2024.04.27

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【シェフ三國の簡単レシピ】懐かしい洋食「三國流ハヤシライス」に挑戦!味の決め手は…オタフクソース⁉



7.牛肉に少し火が入ったら、全体を混ぜて軽く炒めます。



8.ブランデーを加えます。



9.トマトソースとオタフクソースを加えてよく混ぜます。



10.水を加え、強火のまま5分煮込みます。



11.仕上げに残りのバターとしょうゆを入れてよく混ぜます。



12.皿にご飯と一緒に盛りつけて、出来上がりです。



ブランデーに加えてトマトソースとオタフクソースで煮込んでいるためとても香りがいいですね。具が牛肉とマッシュルームと玉ねぎだけとは思えない濃厚な味です。玉ねぎはきつね色になるまで炒めているものの、少し厚切りにしているため食感も残っていて、それにマッシュルームの旨味とトロミのついた牛肉がご飯によく合います。

ちょっと手間ですが、牛肉はしっかりと広げてまんべんなく小麦粉をつけるのがトロミをつけるための大事なポイントです。たっぷり30gも使っているバターに加え、隠し味のしょうゆとのバランスもたまりません。

上品に盛り付けるのもいいですが、たっぷりかけて食べたい料理です。

ハヤシライスの名前の由来には諸説ありますが、わたしは「ハヤシさんが作った」という説がなんとなく気に入っています。今ほどさまざまな料理が普通に食べられるようになる前は、ハヤシライスと言えばカレーライスやシチューと並ぶ「家庭で食べられる数少ない洋食」のひとつでした。それでも牛肉を使うため出てくる頻度は高くなく、やはりなんとなく「ちょっと高級」というイメージがありました。

このレシピでは「オタフクお好みソース」が指定されていますが、オタフクお好みソースが販売されたのは1952年です。オタフクソース株式会社自体も2022年に100周年を迎えた老舗です。家庭で食べる洋食に合うソースをコンセプトに作られていて、野菜や果物がたっぷり使われています。中でもデーツという中近東原産の果実を使っているのが特徴で、デーツはまるで黒糖のようなコク深い甘みを持ちながら食物繊維やカリウムを多く含んでいるため、最近では特に女性に人気のスーパーフードです。

この料理のために買ったソースですが、味の決め手になっている上に他にもいろいろ使えそうなおいしいソースです。

簡単でおいしい料理ですので、ぜひ作ってみてください!

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