!やはり50回はマストのようです。ただし、この回数問題はジュースの種類によるかもしれません。と言うのも…

最後に残った、「デカビタC」で実験です(動画④を参照)。こちらはあえて回数を増やし、デコピン60回です。

ところが…吹きこぼれました!もしかしたら、炭酸の泡の大きさとか、液体の粘度とかにもよるのかもしれません。う~ん、深いです。

さて、泡といえば気になるのはやはりコレですよね!



ビールです。
わが家ノンアル派なのでこちらで実験!(動画⑤を参照)

めちゃめちゃ吹き出ました。これまでの実験で一番です。
やはりビールは50回では効かないのか。

【結論】ジュースは50回を目安に、ビールはもっとたくさんデコピンしましょう

たくさんデコピンしておけば吹き出しにくくなるのは確実なようです。
ただし、全ての場合で吹きこぼれが防げるかは保証できません。
その飲み物の種類や、どれだけ衝撃を与えられたかが影響してくるようです。
かなり振ってしまった場合や、ビールなどはかなり多めにデコピンしておきましょう。

この方法で、「飲み物が飛び散って吹きこぼれて大惨事」だけは避けられそうです。
車の中やショッピングモール内など「こぼしちゃったら掃除が大変そう」なところでは特におすすめな方法なので、ぜひ実践してみてくださいね!

【動画①】「ペプシ」をデコピンせず開栓してみた!


【動画②】「ジンジャーエール」をデコピン50回で開栓してみた!


【動画③】「C.C.レモン」をデコピン40回で開栓してみた!


【動画④】「デカビタC」をデコピン60回で開栓してみた!


【動画⑤】「ノンアルビール」をデコピン50回で開栓してみた!

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