2023.05.28

食べる

【農家直伝】にんじん2本楽勝!?な「しりしり」作ってみた!「ツナ油」も「野菜の皮」も捨てない神エコ♡

こんにちは!東京都八王子市・中西ファームの管理栄養士ファーマー・荒井です。中西ファームでは今まさに「春にんじん」が最盛期!みなさんにもた~っぷり食べてほしいので、にんじん2本でメインを張れちゃう「しりしり」レシピを紹介します♪コク旨で無限に食べれるうえ、普段捨ててしまう食材もしっかり活用するフードロスゼロなエコレシピ。ぜひご堪能ください♡

【全農Twitter】春爛漫♡ほんのり苦味と甘みがたまらな~い♡ほくほく「芽キャベツのポトフ」作ってみた♪

みなさん、「にんじんしりしり」を作ったことはありますか?沖縄県の郷土料理で、にんじんを細く切り、卵やツナで炒めるだけの超シンプルな一品。沖縄県を舞台にしたドラマや映画などで頻繁に登場してきたため、最近、全国的にメジャーな料理になりました。


中西ファームでも「春にんじん」を絶賛収穫中♪

そんなしりしりの良いところは、常備野菜のにんじんを、一気に大量消費できること♪炒め合わせる食材も、卵やツナ缶など普段ストックしているものでOKです。

いろんな作り方があると思いますが、今回紹介するのは中西ファームイチ押し!ふつう捨ててしまう「ツナ油」や「にんじんの皮」を丸ごと活用する、エコ&コク旨なレシピですよ♪

ツナ油のコク&皮の風味ヤバッ♡「にんじんしりしり」



材料(作りやすい分量)
にんじん(中)…2本
ツナ缶(オイルタイプ)…1缶
しょうが(チューブ)…1cm
ゴマ油…大さじ1
卵…2個
めんつゆ(2倍濃縮)…大さじ2
白すりゴマ…適量
かつお節…適量

作り方
1.にんじんは皮ごと千切りにする。



ここが中西ファームオリジナルしりしりのポイント①「皮ごと刻む」です!
にんじんは表皮の下に栄養が多く含まれてるので、皮を剥くのはもったいないんです!よく洗ってから皮ごと千切りにして、栄養をたっぷりいただいちゃってください。

2.フライパンにツナ缶のオイルを引き、しょうがを加え、にんじんがしんなりするまで中火で炒める。





中西ファームオリジナルしりしりのポイント②は「ツナ缶のオイルで炒める」こと!
「オイルタイプのツナ缶」のオイルは、捨ててしまうという人が多いんですが、しりしりの場合結局また油を引きます。だったらこのオイルで炒めたほうが、ツナのエキスが出ている分コクと旨味が増すんです!
ちなみに、にんじんに含まれるβカロテンは、油と一緒に食べると吸収率もアップしますよ♪

3.ツナ、ゴマ油、溶き卵を加え、さらに炒める。





4.卵が固まってきたら、めんつゆ、かつお節、白ゴマを加えて完成。







かつお節とゴマのいい香りが食欲をそそります!
食べてまず感じるのが、濃いにんじんの甘み。にんじんの皮には、栄養だけでなく甘みも含まれています。皮ごと千切りにすることで、濃厚な甘みをより感じることができるんです!なのに青臭くならないのは、かつお節とすりごまのおかげ。卵のふわふわ食感も加わって、ご飯をかきこみたくなること間違いなしですよ♪



にんじんが主なので副菜かと思いきや、コクと旨味がスゴイので主菜としても十分!オイルタイプのツナを使ったのが効いてますね。めんつゆを使うと味が一発で決まるのもうれしいポイントです♪



ちょっと多いかな?と思っていても、炒めると嵩が減るので意外と食べ切れちゃいます。これで「買いすぎたにんじん、どう食べるか」問題も一気に解決(笑)。
わが家では、にんじんの収穫シーズンには必ず常備菜として作るんですよ。



お弁当の彩りやおつまみに困った時も、このレシピがあれば余裕~!
覚えておくと困らない一品です。ぜひ、春にんじんを使ってお試しください!


休日はマルシェに遊びに来ませんか?

レシピ紹介の後は、恒例の中西ファームの近況報告です♪



イベント大好きファーマーの僕たちは、いろいろなマルシェにも参加させてもらってます。最近はご近所の直売施設「TOKYO FARM VILLAGE」(八王子市小比企町1673-1)で開催された「ウィンターマルシェ」にも出店してました~!

この日はフラワーショップに、コーヒーショップなど、多彩なお店が並び、大盛況!
僕たちは焼き芋&スープショップに変身しました。もちろん材料は中西ファームでとれた野菜たちです!2月の寒空下でのマルシェだったので、温かい焼き芋とスープはお客さんに喜ばれました♪



昨年から力を入れている「野菜を使った加工品」も販売しました。特に注目なのは、7年寝かせた味噌を使った「万能味噌」と、ご飯にもサラダにも合う「食べるラー油」の2つです。どちらも「TOKYO FARM VILLAGE」で常時販売しているので、気になる方は足を運んでみてくださいね。今後も旬の野菜を使った加工品を増やしていけたらと、いろいろと考え中ですのでお楽しみに!



マルシェはいろいろなモノ・人に出会える楽しい場所。のんびり店を回ったり、グルメを楽しんだりと、思い思いの過ごし方ができますよ!
僕たちも引き続きいろいろなマルシェに参加して、中西ファームの野菜たちを知ってもらえたらと思ってます。イベント出店時はInstagramでお知らせしてますので、ぜひフォローしてください♪

https://www.instagram.com/nakanishi_farm/

※記事内で紹介した商品は、掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合があります。


中西ファーム


東京都八王子市で江戸時代から続く農家の7代目、中西雅季さんを中心に、4ha(ヘクタール)の農地で年間約100種類の野菜を栽培している農業法人。「みんなが自然に集まり楽しめる農園」を目指し、毎週土日の直売会で販売するほか、マルシェ(農産物などの販売市)にも積極的に参加。レンタルスペース「雑荘」や、野菜料理を味わえる「居酒屋ごこお」の運営など、農業の枠にとらわれない活動も注目を集めている。詳しくは公式SNSをチェック。https://www.instagram.com/nakanishi_farm/?hl=ja

プロフィール写真/研壁秀俊 記事まとめ・レシピ写真/大村夏子 取材協力/JA八王子

Pick up

Related

Ranking