2023.11.25

食べる

いつも捨ててる「野菜の端っこ」かき集めて「ポタージュ」作ってみた!旨味がギュッ~♪【山戸ユカさん直伝】



4.野菜がすべてやわらかくなったら、ハンドブレンダーなどで攪拌し、ポタージュ状にする。



5.塩で味を整え、器に盛る。香り付けのためにオリーブオイル(分量外)を回しかけ、好みで黒こしょう(分量外)をふれば、完成。



まぁ、なんておいしそうなんでしょう!食欲をそそる野菜の香りが湯気とともにふんわりと立ちのぼってきます。色味は大人な雰囲気のアースカラー。

さっそく、いただいてみます!



一口いただくと、まるみのある芳醇な味わい。お腹も心もじんわりと温まり、濃縮された野菜の旨味とほのかな甘さに驚きます。

回しかけたオリーブオイルと黒こしょうで香りが引き立つのもいい‼

そして、えのきの根元がグッジョブです。
昆布の旨味成分であるグルタミン酸に、えのきのグアニル酸が合わさることで、旨味がマシマシになるんでしょう。
動物性のだしや市販のコンソメなどを使わなくても、野菜の旨味でこんなに贅沢な味になるんですね。



また、今回はオリジナルで加えたごぼうの風味が強く出たのがおもしろいところ。えのきたけを基本に、冷蔵庫にあるもので組み合わせを考えてみるのも楽しそうです。

山戸さんいわく 「野菜ってつい習慣でへたを取り除いたり根元を切り落としたりするけれど、たいてい丸ごと全部食べられるんです」 と。確かにその言葉を強く実感できるポタージュでした。

ごみを出さないアイデアは他にもたくさん!

レシピが掲載されている『ごみを出さない気持ちのいい暮らし』には、山戸さんのほかにも5名の方々が日々実践している、自分に負担のない範囲で暮らしをちょっと変える「アイデア」がたくさん紹介されています。

今回紹介した「端っこ野菜のポタージュ」は、フードロスを減らせるうえ、お味も申し分なくて、これなら毎日の暮らしに簡単に取り入れられそう!

実はわたし、この本を読んでから、ラップやビニール袋の使用頻度を減らしたり、瓶のリユースをマメにしたり、マイボトルを持参したりするようになるなど意識が変わりました。

本の中で語られていた「微々たることだけれど、やらないよりはずっといい」を胸に、“ごみを出さない気持ちのいい暮らし”を自分なりに実践していきたいと思います☆みなさまも、ぜひに。

山戸ユカ

料理家。東京都で生まれ育ち、山梨県北杜市に移住。八ヶ岳の麓で、地元産の有機野菜を使った玄米菜食を中心としたレストラン「DILL eat,lIfe.」を営む。一昨年より、添加物を使わないトレイルフードブランド「The Small TwIst TarIfoods」を立ち上げ、好評を博す。お店では地元の生産者の野菜のほか、抗生物質や遺伝子組み換えのえさを使わずに育てられた鶏肉、平飼いの卵、ニジマスなど地元で取れる魚などを使用。


山戸ユカさん写真/衛藤キヨコ

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