2023.12.06

食べる

【板前の超技術】え、焼かないのに「卵焼き」だって⁉だしジュワ~でプルンプルンに仕上がる調理法とは?



5.フライパンに水を入れて沸騰させ、火入れにムラができるのを防ぐために、直に置かず網もしくは布巾を敷きます。中火よりの弱火にし、ポコポコした状態になったら4の卵液を入れた型をのせ、フタをして15分蒸します。

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6.8等分に切って盛り付けます。

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ぷるんぷるんで滑らかプリンみたい♡

上の部分がメイラード反応(加熱により糖とアミノ酸が化学反応して茶褐色になること)により、焼いたような感じがうっすらとあって、一見、卵焼きに見えるんです。でも、食べると全く違う食感でした。ぷるんぷるんで、口の中でだしが広がるので茶わん蒸しのようです。でも茶わん蒸しよりは固めで、しっかりしたプリンのような食感かな。舌ざわりはなめらかで少しねっとりした感じがありますよ。卵焼きというよりは、やっぱり蒸した卵ですね。

白玉と赤玉の違い

スーパーの卵売り場には白い卵と茶色がかった赤い卵が置いてありますよね。その違いは何なんでしょう。それについて動画で説明していました。

基本的に白い羽根の鶏からは白い卵が、茶色い羽根の鶏から赤い卵が産まれます。白い卵よりも赤い卵の方が高価で栄養価も高くおいしいイメージがありますが、同じ環境で飼育した場合、卵の色によって栄養や味にほとんど違いはないという研究結果が出ているんだとか。でも赤い卵の方が値段が少し高めですよね。それは、単に茶色い鶏の方がエサを多く食べるために、その分値段を高く設定しているのだそう。茶色い羽根の鶏からは「プロトポルフィリン」という色素成分を分泌するために、赤い卵になります。白い羽根の鶏には含まれていません。なるほど結局色が違うだけで味は同じということですね。


蒸して作った「焼かない卵焼き」は、焼いた卵にはないプルプルねっとりの食感が味わえました。だし感たっぷりで甘さはほとんどないので大人の味ですね。気になったらお試しください。

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